オパビニア
おぱびにあ
オパビニアとは、カンブリア紀の生物である。
概要
五つ目に長く伸びた一本の吻にハサミがあるという個性的な姿が大いに話題になった奇妙な古生物。実際の大きさは約10㎝弱。
復元図が学会で発表されたとき、会場は爆笑の渦に包まれたという。
アノマロカリス類に近縁で同じく恐蟹綱・放射歯目の仲間であり、その腕はアノマロカリス類に見かける2本の触手から融合したもので、本当の口はハサミではなく、一本腕の根元にある。
因みに、そのハサミはよくワニの口のように上下に開いて描かれたが、化石から再び見返すと実は左右に開くものである。