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人物編集

一般人でも準騎士級の力を持つ少数民族ミミバ族出身の騎士であり、昼間でも星が見えるほどの凄まじい視力を始め非常に優れた身体能力と剣技を持つ。


傭兵騎士として様々な君主の下を渡り歩いており、初登場時には惑星ボォスの小国シーブルに雇われていたが、星団暦2992年のボォスのカステポー地方でのL.E.D.ドラゴン幼生(すえぞう)の持つ『命の水』を巡る事件の最中に紆余曲折を経て、アマテラスに直接スカウトされる形でミラージュ騎士団に入団する。

第3期ミラージュ筆頭騎士にして「ソード・マスター」。


パートナーはバランシェ・ファティマ。妻は同じくミラージュ騎士で残田財閥令嬢でもあるキュキィ

登場当初の搭乗モーターヘッドゴティックメード)は中古MHアパッチだったが、ミラージュ騎士団へ入団を果たした後はMHテロル・ミラージュ(GTMハイファ・ブリンガー)を授けられた。

傭兵時代はミミバ族由来のインディアン風の服装で活動していたが、ミラージュ入団後は和装の着流し風スタイルに変わった。

FSS ブラフォード


高潔で強い忠誠心と謙虚で真面目な性格、そして超強力な騎士能力と素晴らしい剣技を持ち合わせた騎士の鑑とも云える人物。

だが、アマテラスと出会うまではとにかく主君に恵まれず、「騎士は自らの意志で動いてはならず、主君の命は絶対である」という信念ゆえに、ある村を命令に従って女子供まで虐殺してしまい、凶状持ちとして日陰者の傭兵騎士の道へと追いやられてしまった。

そういった境遇から自己評価を低く見てしまうきらいがあり、さらにバランシェ・ファティマである京の素性が知れると無用の争いが起こるという懸念、財団令嬢である妻に対する男のプライド、そして自身に不釣合い(と思い込んでいる)な京の『格』に少しでも釣り合う騎士になろうという目標といった複雑な心境に板挟みにされ、ミラージュ入りするまでは苦悩の日々が続いていた。

しかし、見る者はブラフォードの技量と人格を見ており、ティン・バイアはライトナンバーのミラージュ騎士にスカウトすべく早々にブラフォードを探していた(なので名前だけは前エピソードである「破烈の人形編」から出ている)。


ミラージュ入団後はアマテラスを長年探し求めていた真の主と確信しており、忠誠心も強く、色々と個性が強いミラージュ騎士団の中では数少ない常識人となる。

どさくさに紛れて(夫婦共々)契約金タダで入団させられたことは少々根に持っている様子だが、前科不問、出自不問、伝統格式なし、バランシェ・ファティマだらけ(そもそもアマテラス自体がバランシェ・ファティマから片親同然と慕われている)でファティマ関連でトラブルが起きる心配も無い大騎士団はミラージュくらいしかないとの結論も出している。


騎士として編集

騎士としての技量は極めて高く、おそらく作中の登場人物の中でも最強クラスの一人と思われる。


命の水騒動でのアトロポスとの対決では、京のサポートやアトロポスがパートナー不在であったという要素があったとはいえ、中古MHな上に満足なメンテナンスすら受けていなかったアパッチで、バランシェ・ファティマの中でも超越したスペックを持つアトロポスが乗り込んだ究極のMHシリーズたるナイト・オブ・ゴールドの内の一騎でもあるオージェ・アルスキュル(GTMモルフォ・トリバネル)を撃破している。

その戦闘の最中で京がオージェ・アルスキュルに対抗するべくアパッチのファンクションタービンを絞ってパワーを意図的に脈動させた際、それに乗っかる形で脈動上昇点で分身攻撃(パラレルアタック)をかけるなどの離れ業(ソープ曰く、「自分の知る限り、こんなことを出来るのはログナーカイエンくらい」で普通の騎士には負担が高すぎて制御できないとのこと)を披露しており、ソープとアトロポスを驚愕させた。


その剣技は黒騎士デコース・ワイズメルと同様に実戦で磨き上げられた我流剣技(本人曰く「無頼の型」)だが、『無走剣』(ブラインド・ソード、目にも止まらぬ神速の居合抜きで放つ真空刃で敵をスライスする剣聖剣技)のような正統派剣技も習得しており、ミラージュ入団後は騎士団随一の剣豪として名を馳せて「ソード・マスター」の二つ名で呼ばれるようになる。


3010年のブラック3によるフロートテンプル襲撃時に迎撃の指揮を執ったサリオンが、デコースに対抗できる騎士としてアイシャ・コーダンテと共に彼の名を挙げている。

また、後世にまで様々な剣技を残している模様で、星団暦4100年にはウピゾナ・バーデンバーグが過去の偉大なる騎士としてカイエンと並んで彼の名を挙げている。


作中での活躍編集

2992年の惑星ボォスの小国シーブルによる「命の水」捜索作戦において、ディ・バローが手配した傭兵の一人、メイユ・スカの配下として登場。

作戦行動中に民間人を巻き込む事故が起きると、『一人脱出した奴がいる』と生存者だったソープに軍内でただ一人気付いて「殺害」するなど、周囲の「しょせんは凶状持ちの傭兵」との評価に見合わない実力をすぐにも垣間見させた。

持ち前の身体能力を活かして、下足痕を見抜くトラッキング、わざと獲物を落とした鳥の動きに気付くといった目覚ましい活躍を魅せている。


L.E.D.ドラゴンの幼生を追いかけるうち、アトロポスと一緒にいたソープを再び目撃して驚いているが、次いで中古の私有モーターヘッド・アパッチでアトロポスのオージェ・アルスキュルと対決すると、京の活躍もあって辛勝。逆にソープを驚愕させるに十分な戦果を挙げた。

その後のA.K.D.とのMH戦では、京の精神崩壊により行動不能となったところを攻撃されて敗退。その場でバローに解雇を宣告されるが、直後に再会したソープに雇われて、逆にすえぞうと命の水をシーブルから護る為に行動を開始する。この間、事情を知らなかったアイシャ・コーダンテに敵と間違われて襲われ一撃で剣を折られたものの、バローに襲われていたアトロポスとすえぞうを無事に救出。戦闘終結後に正式にミラージュ騎士団の一員となり、その場でアイシャが乗っていたテロルミラージュを与えられた。


2999年、ママドア・ユーゾッタを救出しようとして泉興京巴率いるバッハトマ忍者部隊相手に窮地に立たされたジャコー・クォン・ハッシュを助け、「剣の修行だけしていればいいとは限らない」と直情径行なジャコーに忠告を与えている。この時期には京共々精神的に追い詰められていたカステポー編とは違い、納得できる所属場所を得た余裕からか貫禄のある姿を見せている。


3030年、魔導大戦でアイシャ、キュキィ、ステートバルロ・カイダと共にハスハ入りし、その折にヨーン・バインツェルと出会う。すぐにその太刀筋を「高貴な剣」と見抜いた(その時、アイシャによりエストがヨーンを鍛え終わっている事も語られている)が、その時には鼻っ柱の強かったヨーンでさえ迫力負けするほどの風格を身につけていた。


3032年、ベラ国攻防戦にてハイファ・ブリンガーを駆り、キュキィ、ステートバルロ、アイシャらと共に介入し、バッハトマ騎士ジョー・ジィッド・マトリアのツラック隊支隊長ナルミ・アイデルマへの奇襲を阻止する。

アイシャがジィッドにとどめを刺そうとしたところに乱入してきたガマッシャーン国の騎士シュバイサー・ドラクーンの駆るハロ・ガロと対峙するが、キュキィとの連携技を凌がれて驚く。

最終的にドラクーンのパートナー・ファティマ令令謝が京との口喧嘩に一方的に敗北したため、彼が軍を退かせたことで戦闘は終結した。


関連イラスト編集

不遇の騎士ブラフォード夫妻

アーレン


関連タグ編集

ファイブスター物語 FSS

傭兵 剣豪

アパッチ テロル・ミラージュ

ハイファ・ブリンガー

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