概要
糸のような長い足で豆のような体を中空に支え、独特の姿をしているクモ綱動物である。目は明暗しか認識できないので、その長い脚で周りを探りながら歩く。
中にはダニザトウムシのような足の短い種類もある。
世界中に4000種ほどが知られ、中でも日本のナミザトウムシは世界最大である。
生態
雑食性で、虫を捕食する他に死体やキノコなど真菌を食べることもある。
また、クモ綱の中では唯一、固体の食べ物を呑み込むことができるグループである。(他の仲間は殆ど液体しか呑みこまない)
天敵に対する防御として、臭腺から忌避物質を分泌したり、死んだふりしたり、中でも足を自切することが代表的である。切られた足はしばらく動き続き、天敵の注意を転移する。
クモ綱の中では例外的に雄はペニスを持つ、真の交尾を行う。(他の仲間は精包など間接的な方法でメスの生殖孔へ渡す)