概要
惑星ジュノーからその名を戴いた、コーラス王家の国王専用モーターヘッド。ジュノールとも。
かつての王家のMH・エンゲージSR1を基にして、コーラスⅢ世が自ら設計した。別名エンゲージSR3(シリーズサード)。
変遷&関係騎体
初期型(アーリィ・ジュノーン)
ウリクルと共にテストを行っていた頃の騎体。「宝石の乙女」と呼ぶにふさわしい美しい機体だが、マイトではないⅢ世が建造するには限界があったようで、エンジンの出力系の不調により全体的なパワーは低かった。
操縦者はコーラスⅢ世、ファティマはパートナーの「ウリクル」が搭乗する。
ランドブースターを装備しての試験戦闘中にギエロ・スガスコーニチの駆るMH・ブーレイと遭遇、撤退しようとするがエンジントラブルで故障してしまう。
後期型(レート・ジュノーン)
レディオス・ソープが初期型を改造した騎体。胸部のエンジンは取り外され、代わりにソープが贈ったL.E.D.ミラージュのエンジンを脚部に1基ずつ搭載している。これによって凶悪なまでの出力を得るに至り、星団最強のMHの一騎に数えられることになった。また、L.E.D.ミラージュのエンジンを搭載したことから「ミラージュ・シリーズ」の一つにも数えられることになり、「Mirage J=ジャッジメント・ミラージュ」の別名も与えられている。
ファティマは、死亡したウリクルに代わって「クローソー」が搭乗する。
星団暦2989年、アトキにおけるハグーダ帝国との最終決戦に出陣。Ⅲ世の負傷とクローソーの操縦拒否を受けて後方待機していた所、突撃してきたラルゴ・ケンタウリのサイレンの攻撃によってⅢ世は戦死してしまう。直後、Ⅲ世とウリクルの無念を晴らすためクローソーに戦うことを懇願、彼女の操縦で起動、サイレンを一撃のもとに撃破した。終戦後ソープの手でSR4へ改修され、クローソーと共に眠りにつく。
最後期型(エンゲージSR4、ジュノーンo.d.k.)
コーラス王朝が滅んだ4000年代に発掘され、コーラスの後継者であるラベル・ジューダ(コーラスⅥ世)によって扱われることになる騎体。内部で眠っていたクローソーに加え、半エトラムルファティマ「デルタ・ベルン」が同乗するため、ファティマ・コクピットが二つある。
星団暦4100年のA.K.D.との最終決戦において、皇帝ユーパンドラのパトラクシェミラージュと刺し違える。
セイレイ・ジュノーン(エンゲージSR3レプリカ)
Ⅲ世の娘であるセイレイ・コーラス王女が、モーターヘッドマイトのダイアモンド・ニュートラル博士に頼んで製作してもらったジュノーンのコピー騎体。外見はジュノーン初期型と大差はないが、出力系の問題はすべて解決されており、本来想定していた戦闘力が発揮できるようになっている。
また、Ⅲ世が設計した武器「パイドルスピア」の設計図も同時に渡していたため、こちらも完全に再現されている。外見上の差異として、肩装甲とくるぶしにグリーンの塗装がされている。
操縦者はセイレイ、ファティマはパートナーの「ラ・シクローン」が搭乗する。
本騎はダイヤモンド・ニュートラルが手掛けたことから、彼のMHシリーズである「テンプル・シリーズ」としての名前も与えられており、「ジェイド・テンプル」とも呼称される。
設定変更後
2013年4月からの連載再開における設定変更で、MHがGTM(ゴティックメード)に差し替えられたことにより、ジュノーンも名称の変更が為された。
・セイレイ・ジュノーン → ハイレオンSR3
・ジュノーン(最終的なSR4) → SR4ジ・エンドレス