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破烈の人形の編集履歴

2017-12-07 17:16:58 バージョン

破烈の人形

はれつのにんぎょう

永野護の漫画作品『ファイブスター物語』に登場する巨大ロボット兵器、「モーターヘッド」または「ゴティックメード」の一騎。正式名称は「バング(S.S.I.クバルカン)」。

概要

惑星ボォスの大国、「クバルカン法国」の旗(フラグシップ)騎にして、フィルモア帝国のサイレン、ハスハ連合共和国のA・トールに並んで星団三大モーターヘッド(MH)に数えられる名騎。

一時代の配備数はわずか5騎と噂され、その姿を目にした者は極端に少ないながら、星団中の騎士の誰もが憧れて止まないカリスマMHである。A.K.D.がミラージュ・マシンを公開するまでは星団最強のMHとも呼ばれていた。

厳しい戒律の下、クバルカン法王に認められた枢機卿以上のルーン騎士のみが騎乗を許され、彼らは「人形遣い」と呼ばれる。


破烈の人形 その2


騎士甲冑を思わせるヒロイックな外見や、劇中での活躍などから、LEDミラージュジュノーンと並んで非常に人気の高いMHだが、設定の改変が珍しくないファイブスター物語の登場MHの中でも、特に設定が改変されまくってるややこしい機体としても有名。


そもそも名称自体、記事名となっている「破烈の人形」だけでなく、「BANG」「バング」「S.S.I.クバルカン」「バング(SSIクバルカン)」「BANG DOLL」「バングドール」「バンドール」・・・など多数存在しており、取り上げるメディアによって一致していなかったりする。一時期は破「裂」の人形なんて表記もあったほどで(連載時にこの表記が使われていたこともある)、現在でもこの表記で通用していることもある。実際、試しにググってみるとボークスやらAMAZONのサイトまで、破裂の人形表記で引っかかる。なお、コミックスになってからは「破烈」に統一された。


一応、現在は「バング(S.S.I.クバルカン)」が正式名称として統一されており、『破烈の人形』と呼ばれる機体はS.S.I.クバルカンの中でも、皇帝騎として特別なチューンが施された一騎のみを指す個体名称となっている。それを駆るミューズ・バン・レイバック枢機卿は即ち、次期法王の座を約束されているということでもある。

ちなみにS.S.I.は「SCHOLTI Super Immortal KUBALKANS」の略語で「ショルティの永遠不滅のクバルカン」という意味。


GTM「マーク3・リッタージェット」

破烈の人形 コーラス滅亡2


2013年の設定大改変以降、S.S.I.クバルカンはGTMルッセンフリード』へ、破烈の人形はGTMマーク3・リッタージェットザ・ダルマス)"破烈の人形"』へと変化しており、「破烈の人形がルッセンフリードの雛型になった」という設定に変更された。

なお、マーク3リッター・ジェットはアニメ映画「花の詩女ゴティックメード」にも登場している。


のちにニュータイプの表紙を飾ったGTM形態の頭部は、飛行形態時の機首が左右に真っ二つに割れて、山羊の角のように曲がった状態に変形して、MHの頃から大きく印象を変えたものになった。


機体解説

登場当初は基本設計をストーイ・ワーナー、チューニングをルミラン・クロスビン、ファティマ・コントロールをクローム・バランシェという時の星団最高峰マイト達によって星団歴2600年代に共同開発されたとされていた。

しかし、上記設定は後に変更が加えられ、『フィルモア帝国の大分裂』の直後にクバルカン法国が秘密結社『システム・カリギュラ』の手を借り、フィルモア帝国から分離・独立する際に、『ストーイ・ワーナー博士に新型MHの設計を依頼した』といった設定へと変更された。以降、クバルカンは時間をかけバングを改良し、星団歴2000年代中期にはMHバッシュ・ザ・ブラックナイトの製作者であるルミラン・クロスビン博士に依頼し、2400年代に登場した「ファティマ」に対応したパワーマネージメントや大規模な改修を行ない、現在の姿となっている。


その後ファティマ・静がサヤステ公国大公アルテン・サヤステのパートナーとなった縁から、ファティマ制御システムの設計をクローム・バランシェ博士へと依頼し、バランシェ博士がシステムを新造した事から、星団最強のファティマ・コントロールを得る事の出来るMHとなっていた。


最大の特徴ともいえる機密保持の為の可変形機構を持っているのも特徴。これによって移動の際もMHドーリーを用いず、小さい収納形態に変形した上で、ミサイルかエアバレルを積み込んだと見えるように偽装されたトレーラーに収納されている(この形態での自力移動も可能)。ちなみにこの状態はとってもカッコ悪い。しかし、この変形機構のため他のMHに比べてエネルギーの消費が非常に大きく、戦闘行動時間が短いのが欠点となっている。

星団でも珍しい隠匿のための変形機構を備えたメインフレーム「ティーガー・フレーム」は基本設計同様ストーイ・ワーナー博士が開発したもので、これは当時まだ独立したばかりのクバルカン法国が、大国フィルモア帝国を相当警戒していたためとされる。余計な変形機構を備える事によって生じるフレームの脆弱性と、激しいエネルギー消費というデメリットは、この様な経緯から黙殺される事となった。


同じ3大MHであるサイレンとA・トールが量産されているのに対し、製造・維持コストのあまりの高さに大量生産が難しい。しかし星団暦初頭から生産が続けられているため、ルーン騎士の数だけバングが存在するとされている。星団暦3030年にハスハで開戦した魔導大戦では20騎以上のバングが持ち込まれるとされるが、正確な製造数・配備数は未だ不明のままである。


上記の様に非常に厳格な隠匿態勢に置かれている機体だが、各地の戦いで数多くの武勲を挙げたことで非公開にも関わらず非常に高い知名度を持ち、特に2930年にクバルカン法国とウモス国家社会主義共和国との間で起きた戦争で、剣聖の血を引くアルテン・サヤステ大公とファティマ・が、初代黒騎士ツーリー・バイドルが乗るMHバッシュ・ザ・ブラックナイトを倒した戦いは伝説のMH戦として語り継がれていると言う。


また、2989年のカステポーでの「壊し屋事件」では、静のマスターを継いだミューズ・バン・レイバック枢機卿が、壊し屋(実戦テスト中だったメヨーヨ朝廷の新型MHアシュラテンプル)と戦い、アシュラテンプルの切り札『ドラゴン・トゥース』に組み付かれても、それを物ともしないパワーで引き剥がし、一撃の下に撃破している。


専用武器である『エネルギーソード』は、イレーザー・エネルギーを刀身にチャージし爆発させるもので、威力は重装甲のアシュラテンプルですら一太刀で破壊できる。オプションでバスターランチャーも用意されている。


関連イラスト

S.S.S.クバルカン戦前の夜明


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