「霹靂兵燹」とは、 霹靂布袋戲で素還真が登場するシリーズの第29作目である。
2002年7月開始で、全48集。
作品解説
概要
魔佛波旬の問題が、意外な人物の活躍で早々に解決し、話題は冥界の統一と六魔刀の奪い合い、希望宮城に移っていく。冥界とはこの場合死後の世界ではなく、異形、異質な人々や反社会的勢力の集まり、と解釈するのが妥当。
なお、「霹靂狂刀之創世狂人」で死亡したはずの 素續緣が、冒頭から何事もなかったかのように登場する。
主な登場人物
中原一の賢人。「霹靂異數之龍圖霸業」で負った傷が完治していない。
素還真の息子。医師として父に付き添う。
雲渡山の高僧。素還真の復帰にともない、自身は引退を宣言する。
- 屈世途
天策王朝の元軍師。口調や態度が完全に一銭生に戻っている。
- 牟尼上師
定禪天の僧侶。一頁書の修行を手伝う。
- 淨琉璃
定禪天の尼僧。牟尼上師とともに一頁書に協力する。
- 四無君
冥界内の中立組織である「冥界天嶽」の軍師。青い羽根がシンボル。
- 犴妖神
妖刀界を構成する犴妖族の長。冥界統一の支配権を巡って邪族との勝負に挑む。
- 妖后
妖刀界の女王。犴妖族の知恵の代表に選ばれる。
- 九曲邪君
邪族の長。犴妖族との勝負に、自ら武術の代表として出馬する。
- 經天子
かつて汗青編の頂点にいた男。邪族の術を身につけ、邪能境の主に納まる。
- 鬼隱
胸元に棺を掲げた妖術師。經天子同様、邪能境に加入する。
- 滅輪迴
邪能境に元からいる幹部。組織のため、經天子らに協力する。
- 天魔
魔域の最後の王。冥界天嶽に不信感を持つ。
- 炎熇兵燹
白い仮面の殺人者。六魔刀の一つに使い手として選ばれる。
- 鄒縱天
炎熇兵燹の師匠で育ての親。彼の歪んだ価値観の根源。
- 天忌
金髪長耳の青年剣客。炎熇兵燹に両目を奪われる。
- 醉輕侯
千飛島の島主。天忌を保護し、弟子にする。
- 燕子丹
醉輕侯の養子で跡取り。貴公子然として見えるが、性格が悪い。
- 燕飛虹
醉輕侯の娘。おてんばで嫉妬深いわがままお嬢様。
- 容衣
千飛島の侍女。天忌の世話を任される。
- 紫嫣夫人
希望宮城を治める未亡人。赤ん坊の頃に誘拐された息子を探している。
- 拏絃音雅、瑟風流、冀小棠
紫嫣夫人の部下。
- 宿文馗
希望宮城の城主。故人。
- 金蒼龍
川涼劍族の長。紫嫣夫人の友人。炎熇兵燹を一族の仇として追う。
- 白馬縱橫
金蒼龍の弟子。騎馬で武林を駆け回る自由人。
- 向天借命
かつて金蒼龍らが倒した悪人。魔刀の力で蘇る。
- 黑衣劍少
妖刀界少主。六魔刀の一つに使い手として選ばれる。
- 絕鳴子
犬小屋のようなところで暮らす男。六魔刀の一つに使い手として選ばれる。
- 金子陵
風流人の姿をした鍛冶師。絕鳴子に恨まれている。
- 認吾師
窮八極の血筋に連なる青年剣客。金子陵に剣術を学ぶ。
- 刀獨行
六魔刀の一つ「王者之刀」の候補者として噂される人物。雪原を根拠地にする。
- 觀世刀
王者之刀の候補者として噂される人物その2。案外気さく。
- 湛江雲
王者之刀の候補者として噂される人物その3。他の候補者に勝負を挑む。
- 風之痕
黑衣劍少の師匠。魔刀に襲撃される。
- 洛子商
飄々とした青年剣士。湛江雲と親しくなったことがその後の展開に影響する。
- 長河南星
神童とあだ名される霊感少年。秦假仙に「岳父」と呼ばせるなど意味不明な行動が見られる。
刀狂劍痴の通称で知られる侠客。対面前から長河南星を気にかける。
関連タグ
関連リンク
- 公式サイト紹介ページ「霹靂兵燹」※中国語