『からくりサーカス』の登場人物。
概要
古来より人形繰りが盛んな地・黒賀村出身の殺し屋。
マリオネットを武器に殺しを請け負う。
仕事を請ける際の口癖は「……で、お代はいかほどいただけるんで?」。
彼の使うマリオネットは最初「プルチネルラ」だったが、壊されたので以降「グリモルディ」を使用している。
遺産相続で勝を殺害するために雇われたが、助けを待つのではなく自ら戦うと決めて脱走は図った勝と遭遇し、より多額の契約金で寝返った。
そして勝と入れ替わるかのように捕らわれてしまった鳴海としろがねを助けるため、勝と共に奮闘した。
そのとき勝の優れた特性を見抜き賞賛している。
誘拐事件後は勝から莫大な金を得たためか、人生に退屈し、わざと自分から危険を求める様な行動をしたり、怠惰な生活を送っていた。
そんな折、「しろがね」と「真夜中のサーカス」との最終決戦のためジョージ・ラローシュに黒賀村からマリオネットを受け取るための案内役として雇われる。
当初依頼に難色を示したが、ジョージの「アシハナ、キミ、タイクツナノダロウ。」の一言から、いつもの口癖で引き受けた。
サハラ砂漠の最終決戦にも参戦したが、人形のパンタローネに「どけ」と言われたどいてしまったことが、後々まで尾を引くことになる。
ジョージ・ラローシュと共に描かれることが多く、またお互いに生きる世界は違うものの、一種のシンパシーを感じていたように思われる。