概要
「九十九の満月」の世界(以下、九十九世界) に登場する物化妖。
人の何倍もある巨体で、対の足(?)が生え、体のほとんどはびっしりと歯が生えた大きな口。
初登場時はその大きな口を開けながら、その巨体で凄まじい速さで動き、近くに生えた障害物を蹴散らしながら主人公達をどえらい表情で追ってきた。
生き物は襲わないはずの(下級)物化妖だったはずだが…?
余談
単行本では初登場時の描写などが描き直しされ、丸轡(まるぐつわ)の表情が更に強調されたり、名前が書かれた巻物(テロップ)に「?」の命紋(みょうもん:己を示す紋章)が追加されたりしている
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物化妖(ものばけよう:物が触媒(ベース)の妖怪)
少し試してみたいことがあるんです。
主人公達を襲ってきた理由は、落とした自分の(体の)一部を取り返すため。
触媒(ベース)の鈴が描かれたコマをよく見ると、その付け根はしめ縄のような物になっているため、神社にある本坪鈴(ほんつぼすず)と思われる。その為か脚が縄状の形をしている。
また丸轡(まるぐつわ)の解説をした用心棒の妖怪が「外側だけが大きくなったから気づかなかったわ!」と発言しているため、根付(ねつけ:ストラップの事)の先に付いた鈴が触媒(ベース)の可能性もある。
落とした自分の(体の)一部とは、旅人の人間が拾ったきれいな石である「鈴中の玉」。その大きさは指で摘まんで持ち上げられる程の大きさと重さである。
【その181】にて『無くし物探し者 まるぐつわ』と名前が書かれた巻物(テロップ)が付き、命紋(みょうもん:己を示す紋章)は鈴のような紋になっている。
因みに、龍の娘だけは丸轡(まるぐつわ)が食べるために襲ってきたわけでないと気づいた理由が…
へ?
だってあの丸轡(まるぐつわ)さん…すごい困った顔してたじゃないですかっ
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