概要
ヴァンパイアハンターとしてベルモンド家の名を後の世に残す先駆けとなった17歳の少女「ソニア・ベルモンド」を主人公とした作品。
悪魔城ドラキュラシリーズ最古のストーリーとして発売された。しかし悪魔城ドラキュラシリーズには本作以前も以後も「シリーズ最初の話」をうたう作品は複数存在する。
制作はコナミ名古屋。長らく休止していたゲームボーイでの久々の作品となる3作目。
作品内容としては
- 「ドラキュラ伝説」のクリストファーと同じで主人公のソニアの移動速度は(バーニングモードを考慮したものとはいえ)遅い
- ソニアの必殺技バーニングモードで大幅にパワーアップするため、これをボス戦含むステージ内のどこで使うかがポイントとなるゲーム性。
- 前作「ドラキュラ伝説II」よりドット絵が全体的に雑で、動作パターンも少ない。
- 背景は前作前前作GBソフトよりもシンプル。
- グラフィック的にはデモシーンなどで前作にはなかった顔の拡大グラフィックがある。
- ステージの長さは均一ではなく、最初のステージは非常に長い
- ソニアの被弾ボイスは過去作の流用なので、変に太い(もしかしたら、単に攻撃を受けたときの“効果音”なのかもしれないが)
- エンディングはゲーム進行条件により変化するマルチエンド方式。
ゲームの評価
悲しい事にクソゲーと評価されがちである。
理由としては…
6年前発売の同シリーズのGBソフトよりも描写が劣り、斧クロス聖水などのお馴染みの武器が廃止されていたり、後に悪魔城正史から外されるほどの矛盾や問題のあるストーリー、など。
しかし、シンプルなゲームを好むユーザにとっては割と楽しめる内容であると思うし、悪魔城シリーズを初めてプレイするようなプレイヤーにとっては特に大きな問題は感じないはずである。
無敵のバーニングモードをボス戦で使うと他のゲームでは見られないような快感なバトルも可能。
その上現在はSwitchで実質無料でプレイでき、しかも巻き戻し機能なども使い放題である為さらに安心して楽しめると思われる。