魂魄(九十九の満月)
こんぱくとはつくもせかいのえねるぎー
※ヒッグス粒子に関しては参考サイトを元に作成しました。間違えのないように十分配慮しましたが、もし内容で不備を見つけた方は、修正をお願いします。
魂魄(こんぱく)と妖質(ようしつ)とは
魂魄(こんぱく)とは、漫画「九十九の満月」の世界(以下、九十九世界)にあるエネルギー資源の事。
重さや形が無く、作中の描写から普段目に見えず空間を通り抜け、更に汎用性(はんようせい:用途が限られておらず、幅広い用途に使用できる事)に優れる資源として、日常・戦闘面で活用されている。
九十九世界の妖怪や九十九神達は、この魂魄を変化させた“妖質”という物で骨格や臓器の他、血液やタンパク質・脂肪などを作って(そっくりに化けて)体を構成している。
この事から九十九世界の妖怪や九十九神は、人などの有機生命体に限りなく近い、エネルギー体の生き物と言えるかもしれない。
因みに、体内の魂魄が減ったり補給できなくなると、存在そのものが消滅する生き物でもある。
その他、九十九世界の妖怪と魂魄との関係は九十九神(九十九の満月)を参照。
ヒッグス粒子とは
それは目に見えず、今この項目を読んでいるあなたの目の前や世界中に存在し、「質量(物の動かしにくさの概念)」の説明で用いられる事があります。
現実の世界はヒッグス場(ヒッグス粒子の満ちた場所)の海の中にあり、ヒッグス場に干渉する粒子や生物などは、その抵抗を受けて光速では飛べないなど、動きに制限が発生すると言われています。これは「質量」の発生と同等と考えられている。
因みに光は、ヒッグス場(=ヒッグス粒子)の干渉を受けず「質量(物の動かしにくさの概念)」はゼロになるので、光速で飛ぶ事が出来るのです。
この粒子は雪の結晶のように、消え去りやすく見失い易いモノですが、空間を通り抜けるモノを引っ張る性質を持っています。
この事からよく「飴」に例えられます。
『水飴=ヒッグス場(世界中にあって、人の目に見えず、モノに質量を与える粒子の満ちた場所)』の中で、物が動く時に抵抗するイメージを想像すると、どのように「質量(物の動かしにくさの概念)」が発生するか分かり易くなります。
世界とヒッグス粒子の解説
九十九世界を舞台に、ヒッグス粒子(世界中にあって、人の目に見えず、モノに質量を与える粒子)がどのような仕組みで(現実世界でも)存在しているか、分かり易く説明します。
粒子や人、妖怪などの生物に「質量(物の動かしにくさの概念)」をもたらすヒッグス粒子。
この項目では「雪=ヒッグス粒子」に例えて解説します。
【雪の世界=九十九世界(=現実世界)】を進む体重320kgのほむらん(雪男のイケメン)と空を飛ぶ妖怪(ヒッグス粒子の干渉を受けない存在)がいます。
※実際の状況では、この妖怪にも「質量」が発生しますが、この項目では【質量はゼロ】になっていると仮定してお読み下さい。
- ほむらんが、足に板(スノーボード)を付けて雪斜面(ゲレンデ)を滑れば、「質量」はほとんど発生しません。シャー(ゲレンデを滑るイケメン)
- ほむらんが、大きくした足を橇(かんじき)代わりに雪上を歩けば、「質量」は板(スノーボード)を付けていた時よりも発生し、歩みが遅くなります。ドスドス(雪上を歩くイケメン)
- ほむらんが、足の大きさ(サイズ)をそのままして雪上を歩けば、「質量」は先ほどよりも発生し、歩みがさらに遅くなります。ズズッ、ズズッ(雪に沈みながらも歩くイケメン)
けれど空を飛ぶ妖怪(ヒッグス粒子の干渉を受けない存在)には、「雪=ヒッグス粒子」の影響を受けないので、問題なく【雪の世界=九十九世界(=現実世界)】を進む事が出来ます。
【九十九世界(=現実世界)=ヒッグス場】は雪の世界のようなもの。
無数の雪の結晶の代わりをつとめるのが【ヒッグス粒子(世界中にあって、人の目に見えず、モノに「質量(物の動かしにくさの概念)」を与える粒子)】なのです。
作中での魂魄に関する用途
九十九世界の魂魄(こんぱく)は、光の様にヒッグス粒子(そこら中にあって、目に見えず、モノに質量を与える粒子)の干渉を受けない、エネルギーとして登場する資源と思われる。
再度になるが、
魂魄は重さや形が無く、作中の描写から普段目に見えず空間を通り抜け、更に汎用性(はんようせい:用途が限られておらず、幅広い用途に使用できる事)に優れるエネルギー資源として、日常・戦闘面で活用されている。
九十九世界の妖怪や九十九神達は、この魂魄を変化させた“妖質(ようしつ)”という物で骨格や臓器の他、血液やタンパク質・脂肪などを作って(そっくりに化けて)体を構成している。
この事から九十九世界の妖怪や九十九神は、人などの有機生命体に限りなく近い、エネルギー体の生き物と言えるかもしれない。
【その21】の「おしこさ(本編後にある補足説明)」で、体の大きいミズ江(タコの九十九神)は妖質(体を構成するモノ)を魂魄(エネルギー)に変え、その魂魄を宿主・紅に預けて体長の縮小・体重の軽量をしていると説明されている。
その他の使用例としては、魂魄を溜め込んだ印鑑を消費して建物の建築する(正確には別のモノで代用した)場面や、魂魄を溜め込んだ式神の魂魄(エネルギー)を消費して技を繰り出すなどの描写がある。
他には、普段目に見えない魂魄や魂魄を変化させた妖質を探知する技術や、鬼技(超能力)でそれらを視認出来る能力者が登場している。