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偽り写し記す万象

ゔぇるぐあゔぇすたー

『偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)』とは、Fateシリーズに登場するアンリマユの宝具。
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「いくぜ!てめえの自業自得だ!」

「逆しまに死ね、偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)!」


概要編集

  • ランク:D
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:無制限
  • 最大捕捉:1人


ゾロアスター教の聖典「遍く示し記す万象(アヴェスター)」の偽典。

自身が受けた傷をそのまま相手に返す「報復」という原初の呪い。

自分の傷を、傷を負わせた相手の魂に写し共有する。仮に右腕がなくなった場合にこの宝具を使うと、相手の右腕が同様に吹き飛ぶことはないが、感覚がなくなり、動かすことも出来なくなる。


条件さえ満たせば全ての相手に通用し、セイバークラス等の高い魔術耐性を持つサーヴァントであっても問答無用である。また「共有」であるため、アヴェンジャーが自身の傷を癒さない限り、相手の傷も癒えることはない。



しかし、発動は対象一人に対して一度きり、放つのは自動ではなく任意発動。

自分が軽傷ならば敵にもさしたる効果は与えられず、かつ今後同じ相手には使えなくなり、一方、致命傷を受ければ使う前に自分が死亡してしまうので発動できない。

使いどころが非常に難しい上、上手くいっても互いに重傷を負って動けないという困った状況が出来上がる。


当人曰く、「傷を負わなきゃ攻撃できない、クソッタレの三流宝具」。

しかし、足止め用としての性能はこの上なく高いため、止めを刺せる相棒と組めば、それなりの効果を発揮する。


なお、この宝具はバゼットのサーヴァントとしてのアヴェンジャーを形作った際に得たもので、第三次に召喚されたアンリマユは持っていなかった。



Fate/GrandOrderでは編集

種別はArtsで、効果は【自身に待機状態を付与(1ターン)【デメリット】&自身のHPを回復<オーバーチャージで効果アップ>&敵のターン終了時に、自身がそのターン中に受けたダメージを、敵全体に倍加して返す】。

相手側のアクションが重要となる珍しい効果を発揮する。


攻撃を食らわないと意味が無いが、相手の攻撃力が強すぎて死んでしまえば不発に終わり、かといって弱すぎると大してダメージを与えられない、という原作の「クソッタレ」さを見事に再現している。

ただし、対象が単体から複数、返すダメージも等倍から2倍に、そして同じ相手に何度でも使う事自体は可能と、上記に比べればこれでも相当強化されている。



宝具ダメージ換算は【(宝具発動直後のHP-ターン終了時のHP)×2】で行われるが、激運とガチャの回転の果てに宝具Lv5(MAX)に到達すると倍率が3倍に増加する


効果的に使用する為には、戦闘不能を耐える「ガッツ」状態を与えておきたい所だが、ガッツで復活した際に回復量が多すぎると反撃ダメージが0になってしまうというジレンマを抱えている。

(これは、ガッツでHPが1しか回復しない特定のイベント礼装ならガッチリ当てはまる)


一方で、防御系スキル(回避・無敵・防御バフ)の影響を無視して確実にダメージを与えることができる点も再現されているのが利点。

そのため、期間限定イベント「ネロ祭再び~2016 Autumn~」の超高難易度クエストにおいて登場したジークフリートのように、超絶的な防御力によりまともにダメージを与えることができない類の相手には、その対策の1つとして重宝された。


かように、非常に使いどころが難しい宝具であるが、敵サーヴァントとして数十万単位のHPを引っ提げて登場した場合は話が変わってくる。

待機状態はデバフ扱いとなっているため、強化解除や強化無効では妨害できず、与ダメージに応じた反撃も、一切の防御を貫通してPT全体に飛んでくる。

その為、

 「宝具発動or倍返し発動までに速攻で倒す」

 「チャージ減少や宝具封印・スタン・魅了といったバステを連発して宝具を使わせない」

 「宝具を使われたターンは、ダメージの発生しない回復・サポート系宝具だけ使う」

 「スキル等のガッツで耐える」

といった対策を取らなければ、発動したが最後、一瞬でPTを壊滅させる凶悪な宝具へと変貌する。


関連タグ編集

Fateシリーズ アンリマユ 宝具


疵獣の咆吼……似た性質の宝具。こちらは致死性のダメージを負っても発動までは溜め込めるが、相手次第では防御や回避を許す可能性もあり、一長一短。

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