金の斧はイソップ童話(正しくは寓話)のひとつ。一般には「金の斧銀の斧」という題名で紹介されることが多い。
物語の概要
あるときある木こりが泉のそばで木を切っているとき、手が滑って斧を泉に落としてしまった。
木こりが困っていると、泉の中から女神が金と銀の2丁の斧を携えて現れ、「お前が落としたのはこの斧か」と尋ねた。木こりが正直に「いいえ、私が落としたのは鉄の斧です」と答えると、「お前は正直ものだから」と言われ、木こりは鉄の斧のほかに金の斧と銀の斧までも貰い受けた。
話を聞いた隣の欲深な木こりが泉に出かけ、斧を落としたところ、同様に女神が2丁の斧を携えて現れ「お前が落としたのはこの斧か」と尋ねた。欲深な木こりが「それは私の斧です」と手を差し伸べると、女神は「お前は嘘をついた。だから斧は返さない」と言い放ち、泉の中へと消えてしまった。
すなわち、欲張って嘘をついたりすると、もともと持っていた自分のものまで失う羽目になるよ、という教えである。
木こりの泉
上記のイソップ寓話をモチーフとした設備・アイテムなど。物を放り込むとグレードアップして返ってくるというご都合主義的なところが多い。
有名どころではドラえもんのアイテム「木こりの泉」がある。きれいなジャイアンの強いインパクトで知られるようになったものであろう。