概要
カプコンのホラーアクションゲーム『バイオハザード』シリーズの第7弾バイオハザード7のDLC(ダウンロードコンテンツ)の一つで、2017年12月14日に配信された。
ストーリー
ベイカー邸で起こったバイオハザードの黒幕であるB.O.W.「エヴリン」を遂に撃破したイーサン・ウィンターズの下に現れたクリス・レッドフィールド。民間軍事会社として全てが一新されたかつての宿敵『アンブレラ社』に所属している彼は、今回の事件の発端となったエヴリンを作り出した謎の組織『コネクション』を追ってベイカー邸に下り立ち、コネクションと繋がりを持っていたベイカー家の長男であるルーカス・ベイカーが潜む廃坑へと向かっていく…。
登場人物
お馴染みバイオシリーズの中心的人物で、本章の主人公。本編における最終決戦にて登場し、イーサンを助けた後に彼を救出する。かつての宿敵で現在はバイオテロ鎮圧を専門とするPMC(民間軍事会社)となったアンブレラに所属し、今回の事件における真の黒幕と、その黒幕と繋がっている組織を追ってベイカー邸に現れる。
新生アンブレラ
彼が現在所属しているのは、2007年に元アンブレラ社員が立ち上げたバイオテロを専門に鎮圧活動を担うPMC(民間軍事会社)『アンブレラ社』であり、厳密にはクリス達が敵対していた製薬会社アンブレラとは全く別の会社である。
設立された目的は旧アンブレラの犯した悪事に対する贖罪と、旧アンブレラが撒いた負の遺産であるB.O.W.の撲滅であり、その意味を強く認識する意味をもつべく、敢えて汚名である筈の『アンブレラ』を用いる一方、旧アンブレラとは目的も理念も異なる事を示すべく、エンブレムの色が赤と白で描かれたそれまでのものと違い、青(水色?)と白で構成され、白い部分にはワクチンのアンプルを模したねじれ線のような模様がある。このことからファンの間では「青アンブレラ」「青いアンブレラ」と呼ばれている。
その業務目的は前述のとおり、旧アンブレラをはじめ様々な組織が造り出したB.O.W.をはじめとする生体兵器の封じ込めや、それを悪用するテロ組織、テロリストの逮捕の他、旧アンブレラ関係者の残した対B.O.W.の研究成果を元に対B.O.W.用兵器(イーサンを救出に彼の元に向かった際、黒幕の新型B.O.W.に襲撃されていた彼に手渡した、宿敵であったハズのアルバート・ウェスカーの名を冠した対B.O.W.用ハンドガン『アルバート01(サムライエッジ・ウェスカーモデルのカスタム)』もそのひとつ)の開発を行うなど、実質的にはBSAAと同じ対テロ組織・企業として機能している。
本章によれば、クリスはそれまで数々のバイオテロ鎮圧の現場で活躍してきた実績を買われ、新アンブレラ社からオブサーバー兼指揮官として招聘され、出向しているものの、やはりかつての宿敵である「アンブレラ」という名前に対して懸念しているところもあるようで、本部との通信中にも「(新生アンブレラに対して)完全に信用しているわけではないからな」と釘を刺している場面がある。
コネクション
本章で度々に語られている、ベイカー邸でのバイオハザード事件の元凶となった新型B.O.W.『エヴリン』や、その元となった真菌である『E型特異菌』を、アンブレラのライバル企業H.C.F.の技術提供により作り出し研究していた謎の組織であり、ベイカー家の長男ルーカスはその科学技術に精通した発明家としての才能を見込まれ、ベイカー邸の付近にある廃坑に研究施設を持たせ、研究データを送らせていた。