「罪と罰編」にて初登場。
概要
最高位の天使である四大織天使(セラフ)の一角にして大天使長。「火」の力を司る。
推定Lvは約40万前後と織天使最高の実力を持ち、天使軍団の最高指揮官。
炎の神剣「レーヴァティン」を持つ。
前天使長であったルシフェルを敬愛しており、今も忘れられずにいる。
D・Sに対しては「下品な人間」程度に考えて嫌悪感を露わにしているが、彼の中にルシフェルの面影を見出し、戸惑う様子も見せている。
容姿
長い金髪に碧眼、褐色肌でグラマラスな体格の美しい女性。
背中には織天使固有の六枚の翼を持つ。
作中では3種類の鎧姿を見せているが、いずれもバスタードの女性キャラの例に漏れず非常に露出度が高い。
16巻~17巻
19巻~20巻
22巻~26巻
21巻が抜けている理由は後述。
作中での活躍
罪と罰編
破壊神アンスラサクスによって封印されたD・Sを復活させようと残された仲間たちが奮戦していた中、人類すべてを滅ぼすため降臨した。
他の天使とは一線を画する圧倒的な力で人々を戦慄させるも、ルシフェルの力を感じたことで攻撃を中断する。
罪と罰編自体が未完で終わったため、その後の行動は不明。
「背徳の掟編」完結後に開始された「魔力の刻印編」にて続きが描かれると思われる。
背徳の掟編
天使の究極体である「光体(アウゴエイデス)」が封印されている絶対地獄「コキュートス」に侵入する足がかりとするため、他の織天使たちと共に地上に降臨し、魔神コンロンと交戦。
圧倒的なレベルの差により当初は優勢かに思われたが、コンロンは人間が開発した天使の力を無効化する技術「無効共鳴(ヴォイド・ハウリング)」を会得していたため攻撃を悉く無効化され、次第に追い詰められていく。
悪魔王ベルゼバブの策略によって織天使の一人ウリエルは堕天(フォールダウン)し、このままにしておけば大きな災厄になると判断したミカエルは、完全な魔王と化す前に地獄諸共ウリエルを焼き払うべく『「火」力最大顕現』を放つが、やはり無効共鳴によって阻まれた上、コンロンの一撃を受け敗北。
その後は力を使い果たし立ち上がることすらままならない状態となるが、D・Sによって一度ウリエルが倒された頃に復活を果たす。
背徳の掟編・最終節
ベルゼバブによって暗黒体(アウゴエイデス)を解き放たれ復活したウリエルと竜戦士と化したD・Sとの戦いには最早入り込む余地がなく、二人の戦いを見届ける。
二人の戦いが決着した後はD・Sへの敵対心もだいぶ緩和されており、「少しは休むがいい」と労わるような言葉をかけた。
技
熾焔鳥(ロイヤール・ハント)
巨大な炎の鳥と化して突撃する技。
最初に使用した際はルシフェルの幻影を見て中断したため不発に終わり、コンロンに対して使用した際は無効共鳴によってかき消されたため威力のほどは不明。
元ネタはプログレッシブ・メタルバンド「ロイヤル・ハント」。
ビクトリー・ザ・レインボーライジング
神霊力を乗せて放つ強烈なアッパー。はっきりした解説が無いため詳細は不明。名前の通り、放った際は背景に虹が描かれていた。
コンロンに対して放ち、見かけ上は効いているかに思われたが実際は無効共鳴により無力化されていた。
元ネタはロックバンド「レインボー」の2ndアルバム。
ゴッド・ハード
『「火」力最大顕現』或いは『火炎剣最大顕現』と称されるミカエル最高の技。
神剣レーヴァティンの力を解放して巨大な火竜と化し、相手に突撃する。
堕天したウリエルを葬り去るべく放った。
ラファエルによれば超新星に匹敵する威力を持つとのことだが、コンロンの無効共鳴により無効化され、彼の放った「マキシマム・ストラト・ヴァリウス」で返り討ちにされた。
元ネタは「勇者ライディーン」の必殺技の一つ「ゴッド・バード」及びスイスのハードロックバンド「ゴッドハード」。
21巻
彼女を語る上で避けて通れないのが、21巻冒頭におけるお色気シーンだろう。
前述の通り、彼女はコンロンに敗北して力を使い果たし行動不能となるのだが、この際に鎧を破壊されたことで全裸にされてしまい、それをいいことにD・Sにヤりたい放題されるのである。
まぁ好色魔人のD・Sにしてみれば、目の前に身動きの取れない裸の女がいるのに襲わない方が不自然というものだろう。
具体的には、
- 動けないミカエルの裸体を視姦
- 背後から乳揉み(よく見ると乳揉み前後で胸が増量して描かれている)
- 大股開きにして股間を舐め回す
- 肌を愛撫した後背後から挿入しかける(ミカエルの右手がモノを中心に誘導している様にも見える)が、ガブリエルによって阻止
- 再び大股開きにして挿入しかけるが、またもガブリエルによって阻止
- 三度挿入しかけるが、直前でモノを掴まれその勢いでミカエルの顔に発射、ぶっかけられたミカエルは力が抜けて動けなくなる程感じてしまう。
…このような内容を、ウルトラジャンプではなく週刊ジャンプに掲載されていた時期にやらかしたのである。さすがに顔射については「無数に飛び出す小人D・S」とぼかした表現にされており、表記上は「汗」ということにされてはいるのだが…(ちなみにD・Sは精液内の精子量を任意に変えられる裏設定持ちである。小人D・Sが精子のメタだとすると…孕ませる気満々だった?)
この様子を間近で見ていたラファエルは絶句、水晶玉越しに見ていたベルゼバブは凝視していたがリリスに「よい子は見ないのよ」と目隠しされ、リリスは「これが顔射ってヤツね…」と顔をひきつらせ(擬音も「ビュルビュル」「ドクドク」などとえらいことになっていた)、自分の演説を無視されたコンロンは憤慨していた。
一応、ジャンプ本誌時点では乳首が隠されていたり、絵が無い喘ぎ声だけのコマがあったりとある程度の規制があったとはいえ、少年誌としては十分過激である。
直前までの威厳に満ちた態度から一転、D・Sに蹂躙され涙目で喘ぐミカエルは非常に可愛いと専らの評判。
また22巻終盤にて鎧を再構成して復活するのだが、この三番目の鎧はそれまでに比べても胸や下腹部の露出度が特に多く、実は無意識に再度犯されたい願望が出てしまっているのではとの説もある。
なお、鎧が破壊されるのは20巻の最後に収録されている12話の終盤なのだが、まぜか技の発動前~発動中から既に裸になっている。
だが21巻以降のそれとは異なり、そちらでは右腕と右足に鎧の残骸が残っているため明確に破壊されたと分かるようになっているが、20巻の方ではそれがない完全な裸で、自ら脱ぎ捨てたか何らかの理由で消失したかのように描かれている。
これについて、技を放つためのリミッター解除のようなものではと解釈されることもあるが、この辺りは説明が皆無なので理由は不明。
そもそもバスタードという作品自体、初期の頃から少年誌とは思えぬ過激なエロシーンが多い作品ではあるのだが、その中でも上位に位置するシーンと言える。
バスタードのエロシーンの話題になると多くの場合このシーンが挙げられ、これで性に目覚めたなんて声もチラホラ。
…もっとも、古くからバスタードを愛読している人たちからは「こういうのもいいけどちゃんと話を進めてくれ」という真っ当にして手厳しい意見もある。
余談
コミックス19巻に収録されている「贄編 第0話」にて、「織堂見神」という名の彼女によく似た女子高生が登場している。
名前に織天使や神に纏わる名前が入っていることから何らかの関係があると思われるが、詳細は不明。
関連タグ
BASTARD!!(バスタード) ミカエル(BASTARD!!)(表記ゆれ) 織天使