「霹靂狂刀之創世狂人」とは、 霹靂布袋戲で素還真が登場するシリーズの第20作目である。
1998年4月開始で、全50集。
作品解説
概要
「霹靂狂刀」と銘打たれているが、直接の続編ではない。宗教関連の話題と、いくつかの「刀」と「創世狂人」にまつわる物語が展開される。
前作の終盤に登場した美青年、莫召奴の本格的な活躍はこのシリーズから。
主な登場人物
中原一の賢人。君夫人に伴われ東瀛に渡るが、死亡したと連絡が入る。
素還真の息子。素還真に代わって中原の平和を守ろうとし、命を落とす。
- 創世者
一頁書の前身とされる、辮髪の宗教者。その信念には魔魁も一目置く。
心築情巢に住まう物静かな青年。女性と見紛う美貌の持ち主。
- 九錫君
莫召奴の友人で、儒教の「天朝署」署長。密かに東瀛勢力と通じている。
- 淚痕
莫召奴の身辺を守る刀客。神出鬼没。
- 白雲嬌娘
易水樓樓主。素還真不在の中原を掌握しようとする。
- 帥輕皇
汗青編主事。中原に勢力を伸ばそうとして素還真の怒りを買う。
- 截顱
創世者の弟子。師のために命を落とす。
- 白妙貫、黑淨空
仏教の一派「耶摩天」の白黒羅漢。化身して正道の協力者となる。
- 雲廬劍僧
巨剣を操る修行僧。かつて魔界武神「斬海」の首を耶摩天に持ち帰った。
- 龍閣梭羅
魔域の正統王家、金魔の後継者。魔魁を破り自らの王朝を打ち立てるが、急激に老化する。
- 椒圖
龍閣梭羅の后。龍閣梭羅との間に一子をもうける。
- 狻猊
椒圖の義弟。
- 萬鈞勢
龍閣梭羅の恩赦で煉魔獄から開放された魔将。龍閣梭羅の後継者になる。
- 斬海
魔魁と並び称される魔界の英雄。復活し魔界を掌握する。
- 鬼王棺
滅境邪霊。煉魔獄に潜む謎の存在から、新たな武功を授かる。
- 舞造論
秋水宴という剣客集団の主催者で、武術書『王者之路』の編纂者。
- 掠食者
『王者之路』に記された遣い手のひとり。叢林を拠点にする異形の男。
孤独な剣客。易水樓に殺されかかるが、渡鶴影に救われる。
- 渡鶴影
『王者之路』に記された遣い手のひとり。病気が元で雪原に隠棲している。
- 落煙霞
『王者之路』に記された遣い手のひとり。渡鶴影の妻だったが、行き違いから彼を恨んでいる。
- 沉世老叟
『王者之路』に記された遣い手のひとり。
- 小還身
沉世老叟の弟子。素還身に改名を求め勝負を挑む。
- 無不愛
本名、舞劍魄。舞造論の息子だが、親子仲は良くない。
- 龍王魛
魔界随一の刀客。魔魁との一騎打ちのあと、行方不明になる。
- 泣花魂
龍王魛を愛する女性。龍王魛との行き違いから、姿を消す。
- 赫瑤
大汗帝國の姫君。男勝りの美人で、莫召奴に好意を持つ。
- 赫丹
大汗帝國君主。温厚で徳のある王だが、後継者に悩んでいる。
- 赫沙
赫丹の息子で赫瑤の兄。長男ながら野心家で器が小さい。
- 四飛天
大汗帝國を裏から操る謎の集団。
北武林出身の刀客。道教傳人。素還真に協力を申し出るが、葉小釵との間に摩擦が起きる。
刀狂劍痴の通称で知られる剣客。仏教傳人。亂世狂刀と孫とのことで汗青編に利用される。
流れ者の若い剣客。儒教傳人。
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