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国道308号線の生駒山地を越える部分のこと。

 車で迷い込むと泣きをみるが、自転車だともっと泣きをみる、激細かつ関西最強の激坂である。

概要

 正式名称は暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう)。

 奈良県生駒市西畑町と大阪府東大阪市を結ぶ国道308号のうち、特に生駒山中の部分に当たる。

 名前の由来は鬱蒼と茂る樹木の影響で、昼間なのに夜のように暗いというところから。

 歴史は古く、奈良時代難波平城京をつなぐために通され、万葉集の一首にその様子が歌われている。

 また江戸時代には大仏参拝とお伊勢参りへの交通路としても使用されており、松尾芭蕉も通ったとされ、西畑町内のうどん屋の下に記念碑が建てられている。

関西屈指の急勾配

 俗にいう酷道(こくどう)の聖地であり、地元近辺では休憩処や飲食店舗などが良好なため、ハイキングコースとしても有名である。

 平均斜度は20%・最大斜度は37%で、国道としては日本一の急勾配となっている。あまりの急勾配であるため、ロングボディ車が特定区間を走行すると車体の底を擦る強烈なカーブで車体が回らないなどのトラブルに見舞われるため、車種によって通行が制限されている。

 また昨今は改善されつつあるも、崖の手前なのにガードレールがない車幅が1台分しかないなどはザラである。

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暗峠の編集履歴2011/05/21 14:26:29 版