概要
演じているのは俳優・放送作家の高見映氏。
高見氏が身長181センチの長身で有る事から「ノッポさん」と言うキャラクター名になった。
チューリップハットとそこから覗くもじゃもじゃの髪の毛、長い足にパンタロン・ズボン吊りがトレードマーク。タップダンスが得意である。
番組中一貫して一言も台詞を喋らないのがトレードマーク。
・・・だったが、最終回のみ「知ってます!」「あ~あ、しゃべっちゃった!」と発言し、番組を見ていた幼児たちを大いに驚かせた(この時の高見氏の心境と経緯は、氏の著書『ノッポさんがしゃべった日』に詳しい)。
ノッポさんの歴史
「なにしてあそぼう」
1960年代に「できるかな」の前身番組「なにしてあそぼう」が実はノッポさんが初めて登場した番組である。容姿も現在知られているものと異なり、「短髪でハンチング帽」「赤いオーバーオール」の姿であった。「なにしてあそぼう」での共演者は「熊のムウくん」であった。
「なにしてあそぼう」終了と同時にノッポさんも一旦降板する。
「できるかな」
ここで現在知られているノッポさんが確立した・・・のだが、実は最初の一年は出演者がノッポさんではなかったのである。また、視聴者からの嘆願でノッポさんの再登場の声があった。
その一年後にノッポさんが再登板した事により長きに渡る番組として親しまれていく。
チューリップハットは時期によっては緑と薄茶色の違いがある。
備考
ノッポさん役の高見氏はNHKみんなのうたの「グラスホッパー物語」を「高見のっぽ」名義で作詞、脚本、出演してから「高見のっぽ」名義で紹介されることが多くなり、「高見映」名義で紹介されることが少なくなっている。ちなみに公式の芸名は「できるかな」出演時と同じ「高見映」。また、氏の公式サイトも公式芸名である「高見映」では通じづらい(※)のか「高見のっぽ」名義となっている。
先述の放送作家としては実はフジテレビのひらけ!ポンキッキの制作にも携わっていた事もある。
※・・・公式芸名を知っているであろう年齢層が30歳代以上の年齢になる。
ちなみに高見氏はこうみえて実は工作が苦手である事を後年明かしている。しかし、それを視聴者に微塵も感じさせずに楽しい工作遊びを紹介してきたのはさすがと言えよう(勿論、番組制作スタッフによる工夫も大いにある)。
喋らないのが特徴のノッポさんではあったが、当時のNHKの番組紹介ミニ番組「テレマップ」では喋っている姿があったりする。
その他
みうらじゅんがVOWでやんすのコラムで「ノッポさんとジミー・ペイジ同一人物説」でイギリスのロックギタリストジミー・ペイジとノッポさんが顔が似ている事をネタとして指摘している。
また、メイン画像の「できるかな?じゃねぇよ。やるんだよ。」はノッポさんが実際に言った事がある。(勿論だが、あくまでもネタとしてである)