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バージニア級原子力潜水艦の編集履歴

2018-01-27 17:01:44 バージョン

バージニア級原子力潜水艦

ばーじにあくらすさぶまりん

バージニア級原子力潜水艦とは、米海軍の運用する原子力潜水艦の艦級。

本記事は、原子力潜水艦について扱う。冷戦期のミサイル巡洋艦については、バージニア級原子力ミサイル巡洋艦を参照のこと。


概要

バージニア級(Virginia-class)は、アメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦(SSN)。米英語の発音からヴァージニア級とも表記される。ロサンゼルス級原子力潜水艦の後継にあたる潜水艦であり、一番艦は2004年就役。艦名には基本的に州名がつけられている。


特徴

ロサンゼルス級は非常に多くの艦が建造されたため、これを更新するために、本級ではコスト削減が求められた。そこで民生品の採用を進め、安価かつ十分な性能を発揮できるようにした。信頼性の問題については、船体ブロックのモジュール化を進め、これを簡単に交換できるようになっている。このほか、主機関として採用されたS9G加圧水型原子炉においては、燃料棒の寿命を艦寿命と同等のものに変更し、燃料棒交換を不要とすることでコストを削減することに成功した。非貫通型潜望鏡の採用など、技術の進歩を感じられるところもある。コスト削減の影響は性能にも及んでおり、船体強度は落とされ、潜航深度はシーウルフ級原子力潜水艦に比べて落ちている。


武装については、シーウルフ級の8本より減らされ、4本の魚雷発射管を備えている。弾薬庫の容量は38発であるが、トマホーク用のVLSを12発分備えており、合計ではシーウルフ級と同等である。


ただ、沿岸海域の戦闘や、特殊部隊の運用能力なども重視した結果、結局のところロサンゼルス級以上の価格になってしまった。ロス級に比べできることも多いが、コストパフォーマンスがお値段相応となったのは残念なところ。しかしシーウルフ級のごとくバカ高い、ということもないので、かなり大量に調達される予定である。


ゲーム用コントローラ

潜望鏡の制御システムはかなり高い。コスト削減が課題の今、これを某ゲーム機のコントローラに変えてしまおうという計画がある。確かにコントローラなら大量に手に入るし、お安い。しかも直感的に操作できるので、訓練も短くて済むという。別にゲーム気分というわけではなく、潜望鏡は重要な装備品の一つであり、操作が簡単で安いことは、中の人にとって有難いことなのである。


諸元

全長377ft
全幅33ft
喫水32ft
軽荷排水量6454t
満載排水量7008t
機関S9G×1基;タービン2基
出力40,000shp
速度25~34ノット
深度488m

※Naval Vessel Registerより。データはヴァージニアのもの。

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