ビック東海
6
びっくとうかい
ビック東海とは、静岡県を拠点とする電気通信事業者。ファミコンやメガドライブ用等のゲームを開発・販売していたメーカーとしても知られる。現在の社名はTOKAIコミュニケーションズ。
1977年3月に「焼津ケーブルビジョン株式会社」として設立され、1978年5月に社名をビック東海に変更した。
1980年代から1990年代にかけて、ゲームメーカーとして、主にセガが発売したアーケードゲームの開発や家庭用ゲーム機用のゲーム開発・販売を行っていたが、1998年にゲーム事業から撤退し、静岡県を中心としたケーブルテレビ事業(2012年に分社化)の他、インターネットサービスプロバイダである「@TCOM」、MVNO事業である「LIBMO」などの通信事業をメインにしている。2010年よりモバゲー向けのソーシャルゲームを提供する等ゲーム開発を再開している。
ゲームメーカーとしては、少々…というよりは相当クセの強い、いわゆるクソゲーやバカゲーに分類されるソフトや周辺機器を多数手がけており、一部のゲームマニアの間では知られる存在である。
なお、かつてはゲームセンターやカラオケボックスなどエンターテインメント事業を行っていたサンセイブ(※2022年時点ですでに倒産)と共同開発を行っており、このサンセイブのゲームソフト・周辺機器開発事業を引き継いだのがキーズファクトリーである。
2011年に、LPガス事業を行うTOKAI(ザ・トーカイ)と共に株式移転による共同持株会社「TOKAIコミュニケーションズ」を設立し、経営統合した。以降の沿革についてはTOKAIコミュニケーションズを参照のこと。
ファミコン
- アイギーナの予言(1986年11月21日)
- チェスター・フィールド(1987年7月30日)
- カケフくんのジャンプ天国スピード地獄(1988年7月22日)
- ゴルゴ13第一章_神々の黄昏(1988年3月26日)
- 突然!マッチョマン(1988年12月2日) -開発はエイコムが担当。
- 電撃ビッグバン!(1989年1月27日)
- 全米プロバスケット(1989年7月21日) -開発はエイコムが担当。
- コンフリクト(1989年12月1日)
- ゴルゴ13第二章_イカロスの謎(1990年7月27日)
- まじかるキッズどろぴ~(1990年12月14日)
スーパーファミコン
- 機動装甲ダイオン(1992年12月14日)
- 神聖紀オデッセリア(1993年6月18日)
- TOKORO'Sマージャン(1994年9月23日) -所ジョージがキャラクターデザインを担当したキャラクターが登場する麻雀ゲーム。
- おらがランド主催ベストファーマー収穫祭(1995年3月17日) -明治製菓のスナック菓子である『カール』のキャラクターを使用したゲーム。
- プリンセス・ミネルバ(1995年6月23日) -リバーヒルソフトがPC-98専用ソフトとして発売した作品の移植版。
- ラプラスの魔(1995年7月14日) -ハミングバードソフトがPC-98等で発売していた作品の移植版。
- 神聖紀オデッセリアⅡ(1995年10月6日)
ゲームボーイ
- 冒険!パズルロード(1990年4月20日)
- ジェムジェム(1991年3月29日)
- エアロスター(1991年6月28日)
- ザードの伝説(1991年10月18日)
- ザードの伝説Ⅱ(1993年2月19日)
- GⅠキング!_三匹の予想屋(1993年3月26日)
- ルクル(1994年3月25日)
- トコロ'sまあじゃんJr.(1994年12月22日)
- ライトボーイ - ゲームボーイシリーズ対応の周辺機器。「アドバンス」のみサンセイブ→キーズファクトリー
NINTENDO64
- スペースダイナマイツ(1998年3月27日)
セガサターン
- ザ・ハイパーゴルフ_デビルズコース(1995年12月15日) -T&ESOFTのゴルフゲーム『デビルズコース』の一作で、発売を担当した。
- プレイボーイカラオケコレクションVol.1(1996年8月9日) -18歳未満購入禁止作品。
- プレイボーイカラオケコレクションVol.2(1996年8月9日) -18歳未満購入禁止作品。
- クリティコム ザ・クリティカルコンバット(1997年2月28日) - 後述するプレイステーション版の4ヵ月後に発売された。
プレイステーション
- クリティコム ザ・クリティカルコンバット(1996年10月4日)
- バーニングロード(1997年1月31日)
アーケードゲーム(全てセガが発売した作品の開発を担当)
- カロリー君VSモグラニアン(1986年)
- バルバルークの伝説(1986年)
- ブロックギャル(1987年)
- UFO戦士ようこちゃん(1988年) - もとは南野陽子とのタイアップで発売される予定であったが、諸事情で南野側から断られたためパロディ作品として発売になった。
コメント
コメントが未記入です