概要
悪魔城ドラキュラシリーズのTAS動画で高速移動するプレイヤーキャラクターの俗称。
その通常プレイ時の姿とはかけ離れた異常な機動力から、よく元のキャラとは別人の変態として扱われる。
なおPixivのタグでは「ドゥエリスト」となっているが、一般には「ドゥエリスト」と半角で書かれることが多い。
起源
名前の由来は暁月の円舞曲におけるユリウスモードのTAS。この作品におけるユリウスの横移動は「ジャンプ→わずかに間を開けて斜めにジャンプキック」を繰り返すのが一番速いため、城内で激しく足踏みしつつ「ドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエ」と奇声をあげる……というかなりカオスな状態に。このドゥエ(ジャンプキック時のボイス)を高速で繰り返すさまからドゥエリストという呼称が生まれた。
恐るべきドゥエリストたち
ドゥエ以外の変態行動についても軽く紹介する。
ユリウス・ベルモンド
先ほど説明したドゥエリストの始祖。通称「ユリウス・ベルモンドゥエ」。
なお例の移ドゥエ方法は後にさらなる最適化が施され、その結果エまで再生されず「ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥエ」となっている。足踏みもより激しくなった。
また道中ではカトブレパスというモンスターを使った「牛ホァイ」を使用し、マップ構造を無視したワープを行う。こちらも最適化が進んでいるようだ。
さらに全ボス撃破TASではユリウス戦においてドゥエを攻撃手段としても用いている。(ちなみに本来は戦えない相手だが、壁抜けを使ってボス部屋に入っている)
続編の蒼月の十字架ではボイスがなくなって移動スピードも落ちてしまったため、変態度が低下。より速い移ドゥエ法(後述)を使えるアルカードが参加するまでの繋ぎという扱いになってしまった。
しかしHarmony of Despairでは新たな高速移ドゥエを身につけ、シキソリストとして覚醒している。詳細はユリウス・ベルモンドの項目へ。
ちなみに蒼月の十字架では後述の蒼真と同じくメモリ操作によるエンディング呼び出しが可能だが、エンディング呼び出しより普通に攻略した方が速いという逆転現象が起きている。
なおココロ・ベルモンドはユリウスの「娘、または妹」とされているが、(ジャンルの違いのためか)ドゥエはできない模様。
来須蒼真
暁月の円舞曲と蒼月の十字架の主人公。ユリウスと同じドゥエの使い手だが、彼の場合は特定のソウルを取得しないとジャンプキックができない。また、同じく特定のソウルを取ることで使えるようになる「ブラックパンサー(衝撃波を纏った高速ダッシュ)」がドゥエと同速度のため、ブラックパンサー取得後はドゥエを使わなくなってしまう。……と思われていたが、「ブラックパンサー」での加速中にドゥエすることでさらに速くなることが後に判明している。
また蒼月の十字架の場合はメモリ操作によりエンディング呼び出しができるが、このときにもブラパンドゥエを使用する。
ジョナサン・モリス&シャーロット・オーリン
ギャラリーオブラビリンスの主人公。この2人は移ドゥエ手段がたびたび変化し、バックドゥエや有角走法といった方法にくわえて、「シャーロット!ジョナサン!」と何度もキャラを切り替えてジャンプしたり、高速化魔法「ハイスピード」を使った恐ろしい速さのハイスピードゥエを使ったり、と多彩な技を持つ。
またドゥエだけでなく、任務中でありながら画面外で互いの名前を連呼しつつ上下に揺れたり、壁や構造をガン無視して移動したり、多段ヒットバグでボスを瞬殺したり、対価を払わずに報酬を受け取ったり、とやりたい放題である。詳細はこちらへ。
「ショーターイ!!」「ちょwwよくやったwwwww」
シャノア
奪われた刻印の主人公。ゲームの進行に応じて移動方法が変わっていくのが特徴。
最初は「カカカカカカカカカカカカカカカカカ」という異音を立てながらの有角走法やバックドゥエといった歴代の変態走法を駆使する。
途中からコウモリ女に変身し、強化されたバックダッシュを連射しながら道中の敵を回し蹴りですり抜け、上に登るときは腰を前後に振りながらトんでいく。エッッ(ry
最終的には「イニレ・ラピドゥス(衝撃波を纏った高速ダッシュ)」をドゥエと組み合わせ、超速で縦横無尽に動き回る。このスピードにはどのドゥエも勝てないとされ、「イニレ・ラピドゥエ」の異名をとっている。(最高速でいえばハイスピードゥエのほうが速いが、こちらは「ハイスピード」の長い詠唱時間を必要としない)
マリア・ラーネッド
ベルモンド家の養子となった月下の夜想曲にて主に攻撃手段としてドゥエを使用。……キックが攻撃手段なのは何もおかしくないはずなのに、どうしてこうなった。なお移動でもわずかながら使用しており、天井の低い場所で階段を上がるときだけドゥエる。
Harmony of Despairでは移動手段に使えるようになっている。
アルカード
悪魔城伝説や漆黒たる前奏曲のTASでは本人自体に出番がなかったが、
月下の夜想曲にて上へ登る手段としてドゥエを使用。敵や蝋燭を踏みつけることで、コウモリ変身を使わずに高所へたどり着くことができる。
横移動については「有角走法」を使用した方が速いので通常はドゥエを使わないのだが、ライフアップなどの障害物があるときはドゥエでかわして進むほか、「有角走法」よりも大ダメージで吹っ飛ばされた方がさらに速いため、敵の攻撃でCURSE状態(武器・盾が出せなくなり「有角走法」ができなくなる)になった際に一時的にドゥエを使用することも。
また、下に潜る手段として床抜けしたり、必須イベントをスルーしたり、宝石をバグで増殖したり、飛び道具や薬を使って文字通りトんだり、と他のドゥエリストとは一味違った特徴を持っている。
と思いきや、最新のTASではメモリ操作を使ったエンディングの呼び出しも披露。
続く蒼月の十字架では、有角走法とドゥエを組み合わせたバックドゥエを使用。詳細はこちらへ。
マクシーム・キシン
ムッムッホァイでお馴染みの変態だが、ホァイをする前の階段でドゥエを行うことで1Fの記録更新に成功した。
ちなみにマクシームのRTAではTASとほぼ同じルートを通るらしい……。
ミリアム、斬月
Bloodstainedのキャラ。ドゥエを始めとした悪魔城ドラキュラシリーズの変態走法は大体できる。
余談
このほかにもセピア・ベルモンドが公式漫画でドゥエを披露したりポプ子がパロディネタとしてドゥエを使用するなどしており、知名度の高さが窺える。
海外では"ULE"と表記するようだ(よく聞くと「ウリャ!」と言っているようなので発音的には近い?)
関連ドゥエ画
最速と思われていた
ユリウスは悟った……ヴァンパイアハンターの真髄はドゥエではなくホァイとプリにある……と
発売から20年経った今、新たに天井ワープとダブルキルを手に入れタイムを2分以上短縮。
全ボス討伐においても、天井ワープを獲得したことで混沌を近道に利用するという今までにない攻略法を編み出している。タイムも5分以上短縮。
ドゥエリストの始祖として、変態が留まるところを知らず常に脱皮し進化し続ける存在であることを改めて人々へ認識させた。
関連タグ
ギャラリーオブラブホテル シキソリスト 有角走法 ムッムッホァイ
デュエリスト:元ネタ?