概要
声:川村拓央
ジュスト・ベルモンドの幼なじみであり、友人。キシン流という武術の使い手。
ジュストの強さに対して密かに嫉妬しているものの、埋めることの出来ない力の差を感じており、
ジュストがヴァンパイアキラーを継承した頃に修行の旅に出る。
その旅の最中、ドラキュラの遺骸の破片を集めれば彼を復活させられることを知り、
彼を復活させて自らの手で倒すことにより、ジュストを超えようと考える。
しかし、彼が破片を集めた時、そのドラキュラの遺骸から滲み出る負の力により彼自身に邪悪な精神が現れ、
それにより悪魔城は復活したが、表と裏の二つの城に分かれることとなった。
城と共に復活した死神によって傷を負わされ、自分に生まれた邪悪な精神から攫われたリディーを守るために自らの記憶を消し、ジュストの元に辿り着いた。
本編では邪悪な精神に呑み込まれ、ラスボスの前座としてジュストの前に立ち塞がる。
他のボスと違いジュスト並に小さいために攻撃が当たりにくく、
さらに「一部ノーモーションの攻撃があり見てから避けられない」などの理由で、
全体的にボスが弱い本作において飛び抜けた強さを誇っている。
キシン流
マクシームが使う一子相伝(?)の武術。
基本的に武器を多用して戦うタイプの武術だが、打撃攻撃や蹴りなどの体術も得意とする。
分身攻撃や手裏剣による攻撃などを見るに、忍者やそれに近い部類の武術と推測されていたが、
公式の回答は「特に東洋の武術とは関係ない」とのこと。
ジュストが使う魔道書や魔法の部類は使えないが、ジュストより機動性に優れる。
本人自身はジュストの力に嫉妬しているが、キシン流も相当な力を持った武術と言える。
マクシームモード
一度ゲームをクリアした後は、名前に「MAXIM」を入力すると使えるようになる。
性能としては最初からスライディングや3段ジャンプが使える他、独自の技も持っている。
ジュストと比べて機動力や手数では勝っているものの、 単発火力が低く防御力も低いキャラとなっている。
当然ながら性能は高いが、アイテムなどの要素が無くショップなどは利用できない。
また、スタートボタンを押してもメニューが開かれず一時停止されるだけのため、中断セーブとキーコンフィグもできない。
また特殊な操作をすることでボスラッシュモードでも使用が可能。
このマクシームモードは結構な難易度になる。
というのも、序盤でジュストなら一撃で倒せる敵がマクシームだと3発必要であるなど、一部の敵のHPと攻撃力が違うから。マクシーム自身の打たれ弱さも難易度の高さに一役買っている。
とはいえ、彼にはハート50を消費して体力を全回復する技に加え、
MP半分を使って1~2回繰り出すだけで大抵のボス(ラスボスに至ってはほぼ1撃)を倒せるくらいの超火力を有する「キシン流奥義」があるため、これらを使いこなせれば攻略は難しくない。
他作品での登場
彼自身の登場は無いが、『ギャラリーオブラビリンス』では、彼の愛剣である「ステラソード」が登場している。
ほとんどの敵に有効な聖属性が付いているため使い勝手がよく、必殺技発動で分身攻撃も可能。
ただ、今作にはステラという名の女性剣士が登場するため、元ネタがマクシームの剣だと気づかない人も結構居るかもしれない。
なお、ステラの方は「Stella」で、ソードの方は「Stellar Sword」(「星の剣」の意?)で、語源は同じだろうが直接的な関係は無い。
一応説明文に「伝説の剣士キシンの剣」と書いてはあるが、そもそも彼の名前を知っている人がどの程度居るのかは疑問である。
関連タグ
RTA・TAS用概要&関連タグ
変態
…だが、そんな原作設定や裏技の紹介程度で、彼を語ったとは決して言えないであろう。
なぜなら、インターネット上では、彼は「変態」として名を馳せているからである。
彼に限らず、ドラキュラシリーズのキャラはその挙動から変態と呼ばれることが多い(ジュストも例外ではない)が、彼はドラキュラシリーズの中でも異端なキャラとして、一部のドラキュラ好き&TAS視聴者の中では変な意味で有名となった。
まず、登場した段階でドットが立ち絵と全然違うのである。
立ち絵は上の紹介画像のような見た目なのに対し、ドット絵はまるで頭巾を被った忍者のようで、全く似ていない。
キシン流には忍者を思わせる側面もあるにはあるが、せめて他のキャラ並に似せてやれなかったんだろうか…。
また、ジャンプなどの各アクションの際に「むっ」や「ほぁい」と聴こえる個性的な掛け声を連呼する。→ムッムッホァイ
更に、数秒間放置したり特定の必殺技を使うと背中を向けて棒立ちするポーズを取るのが、このポーズの見た目もシュールで「立ちション」と呼ばれることがある。
こうした性能から、マクシームモードのTASが製作された際、急降下蹴りを当てた瞬間(1F)から攻撃を連発すると超高速でマクシームがカッ飛ぶバグと、それにより壁にめり込みそのまま別座標の地点へワープするバグを繰り返し、いきなりラスボスのところに辿り着き瞬殺するという凄まじい変態ぶりを見せつけ、変態の地位を不動のものとしたのである。
一応彼の名誉のために言っておくと、変態と言うのはゲーム中の狂った挙動からそう言われているだけで、本来の彼のストーリーや設定に変態要素は一切無い。
ジュストへのコンプレックスやリディーへの思慕により複雑な想いを抱えてはいるが、それを変態と言ってしまうのはあんまりだろう。