概要
SILENT HILL2で初登場したクリーチャー。
人間の体に三角形の兜のようなものを被った異様な姿の怪物。
動きこそ鈍いが力強く、手にした大鉈による即死攻撃や槍による連続攻撃を仕掛けてくる。
兜は銃弾を弾き返すほど強固なうえ、肉体も異常なほど頑強であり、基本的に不死身。
ある理由で主人公のジェイムス及びヒロインのマリアを狙っており、執拗な襲撃を繰り返す。
その姿はサイレントヒルに古くから伝わる処刑人の姿に酷似している。サイレントヒル南部の歴史資料館には『霧の日、裁きの後』という絵画が存在しており、そこには三角錐の大きな被り物を被った半裸の処刑人が描かれている。この絵を見たある人物が抱く贖罪の感情を、サイレントヒルの「力」が具現化したものが、このクリーチャーの正体である。
人気の高いクリーチャーであるためか、後続作品や映画版などにも登場している。
兜の形は作品ごとに微妙に違い、初出の『2』では特に装飾の無い三角錐型であったが映画版では上記イラストのような底面の角が増えたものとなっており、『HOMECOMING』では更に後ろに蝶番と装飾が追加された。また、映画版ではエプロン状の貫頭衣を纏っておらず、代わりに剥いだ人間の皮を下半身に巻き付けている。
設定面も登場作品ごとに異なっているが、「罪」「暴力」などのキーワードを基に現れることが多い。立ち位置もボスキャラだったり、直接戦闘することが無いイベントキャラだったりと様々。映画版第2作ではヒロインの守護騎士という設定であり、ダークヒーロー的な活躍を見せた。
なお、この記事のメイン画像は、デザインを担当した伊藤暢達氏ご本人が描いたイラストである。
外部出演
あろうことか、本来子供向けであるアーケードカードゲーム『モンスター烈伝 オレカバトル』へのゲスト出演を果たしてしまった。
2013年9/14より解禁の第6章における登場で、属性は土で種族は悪魔、EX技は処刑執行。
どう考えてもユーザーの年齢層が噛み合わないチョイスだが大丈夫かコナミ。
その異様な見た目など、原典を知らずにプレイしたお子様にトラウマを植え付けることは必至…と思われる。しかも三角頭戦BGMはBetrayalのままである。
実際にプレイしてみると分かるが、本当に異彩を放っている。大きなお友達は原典を知っているとトラウマを刺激されるかもしれない。
しかし、これがまたただのネタとは言いがたい。
実際に使うと、これが専用技の威力や性能自体に目を見張るものがあり、原典通り鈍足ではあるがとても優秀なモンスターとなってしまっている。
さらに、2015年の新6章解禁以降、彼も他のコラボ曲持ちのキャラクターと同じくパワーアップアイテムを用意されるという優遇っぷり。しかもその効果が、他のコラボのパワーアップアイテムより強化範囲が広い。(他のコラボのパワーアップアイテムは攻撃力だけだが、こちらは体力、専用攻撃の威力までも底上げしてしまう。)
ここまでくると、ネタモンスターどころかガチモンスターと言わざるをえない。
しかし、新たなネタが発生。
新6章にて追加されたモンスターに「イシス」というモンスターがいるのだが、そのボス戦のお供にまさかのこいつが選ばれてしまったのだ。
確かにイシスの元ネタはピラミッド関係なのだが…、これはピラミッド違いだーっ!
さらにさらに、スーパーボンバーマンRにまで現れてしまった。当然この作品のこいつもボンバーマンらしいので爆弾を使う。
しかもあのバブルヘッドナースも一緒という・・・。
なんでロビー君を差し置いてあんたらが出てくるんだ。
関連イラスト
関連タグ
サイレントヒル2 レッドピラミッドシング ▲様 スーパーボンバーマンR
ちょっと! なにこれ!?