マガト隊長
まがとたいちょう
概要
第91話から登場するマーレ人将校劇中では常に隊長と呼称され、階級は不明。最前線でエルディア人戦士隊を率いる将校であり、また、ライナー・ブラウンら、巨人化能力継承候補生を厳しく鍛え、実力を見抜き選別した。
また、海外の新聞内容を閲覧し巨人戦力のふがいなさに、怒をあらわにする、マーレ軍元帥に対し、臆することなく、冷静にマーレ軍の問題点やマーレ国の過ち、今後の戦争の未透視、巨人戦力の陳腐化について意見した。
スラバ要塞攻略戦においてマーレ人の部下のコスロ(同じく階級不明)と共に、エルディア人戦士1個大隊800人と巨人化能力継承候補生を率い、最前線で中東連合軍と対峙する。
当初は塹壕で要塞接近を試みるが、コルト・グライスの報告と装甲列車砲出現から要塞接近から列車砲破壊へと作戦を変更し、戦士隊突撃による列車砲破壊を一度は命じるが、ガビの無謀かつ本来禁止の国際法違反作戦を認めさらに腕章の一時取り外しを許可した。
人物
訓練兵団教官と同様に、ライナー等を容赦なく「薄汚い豚の末裔共」と恫喝したり、エルディア戦士達に「祖国から栄誉を得るチャンス」だと言いい大損害承知で突撃を命じたり、コルトに獣の巨人能力確定者かつ指揮官として非情になるように命令したり、ジークとコルトの密談を嗅ぎ付け、コルトに煙草の点火を促す等、大変厳格。
しかしエルディア人であっても人命のある部下として扱っており、候補生ウドによるマーレ海軍への罵倒を聞き逃したり、ガビの腕章取り外しや、コルトの提案やジークの見解を聞いたり、ジークによる始祖奪還作戦再開上申を評価し、さらにコルトを中心とした飲酒によるガビを持ち上げる、一連のバカ騒ぎに目を瞑る等、柔軟性を持ち合わせる。
かつてライナーたち四人の巨人能力者の子どもを「始祖の巨人」奪還のためにパラディ島に送り込むことには最後まで反対しており、彼らを見送る時も「始祖の巨人を奪還し四人全員で帰って来い」と激励の言葉を投げかけたりと、部下に対しては厳しいながらも人種関係なく接している。逆にエルディア人の兵士たちよりも、エルディア人に戦闘を任せ高みの見物を決め込んでいるマーレ人の方を嫌悪しており、マーレ人の徴兵制度を復活させることを望んでいる。
一方で長年の付き合いであるジーク・イェーガーのことは心の底から信頼しておらず、「20年以上見てきたが、いまだ底が知れないガキ」と評し、グライスとジークの密談を見つけたさい、「尻毛の数まで申告しろ」と冗談を言いつつ、釘を刺した。
最新話ネタバレ注意
フルネームはテオ・マガトである事が判明。
本来ならマーレ上層部しか知りえない、マーレ国の根幹に関わる重大な秘密を知っており、マーレの現状と将来を憂いており、今後の物語や、真実にさらに深く関わってくる可能性が高いと思われる。