CV:原田彩楓(ドラマCD)
人物
フラント州という場所にあるエルフの国「善い枝(よいえだ)侯国」出身のエルフの女性。外見は20歳前後。実年齢は自称「17歳と2500か月(約220~230歳)」。
外見上の特徴は、超の付くナイスバディ。特に胸は「したたりの精霊」のユフフが登場するまでは、(おそらく)劇中でも一の大きさだった。そのため、本編でもお色気担当扱いだったり、アズサが自分の胸と比べて嫉妬するほど。
職業は調薬師で、「栄養酒」という栄養ドリンクを作っていた。経営手腕も高く、故郷で大量生産して大規模に販売して成功していたのだが、それを飲んだ魔族のベルゼブブが体調を崩してしまう。それにより「ベルゼブブが恨んでいる」という噂を聞いた故郷から追い出された上に、ベルゼブブに自分の手配書まで出されてしまい、命の危機を感じてちょうど噂が広まりだしていたアズサを頼ってきて、アズサの二番目の弟子という形で匿われる。
後にベルゼブブの体調不良の真相が、「栄養酒が体に合わずに倒れた」のではなく、「栄養酒を飲みながら仕事で無茶をし続けたために倒れた(つまり、ベルゼブブの自業自得)」ということが本人から明かされ、手配書も「ハルカラが逃げ出したために栄養酒が買えなくなり、本人に生産再開を頼むため」と、全ては誤解と分かったのだが、それを鵜呑みにして彼女を追いだした故郷に戻るのを嫌がり、アズサの弟子を継続しながら近くの町で新たに「ハルカラ製薬」を興す。
栄養酒だけでなく、アズサが作ったお菓子「食べるスライム」の販売、製造も管理しており、アズサ達家族の中では一番の資産家となっている。
‥‥と、ここまでなら「不幸な目に会いながらも再起した優秀な調薬師兼経営者」なのだが、彼女の最大の欠点として、劇中最大のドジっ娘兼やらかし体質がある。さらに、アズサに次ぐ巻き込まれ体質でもある。
上記のベルゼブブの一件はまだ序の口であり、主な物を抜き出すと、
- 食用キノコと毒キノコの仕分けが雑で、自分やアズサに食べさせてしまう。
- ハルカラ製薬を興したら、工場に地縛霊(ロザリー)が住んでいた。
- それが解決し、営業許可を申請した際に賄賂を断ったため州知事に冤罪で逮捕される。
- 家族で魔族の国に招待され、魔王ペコラと会った時に頭を下げた拍子に、頭突きをかましてしまいペコラが意識不明になり、処刑されそうになる。
等、家族一のトラブルメーカーである。しかも、アズサやライカ達とは違い、身体能力は一般人レベルであり、荒事などに巻き込まれた時は自力では対処できない。
また、アズサに行為を抱いているような節がある(本人曰く「百合的思考はないが、食われノンケ」)。
スピンオフでは‥‥
スピンオフ小説「エルフのごはん」では、ついに主役となる。
「エルフのごはん」では、アズサに出会う前、故郷で起業したばかりの彼女が栄養酒の営業で各地を回りながら、ご当地料理をいただく‥‥はずなのだが、見つけた料理屋が大外れだったりと、彼女の強烈な「やらかし体質」でいつも散々な結果になってしまう。果たして、彼女がおいしい料理にありつける日は来るのだろうか‥‥?
「しくじっっっっっっっっっったーっっっっっっっっっっ!」