概要
ティッシュや白い布などをくるんで軒先や窓際などに飾ると、明日の天気が晴れになると言われている。
「てるてる坊主」の歌にあるとおり、晴れたら金の鈴や甘酒を貰えるが、もしも曇や雨だった場合は首をチョン切られる運命にある可愛そうな子である。
ちなみに頭を下にして飾ったものは「逆てるてる坊主」「ふれふれ坊主」などと呼ばれ、てるてる坊主とは逆に雨が降ると言われている。
日和坊
「ひよりぼう」。または日和坊主。日本の妖怪。
てるてる坊主のモデル、あるいは日照りの神で、てるてる坊主は、この妖怪を呼ぶまじないと言われている。
都市伝説
人形と呪術は深い繋がりがあることで知られ、てるてる坊主もそうした都市伝説が広まっている。
てるてる坊主の場合、晴天を祈願して生贄を奉げたところから始まるとされている。他にも吊るされた死刑囚、首を包んだ白い袋がモデルであるという都市伝説もある。
また顔は描かない、天の神に捧げるものだから晴れたらきちんとお供え物を奉げる、役目が終わったら川に流す、神社で燃やすなどの作法があるらしい。