「さあて、派手にやられますかねえ!」
概要
「逆しまに死ね、偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)!」
- ランク:D
- 種別:対人宝具
- レンジ:無制限
- 最大補足:1人
ゾロアスター教の聖典「遍く示し記す万象(アヴェスター)」の偽典。
いかなる相手であっても傷を共有させることのできる原呪術で、例えば右腕を失くしていれば、相手も右腕の感覚が無くなり動かせなくなる。
セイバークラスの対魔力も貫通して行使できる反面、相手1人につき1度きりな上に、任意発動である事から即死すると使えないため、使いどころが非常に難しい。
当人曰く、「傷を負わなきゃ攻撃できない、クソッタレの三流宝具」。
しかし、足止め用としての性能はこの上なく高いため、止めを刺せる相棒と組めば、それなりの効果を発揮する。
つまり、対象が複数でダメージも倍な上に止めを刺すことも可能で、同じ相手に何度でも打てるようになったFGO版は相当強化されていると言う事。
Fate/GrandOrder
種別はArtsで
【自身に待機状態を付与(1ターン)【デメリット】&自身のHPを回復<オーバーチャージで効果アップ>&敵のターン終了時に、自身がそのターン中に受けたダメージを、敵全体に倍加して返す】。
といった、相手側のアクションが重要となる珍しい効果を発揮する。
攻撃を食らわないと意味が無いが、相手の攻撃力が強すぎて死んでしまえば不発に終わり、かといって弱すぎると大してダメージを与えられない、という原作の「クソッタレ」さを見事に再現している。
宝具ダメージ換算は【(宝具発動直後のHP-ターン終了時のHP)×2】
そして、激運とガチャの回転の果てに宝具Lv5(MAX)に到達すると倍率が3倍に増加する。
効果的に使用する為には、戦闘不能を耐える「ガッツ」状態を与えておきたい所だが、ガッツで復活した際に回復量が多すぎると反撃ダメージが0になってしまうというジレンマを抱えている。
(これは、ガッツでHPが1しか回復しない特定のイベント礼装ならガッチリ当てはまる)
一方で、防御系スキル(回避・無敵・防御バフ)の影響を無視して確実にダメージを与えることができる点も再現されているのが利点。
そのため、期間限定イベント「ネロ祭再び~2016 Autumn~」の超高難易度クエストにおいて登場したジークフリートのように、超絶的な防御力によりまともにダメージを与えることができない類の相手には、その対策の1つとして重宝された。
かように、非常に使いどころが難しい宝具であるが、敵サーヴァントとして数十万単位のHPを引っ提げて登場した場合は話が変わってくる。
待機状態はデバフ扱いとなっているため、強化解除で止める事はできず、与ダメージに応じた反撃も、一切の防御を貫通してPT全体に飛んでくる。
その為、
「宝具発動ot倍返し発動までに速攻で倒す」
「宝具を使われたターンは、ダメージの発生しない回復・サポート系宝具だけ使う」
「スキル等のガッツで耐える」
といった対策を取らなければ、発動されれば最後、一瞬でPTを壊滅させる凶悪な宝具へと変貌する。