概要
「河上彦斎」とは、幕末四大人斬りの一人といわれている通称「人斬り彦斎」である。
だが、伝えられている彦斎の容姿は「人斬り」とは程遠いイメージで、背丈は約150cmと小柄な色白で、一見女性に見間違うほどだったと言われている。
幕末の大思想家である佐久間象山を、白昼堂々に暗殺したことで有名だが、それ以外では目立った記録が無いことでも知られる。
勝海舟によると、人物像は平生は礼儀正しく温和であるが、反面平気で人を斬る残忍性も併せ持っていたと言われ、他にも頑固で野性的、激烈な性格の反面、人情に厚く、親思いで、妻子にも優しかったとも言われている。
しかし、開国および欧米との交流には最後まで反対という極端な攘夷思想の持ち主だったとされ、そのことから倒幕達成後は新政府の者達に疎まれるようになり、遂には罪人として処刑された。
少年ジャンプに連載されていた「るろうに剣心」の主人公緋村剣心や「銀魂」に登場した河上万斉のキャラ設定のモデルである。