『からくりサーカス』の登場人物。
概要
「最古のしろがね」として、多くの戦いを生き抜いてきた女性。
今は新しいしろがねに人形の操り方を教える指導的立場の人で他のしろがねから「先生」と呼ばれている。
しろがねとしてはとても高齢で、極度に集中力を要する人形を使っての長時間の戦闘は出来ない。
だがそこは常人の数倍の身体能力があるしろがねのこと、人形が使えなくとも重火器を片手ずつ持って二丁拳銃のように振り回したり、サーベルをもって肉弾戦をやったりと、とてもパワフルなバアさんである。
目的や使命のためなら人間的な感情を捨て去り非情に徹する。永い時を生きてきた為もあり、感情の起伏に欠ける。
だが本来は母性の溢れた心優しい女性で、娘のアンジェリーナの幸せを願いあえて冷たく突き放した。
そして使命を優先するため自分の娘に母親らしいことを出来なかった事を悔いている。
鳴海らと共に旅をするようになってからは、どこか鳴海とミンシアを我が子のように思っていた節があり、「しろがね」と自動人形との最終決戦において、ミンシアがゾナハ病に罹らぬよう、強引に自分の血を飲ませるなど、不器用ながらも彼らを心配する行動が見られる。
そして最終決戦にて、自らの永きに渡る戦いに終止符を打つ。
彼女が望んだ復讐は、実は真夜中のサーカスでもなければフランシーヌ人形でもなく、自分の目の前で惨たらしく息子を殺したドットーレただ一体を彼が最も絶望する方法で完全に破壊することだった。
そのパワフルさ、心に秘めた葛藤、壮絶な最期から「世界一かっこいいババア」と称する人もいる。
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