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概要編集

ビック東海が1990(平成2)年に発売したアクションゲーム

ラウンド間の演出などを除きロックマンシリーズのグラフィック替えゲームのような雰囲気のため「魔女ロックマン」というあだ名がついている。

更にエンディングなどのビジュアルシーンの台詞が何か変(日本語の文法的な意味で)な事でも地味に有名。

ちなみに、どろぴー本人はとても立派なものをお持ちしているらしく、ゲーム画面中のドット絵でも胸の谷間が見えている。


pixiv内ではプレーヤーキャラかつヒロインである「どろぴー」のイラストで占められている。

ストーリー編集

1999年、突如空から降ってきた謎の物体から「悪玉帝国」と名乗るロボット軍団が現れ各地に基地を建設し、今すぐ降伏しなければ地球に壊滅的なダメージを与えると全世界に宣戦布告してきた。そんな中、ロボット軍団の総帥である「極楽機神帝」の秘密を握る少年「カゲマル」は自身が開発したマジカルテレポートを使い、魔界からひとりのかわいい魔女を呼び出すことに成功した。魔界から呼び出された彼女の名が「どろぴー」である。


どろぴー:「私を呼んだのは、あなた?」

カゲマル:「ハッ!」

(極楽機神帝がカゲマルを捕らえ、ロボット軍団が攻撃を開始。)

カゲマル:「どろぴー!」

どろぴー:「カゲマル!」


カゲマルと世界を救うためどろぴーが悪玉帝国の基地へと向かう。

システム編集

某ロックマンと似ているが、ゲーム開始時から通常攻撃を含む六種類の魔法が使える。場面に応じてそれらの魔法を必然的に駆使して進むこととなる。

某ロックマ(略)同様に敵の攻撃で体力ゲージが無くなるかトゲに落ちると1ミス。残り人数が無くなるとゲームオーバー

某ロッ(略)と異なる点として、真上への攻撃やしゃがみながらの攻撃が可能。

ちなみに、水中面であるラウンド3のみ酸素ゲージが存在し、時間とともに減っていくが、のないところへジャンプすると回復する。酸素ゲージが0になると体力が減っていく。

1ラウンドは3つのシーンから構成され、シーン3に君臨する各ラウンドのボスを倒すと次のラウンドへ進む。全5ラウンド。

ゲームオーバーになるとラウンドの初めからやり直し。全ラウンドがワイリーステージだと思うと理解は早い。

敵が稀に落とすカボチャ(大カボチャと小カボチャの二種類ある)を取ると体力回復。どろぴー人形を取ると1UP

どろぴーが習得している魔法編集

使用する魔法に応じて、どろぴーの色が変化する。

NORMAL ()編集

通常攻撃であり、溜め撃ち可能。

FIRE (ピンク)編集

火の鳥に変身し画面内の敵を一掃する。ただし、体力を4ポイント消耗する。その後は溜め撃ち不可であること以外NORMALと同じ。

FREEZE ()編集

溜め撃ちすると当たった敵が一定時間凍る。障害物の炎などにも有効。溜め撃ちしない場合は通常攻撃。

BALL ()編集

地形に当たると跳ね返る弾を斜めに撃つ。この弾は4回反射するか一定距離飛ぶと消滅するため実質的に射程距離制限がある。溜め撃ちは不可能。

SHIELD ()編集

溜め撃ちするとどろぴーの正面にバリアを張る。溜め撃ちしない場合は通常攻撃そのもの。

BROOM ()編集

通常攻撃と同時にが出てくる。箒は上に乗った状態で方向キーとBボタンで下以外の方向に進める。溜め撃ちは不可能。

箒を出してから一定時間乗らずにいると箒は消滅し(その後の通常攻撃で再び出てくる)、箒に乗って移動している際にジャンプしても箒は消える。

箒に乗った状態で、他の魔法に切り替えて攻撃することも可能であり、移動中の方向転換も可能。

ロックマンのアイテム1号&2号に慣れている(この特性に気づかない)とクリアできない場面もあるので要注意。


余談編集

  • カセットに書かれているタイトルは「まじかるキッズどろぴ」。また、タイトルの英語表記から「まじかるどろぴー」とも呼ばれる。そのため、「どろぴ」での部分検索が推奨される。
  • 「ロックマンのパクリ」とよく評されるどろぴーだが、「方向撃ち分け」を採用したのはどろぴーが先である。(2Dアクション業界で最初という意味ではない)
    • これに合わせて、「溜め撃ち」を導入したのもどろぴーが最初…と言われる事があるが、実際はロックマン2のアトミックファイヤーですでに導入されている。
  • キャラクターデザインは極楽院櫻子によるものらしい。

関連タグ編集

ファミコン アクションゲーム ビック東海

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