概要
ビック東海が1988(昭和63)年に発売したファミコン用アクションゲーム。
マッチョマンに変身していることを前提とした理不尽ともいえるほどの高難易度が特徴。
pixiv内では筋肉モリモリマッチョなキャラクターのイラストや本作を基にしたネタイラストが投稿されている。
ストーリー
服用するだけで筋肉モリモリのマッチョになれる「マッチョマックス・ペレー」という新薬を発明したMr.ジャクソンは鞄に1グロス(＝12ダース)のマッチョマックス・ペレーを詰め、注文主の元へと軽飛行機で向かった。が、ジャクソンの乗る軽飛行機は島の浜辺に墜落してしまう。
ジャクソンは機関銃を手に、世にも不思議な怪生物がうごめくジャングルを抜け島からの脱出を試みる。
システム
横スクロールタイプのアクションゲームで、各ステージの終わりにはボス(複数の雑魚敵の場合もある)がおり、それを倒すとステージクリア。
敵に接触したり、敵の弾に当たると1ミス。マッチョマンに変身しているときは耐久力が1減る。
Aボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃を行う。攻撃は手にした機関銃で銃撃を行うが、弾数制限があり撃ち尽くしてしまうと機関銃で殴るしかなくなり窮地に陥ることとなる。銃弾は敵が落とすアイテムで補充可能。マッチョマンへの変身や変身時の耐久力のため、敵が落とすアイテムは得点アイテム(500点、1000点、3000点、5000点、10000点)が多くある。
敵を倒した際にアイテムとして出てくるマッチョマックス・ペレーをとった状態で得点が5000点以上あるとマッチョマンに変身可能になり、目印として残り弾数表示の横に「GO!!」という表示が現れる。マッチョマンへの変身はSELECTボタンで行う。
マッチョマン
マッチョマックス・ペレーを服用することにより筋肉モリモリの強靭な体になった姿。強靭な体は敵の攻撃に耐えられるようになり、その拳も機関銃とは比べ物にならないほど強力。
Bボタンでマッチョアッパー、↑＋Bで耐久力1ポイント消費して「マッチョビーム」なる衝撃波のようなワイドビームを飛ばすことができる。耐久力は得点5000点で1ポイント(最大14ポイント)となり、耐久力の分敵の攻撃に耐えられるようになる。耐久力が無くなるか、ステージクリアで元の身体に戻ってしまう。
攻撃力
マッチョマンに変身した状態を前提としているためか生身での機関銃による攻撃とマッチョな肉体からの攻撃には天と地のような差がある。
| 攻撃 | 威力 | 離れた場所への攻撃 | 消費 |
|---|---|---|---|
| 機関銃 | 1 | 可 | 弾丸 |
| 機関銃(弾切れ) | 1 | 不可 | なし |
| マッチョアッパー | 8 | 不可 | なし |
| マッチョビーム | 16 | 可 | 耐久力 |
余談
- パッケージ裏側のストーリーによるとマッチョマックス・ペレーは1瓶で3万ドル（当時の為替レート平均で換算すると約384万4300円）するそうだ。
- 本作のラスボスは一時期世間をにぎわせたアレそのものなのだが、そんな奴が何故島の対岸に泊めてある帆船の中にいるのかは不明。
