「人々が暗闇におびえることなく、
安心して朝を迎えられるように
ドラキュラを滅ぼす。それが私達の使命――。」
概要
声:桑島法子
声(英語):Michelle Ruff(※)
特務機関エクレシア所属の女性戦士。
幼い頃、組織に拾われてドラキュラ滅殺の切り札として育てられた。
感情も失ってしまったため表情は全く変わらないため、冷たい印象を与えている。
しかし村人からの頼み事を断りきれなかったり、頼み事をこなすために奔走したりと、根は真面目であることが分かる。
腰までとどく綺麗な黒髪ロングと背中を露出させた服がエロくて特徴的。
露出した両肩と背中には特殊能力「グリフ」を使うための刻印が刻まれている。
グリフについて
物の本質を呪術化させたものであり、魔術攻撃の他に武器の召喚や生物の使役など、あらゆる行動を魔術として行使できる。
そのためメイン、サブといった攻撃の区別がなく、あらゆる行動にMPを消費する。
グリフは右手・左手・背中と3カ所の設定が出来、右・左手のグリフは交互に繰り出すことでMPが続く限り連続攻撃が可能。
右手と左手では同じグリフによる攻撃でも微妙にリーチが違うものがあり、特定のグリフの組み合わせで合成魔術も使用可能。
グリフを手に入れるには特定の敵を倒し、その時にランダムで出現する刻印を吸収することで入手出来る。
敵が刻印を出した時に吸引モーションをとる事で攻撃を無効化しつつグリフを入手出来る。
ちなみに、グリフの名称はほとんどがラテン語である。
本編での活躍
ドラキュラを滅ぼす事のできるグリフ「ドミナス」を体に馴染ませる儀式の途中にアルバスに乱入され、ドラキュラを滅ぼす為に必要なグリフである「ドミナス」を持ち去られてしまう。
更に儀式を乱入されたときの影響で感情と記憶を失ってしまった。
そして師バーロウから、ドミナスを取り戻しアルバスを連れ戻す為、アルバスを追うのであった。
様々な魔物との戦いの果てにアルバスを追い詰めるが、アルバスはすでにドミナスの魔力に飲み込まれていた。死闘の末にアルバスを倒したシャノアは死にゆくアルバスから真実を聞かされる。
実はドミナスとはドラキュラの魔力を分断し封じ込めたものであり、バーロウの真の目的はドミナスを使いドラキュラを復活させることであった。
真実を知ったシャノアはバーロウを倒すが、悪魔城は復活してしまった。
シャノアは全てを失った悲しみを乗り越え、自らの使命を果たすべく悪魔城に乗り込む。最終的にドラキュラを打ち滅ぼし、どこかへと去って行った。EDも物悲しい。
また『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』にも隠しキャラクターとして登場。
奪われた刻印と本作をリンクさせると出現条件を省いて解禁できる。
※・・・前作同様に台詞は日本語と英語の二ヶ国語分収録されており、本作ではゲーム中のメニュー画面内にて切り替え可能。(声のみ。テキスト表示はそのまま)
余談
シャノアは女性戦士であるため防具は婦人服・甲冑類ともに装備可能であるのだが、前作の『悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス』同様に明らかに場違いな装備も健在しており、また名称だけ見ると色々と勘違いされかねない装備まである。
TAS動画では・・・
ユリウス・ベルモンドをはじめとする他のドゥエリスト達を凌ぐ最速の移動速度を誇るドゥエリストでもある。
しかもその移動音も
カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカ(ry
という最もせわしない移動音。通称ゴキブリ。
グリフを集めていくことによって最速移動法も変わり、
バックステップ連打→バック仰け反り連打→バックドゥエ→有角走法→イニレ・ラピドゥエ
と、過去の変態達の移動法を集約した変態である。
「イニレ・ラピドゥス」というグリフとドゥエの共用により究極のドゥエイニレ・ラピドゥエを披露。この速度は全ドゥエ最速と言われており、マクシームのムッムッホァイにも匹敵する速さを誇る。オーラを纏いながら緩やかな軌道を描きつつ移動する様子は美しさまで感じさせ、人はシャノアを悪魔城史上最も美しいドゥエを操る女と称賛した。
なお、序盤でアルバスが怒り嘆いていた「魔物を討伐するときのあの流れるような動きが、今では見る影もない・・・。」という台詞にある「流れるような動き」はイニレ・ラピドゥエの事を指しているのではないかといわれている。
悪魔城ドラキュラHD
『悪魔城ドラキュラHarmony of Despair』でも使用キャラとして登場。
通常武器は変更が可能。武器は両手に装備可能。交互に攻撃することで隙のない連続攻撃ができる。その特性のため、ショップでは購入出来ず、特定の方法でしか手に入らない。
鍛え方が違うのか、女性キャラで唯一重装備を装着出来る。
敵の特定の魔法攻撃を吸収し、これによって様々な技を習得・使用することが可能。また、パーソナルスキル・キルクルスによって各所に置かれている磁石にくっついて移動することが出来、これで大幅なショートカットが可能となる。
武器グリフと刻印の数が少ないので戦術バリエーションは狭い。その反面、簡単に揃えることが出来、鍛えやすく成長しやすい。また、分かりやすく遠近様々なグリフが揃っているため、色んな状況に対応出来る。
ちなみに、ラジオチャットで単語を喋らせることが出来、マルチプレイでは仲間と簡単な意思疎通を交わせられる。相変わらず感情を見せず、冷静に淡々と喋るため変態化させることは難しい。
かったいなぁ
どのような攻撃も1しかダメージを受けない敵・ファイナルガードに攻撃し続けると「かったいなぁ」とつぶやく。元ネタはしずもんの公式4コマ漫画。巨大な蟹の姿をしたボスキャラ・ブラキュウラとの戦いで、防御力が高く一定の手順を踏まないと倒せない敵に対しての一言である。
ただし元ネタのほうは「かってーなー」。