リア王
りあおう
『リア王』(King Lear)とは、英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピア作の悲劇。四大悲劇の1つ。
概要
ブリテン王・リアが長女と次女に国を譲ったが裏切られて国を追われ、末娘と共に国を取り戻す為戦ったが敗れ末娘共々非業の死を遂げる。
リアに従う道化の辛辣な物言いがリアの陥った境遇の本質を鋭く抉り出しているのが印象的。
あまりにも救いのない結末が大多数の観衆に受けいれられなかったのか、シェイクスピアの死後ネイハム・テイトによって話の筋を大幅に改変されたものが19世紀前半まで上映された。
こちらはリア王とコーデリアが戦いに勝ち、コーデリアと恋人エドガーが結ばれるハッピーエンドとなっている。オリジナル版で重要な役割を担った道化も登場しない。
登場人物
リア王
タイトルにもなっているブリテンの王様。
娘たちに権力や財産もろもろ一切を譲り自分は隠居生活を送ろうと計画するが、長女と次女に裏切られ流浪の身に。
ゴネリル
リア王の長女。リーガンと結託してリア王を裏切った。
悪女。
リーガン
リア王の次女。リア王を裏切った。
この人も悪女。
コーデリア
リア王の三女。末っ子。
ケント伯
リアの忠臣。
オールバニ公、コーンウォール公
それぞれゴネリル、リーガンの夫。仲が悪い。
フランス王
コーデリアの夫。
道化
リアに仕える道化師。皮肉屋。