人物
褐色の肌に長い深緑の長髪にして頭頂の中央にお団子型の髪型をしている。
低い声が特徴。マゼンタ色の瞳を持つ神秘的な雰囲気を纏う魅力的な女性である。
セーラー戦士の中では年上で、アニメ版はかなり落ち着いている性格ではあるが、キャラが立っていないと不評だった。
原作とミュージカル版は、月野うさぎ達みんなの優しいお姉さん的存在として描かれている。
ちびうさとは親子のような友情関係にあり、彼女をスモール・レディと呼び、見守っている。
秘かに地場衛の未来の姿であるキング・エンディミオンへ想いを寄せており、その設定はミュージカル版だけでなく、リメイク版アニメのCrystalでも生かされ、プルートファンに好評を博した。武内直子曰く「キングへの片思いを描きたくて第2部を描いた。」
ミュージカル「セーラースターズ」「永遠伝説」「新・伝説光臨」では麻布十番高校の屋上で、衛との遠距離恋愛に悩む月野うさぎの相談にいち養護教諭としてだけでなく一人の女性として乗ってあげて(せつなの衛への恋愛感情をうさぎは知らない)、衛の幸せの為、うさぎと衛の仲を応援しているが、同公演の「女の論争」で、衛への叶わぬ恋の悲しみをクイン・ベリルと嘆き合っている。
外部太陽系戦士の中では一番最初の登場。第2部終盤で死亡するが、第3部でKO大学の学生である冥王せつなとして再登場。
原作では大学生(KO大学理学部1年・基礎物理学科理論物理学専攻)、その後卒業し東京湾天文台(モデルは国立天文台)に勤務、原作16巻以降では港区立十番小学校の養護教諭になっている。アニメ版では無限学園大学理学部。ミュージカル版はバンダイ版・ネルケ版共に、うさぎたちが通う麻布十番高校の養護教諭になっており、好評を博した。
当初第2部・ちびうさ登場編(アニメ版ではR後半にあたる第75話、第82話)に、外部太陽系セーラー戦士としては初めて登場したが、変身後の姿しか表さず、しかも異空間での出会いのみであった。
その後第3部・無限学園編(アニメ版のSにあたる)後半になってから、はるかとみちるのピンチに際し初めて変身前の姿が描かれ(第110話)、全編を通して謎を含む描き方をされる。TVアニメ第四期には登場しなかった。(但し「劇場版SS」にてウラヌスやネプチューンと共に再登場している)
土萠ほたるからは、『せつなママ』と呼ばれており、実質的なほたるの保護者であった。
プロフィール
年齢 | 不明 |
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身長 | 174cm |
誕生日 | 10月29日 |
誕生石 | トパーズ |
星座 | 蠍座 |
血液型 | A型 |
好きな色 | えんじ色 |
好きな食べ物 | お茶 |
苦手な食べ物 | 茄子 |
好きな教科 | 物理 |
苦手な教科 | 音楽 |
趣味 | ショッピング |
特技 | 裁縫 |
苦手な物 | ゴキブリ |
将来の夢 | デザイナー |
余談
「専門学校を卒業して資格を得ていれば、大学を出なくても養護教諭になることは可能」
養護教諭は正規教員であり「医師・看護師などの資格を持った医療従事者」というわけではない(ただし「医療従事者に関する資格」を所持すること自体を妨げるものではない)ので、養護教諭になるためには当然「教員免許」を持たなければならない。そのため、教員免許を取得するには少なくとも教職課程のある大学で所定の教育(教育学部などの大学の学部に設けられる教職課程)を受けなければならないが、それは一般的な教師(国語や英語等)にだけ言えることであって、養護教諭の場合は違う。
養護教諭の資格には一種と二種があり、二種の場合は大学を出なくても専門学校を卒業すれば取得できる。養護教諭の資格を獲得できる実際に存在する専門学校を挙げるとするなら、例えば都内であれば首都医校などがある。
一種は大卒程度の知識が必要だが、二種免許を持った状態で養護教諭として就職し、経験を積みながら一種取得を目指して給料アップを狙うこともできる。実際、一種取得を目指すよう学校側に促されるケースも多いらしい。
現実に「早期修了」制度を採用している大学や大学院は存在するが、あくまで「大学における3年次卒業」「大学院における3年次修了からの入学」である。つまり「大学を1年で修了する」ことは現在の日本の法制度に照らし合わせると不可能であると思ってしまう者もいるだろうが…上記で述べた通り、
「大学に入学する前に専門学校を卒業して、養護教諭の資格を得てから大学に入学したが、セーラー戦士として覚醒し、使命を全うするために大学を中退した」
という設定であれば、せつなが養護教諭二種免許で養護教諭になったとしても不自然ではない。だって、原作でもアニメでもミュージカルでも「せつなが大学1年の時に19才だった」とは一言も書かれていないのだから。
フィクションにとやかく言うのは大人気ない(大人だったらセーラームーンを見てない? そりゃそうか)が、設定を気にするごく一部の人間が批判の的にしていたが、当時のミュージカル版キャストの斉藤レイが十番高校保健室の優しいせつな先生を好演すると、白衣を着た癒し系のお姉さんキャラが確立し、結果的にキャラが立たなかったアニメ版プルートより、ずーっと人気を博したんだけどね。