偉大なる大僧正の座を継承すべく、星跡を巡る巡礼者。
その先々で、困窮する人々に手を差し伸べる慈悲深き彼女の旅は、まだまだ先が長そうだ。
概要
ゼエン教の僧侶。偉大なる僧正の座を継承すべく、星跡を巡る巡礼者。
初出は2014年11月開始のイベント「救国の忠騎士」で、同時にガチャに追加された。
ゼエン教とは星の民の加護を信じることで永遠の幸せを得ようとする教えで、星跡とはかつて空の民と星の民が激しく争った場所のこと(おそらく古戦場を示している)。
レアイティ | 奥義 | アビリティ | サポートアビリティ |
---|---|---|---|
SSR | レーベン・シュトラール | 1.ハイルミッテル 2.クリア 3.メタノイア | ゼエン教僧侶 |
SR | ゼーゲン・リート | 1.ハイルング 2.フロイントリヒ 3.グラウベン | 街頭の巡礼者 |
容姿
頭に被った僧侶の帽子から水色の髪を左右に出している(ツインテールではないが可愛い)。
胸がかなり大きい割に上半身の露出はないが、一方で下半身の露出具合は非常に際どい。
およそ聖職者とは思えない聖衣なのだが、誰も突っ込まないのでそういうものなのだろう。
超ミニスカ派とホットパンツ派が存在するが、先日公式にホットパンツであることが明言された。
SRバージョンでは『僧侶を嫌う人々が住む街』に向かうために私服に着替えた。
白を基調とした花柄のワンピースで、ソフィアのイメージによく似合っている…が、何とスカート丈がとても短く、下手するとSSRの時よりも生脚を出している。
僧侶服と時といい、脚を見せるのはソフィアの嗜好なのかもしれない。
性格
真面目で優しく、話し方もしっかりしているが、地図をなくしたり、近道をしようとして森に迷うなどうっかり屋でもある。
困っている人を見ると放ってはおけず、フェードラッヘを訪れた際には旅を中断して協力した。
ゼエン教の大僧正を担う者が授かった力により、星晶獣を視ることが出来る。ただしあくまで視るだけで干渉する力はなく、ルリアが星晶獣と対話できることを知るとやや落ち込んでいた。
性能
- SSRver.
継戦能力を高めるのではなく、窮地を救う能力に長けたヒーラー。
グラブルではレアな完全回復アビリティと状態異常回復、確率ではあるが主人公以外では数少ない蘇生アビリティを併せ持つ。
蘇生アビリティ自体は彼女以外にも使えるキャラが登場したが、ソフィアはSSR唯一の蘇生使いで、その分成功率が他キャラより高い模様。
完全回復できるのは瀕死時のみであること、サポートアビリティが防御アップであることも併せ、壊滅的な被害を被ったときの戦線の立て直しに長ける。
反面、それぞれのアビリティのリキャストが長く戦線を維持するのには向いていないというSSRヒーラーの中でも非常に強い癖も持っている。
その性質上、パーティの控え一人目でもっとも真価を発揮するキャラ。
特にエリクシール禁止のハイレベルマルチバトルでは、窮地に追い込まれた時の保険として安定した立ち位置を保っている。
もちろんそもそも窮地に陥らない(彼女に頼らない)戦い方ができるのがベストなのだが、強力な敵が増えてきた最近では思い通りに戦うことができないことも多い。ソフィアが役に立つことも多いだろう。
まさにスーパーサブというわけで、個性豊かなSSRキャラの中でもオンリーワンの役割を持っている。
ニルヴァーナを持ったビショップやセージとともに「無限蘇生」を考えるプレイヤーもいるかもしれないが、火力がまるで出ないので無駄に時間がかかる。それほど強いわけではない。
今でこそスーパーサブとして不動の位置を確立しているソフィアだが、実装された当時はひどい有様だった。
- 当時は今以上に火力が重要視される時代だったが、アビリティ3つすべてが回復なので火力を出しにくい。
- 当時のグラブルには強敵と呼べるような存在がほとんどおらず、そもそも蘇生自体必須と言えるようなものではなかった。
- 当初は蘇生アビリティの成功率が低く、しかも失敗した場合のリキャストターン短縮措置が存在していなかった。つまり蘇生アビリティをMISSすればもう一度12ターン待たなければならない。
- 一応リヴァイアサン・マグナコロッサス・マグナプロトバハムートなどの事実上即死といえる攻撃を持つ敵を相手にしたときは蘇生が役に立たないとも言えないのだが、それをするくらいなら火力を上げて敵の厄介な行動をしてくる回数を減らした方がよい。
- 回復アビリティは対象が窮地に追い込まれなければ回復量は微々たるもの。当時はHPが全体的にまだ低かったため、「敵から大ダメージを受ける前に回復して事故に備える」必要があり、ソフィアの回復アビリティはゲーム性に全くそぐわない。
- クリアは役に立たないわけではないが、当時もっとも厄介だったデバフ「アビリティ封印」に対し後手に回るためセルエルのようなマウント能力で事前に防いだ方が安心だった。
- クリアをやらせるだけならアルシャでも似たことができる。SSRより入手しやすい上、回復アビリティはソフィアより使いやすい。
- 以上のことから役割を持たせるには不安定さが目立つ。ソフィアが役に立つ状況を作るよりそもそもソフィアを使わない状況を保つことが重要なので、ソフィアは役に立たないという結論になってしまう。
- 同じSSRのユエルは、属性こそ違えど回復とクリアをたった1つのアビリティでこなしてしまう上、アタッカーとしても優秀。
一応ポテンシャル自体は見えるのだが、とにかくゲーム性と合致していない。
こういったことから、当時ハズレキャラとして認知されていたキャラクターの座を奪い、ガンダゴウザがその座を奪うまでハズレキャラの代名詞として君臨することになる。
当時はスーパースターの強さが認知されていた頃だったが、SSR楽器の入手はまだハードルが高い時代だった。ソフィアの解放武器は水属性の楽器「オーシャンハープ」だったので、「ソフィアはオーシャンハープのおまけ」などという不名誉な評価まで出てしまうほどだった。
そして外見と声がかわいらしいこと、救国の忠騎士という耽美色が強いイベントの中で出た非常にあざとい女キャラだったこと、ゼエン教という新しいストーリー用語と聖職者とは思えない太ももの露出っぷり、ストーリー中でも地図をなくしたり道に迷ったりするポンコツっぷり、そしてこのポンコツ性能のせいで話題性が沸騰。
メタノイアといえばMISSというネタが流行したり、ソフィアがいかがわしいことをするという意味のゼエン教布教活動というタグやゼエンするという動詞まで生まれるほどであった。
Pixivでも、ソフィア登場期のイラストにはそういったネタが散見される。
だがその後、メタノイアのバランス調整とエリクシール禁止のハイレベルマルチバトルの登場により、ソフィアは一躍ポンコツからスーパーサブとして需要が高まる。
特にプロトバハムートHLは、実装当初は極めて難しいマルチバトルだったため、これに挑むためにソフィアをサプチケで購入するというプレイヤーもいたほどである。
彼女は立派に汚名を返上した。今やソフィアを弱キャラ扱いすれば、プレイヤーから総スカンを食らうだろう。
ポテンシャルが高くても、それを生かせる環境がなければ意味がない。環境が変われば、これまでの評価は劇的に変化する。
ソフィアの調整は重要なことをプレイヤーに教えてくれたのだった。
- SRver.
最大のウリだったメタノイアは無くなったが、代わりに強力なバフアビリティを習得。SSRではオマケレベルだった回復技も性能が上がった。
奥義すら全体バフという徹底した支援特化により、攻撃、防御、回復を高回転率で付与できるようになった。
ただし、状態異常に対しては隙を見せているため、他のカバー手段を用意しておきたい。