ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

阪急7000系の編集履歴

2018/07/02 18:06:46 版

編集者:伊丹十三

編集内容:リニューアルと7300系の紹介を一部追加。今後も加筆します

阪急7000系

はんきゅうななせんけいでんしゃ

阪急の中で両数も本数も多く、阪急の車両の中で個性の強い編成が多い鉄道車両。ここでは車体寸法の異なる京都線の7300系と能勢電の7200系に付いても紹介する。

概要

阪急電鉄阪急)が1980年から神戸線・宝塚線系統で運用している通勤形電車。特急から普通電車まで広く運用されている。6000系とほぼ同一仕様の車両で、違いは制御方式が回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御になったことである。1系列としては阪急史上で最多車両数である。当初は鋼製車両で登場、途中からアルミ製車両に変わってるが、同一塗装なので外見からでは見分けはつかない。

リニューアル工事は施行年度によって様々。なおアルミ車については稀に7011形とも呼ばれる。

例えば1000系などで採用されてるPMSMのVVVFを搭載していてさらに車内のリニューアルをするタイプと前側の車番の位置だけ変えてしかも貫通扉の窓の下伸ばさず、しかも界磁チョッパ制御装置の耐用年数が近づいてるのにVVVFしなかったりした車両あったりなど個性が溢れたリニューアル車がいたりなどしている。増結用もあり、その中には増結ダイヤ減便で4連化となり伊丹線へ移ったりする奴もおれば、最近では元7000系の先頭車と元6000系の中間車を繋いだ車両能勢電7200系が誕生したりするなど元増結車の新たな活躍が期待される。そのほか、8連の初期リニューアル車や非リニューアル車には10連固定編成という、朝しか活躍しない編成もあるそうだ。因みに宝塚線では6000系の一部編成が10連固定編成である。また、京都線には10連固定編成がない。

また、増結車両の検査や車両不足などになった場合、固定解除をし、前面に付いている転落防止も外される。基本編成との違いは、前面にフックが設置されており、そのフックに転落防止幌を着けている。また、少数だが宝塚線でも活躍したり、ラッシュ時には箕面線に入っている。6連車は今津線で活躍こともあるようだ。

編成紹介(一部のみ)

数字のところに斜体文字が入っている編成がリニューアル車である

  • 7000F : 初期リニューアル車。開閉予告ランプの設置や客室扉・妻面の化粧板側面のドアの窓の拡大等のリニューアルをされた。通勤特急10連固定運用対応編成。6016Fと組んでいる。
  • 7002F : 7000Fの改造に加え化粧板の配色の変更(妻面扉も濃い色の木目調に)、床の色の変更(石畳風の模様を設置)等のリニューアルを施工。通勤特急10連固定運用対応編成。8031Fと組んでいる。
  • 7005F : 増結用。7004Fと組んでいる。
  • 7007F : 大規模リニューアル車。前面が8000系9000系に似たような感じに改造したり、方向幕のフルカラーLED化、座席に定員着席を促す仕切りを設置やパワーウィンドウを設置する等その内容は新車のような感じにリニューアルをされた編成でもある。ただ、制御装置のVVVF化はされなかった。
  • 7008F : 7007Fと同じ内容のリニューアル車。7108はSIVの試験車でもある。
  • 7009F : 7007F・7008Fのリニューアルに比べてグレードダウンした。内容は、前面はほぼ未更新のままだったり、行き先表示は幕のままで、内装は車内案内表示器がLEDに戻る(ただし戸袋上部ではなくドア上部に設置)の他、パワーウィンドウも非設置など原型車にやや近い外観になってる。
  • 7010F : 7009Fに比べリニューアルはややグレードアップ。足掛け板の設置や車番の位置が変更された。車内に関してはは7007F,7008Fと同様となっている。ただし、側窓は7009F同様手動式のまま、車内照明がLEDに、荷棚のデザインが変更されている。ドアチャイムの試験車。ドアチャイムの試験車。ただ、こちらは高音。既に更新されているようだ。
  • 7011F : 宝塚線専用車。宝塚方面に電連が付いている。この車両のみ、客室扉の縦のステンレス帯が設置されてない。余談だが、このグループより7300系同様、車体の素材をアルミニウム合金に変更。運転室後部の側面窓なし(現在は7011Fには設置済み)、この編成からはモケット張りの袖仕切りを備える。また、クーラーの吹き出し口が連続化される。未更新車である。
  • 7012F : この編成から冷房の吹き出し口が青銅色になる。元ドアチャイム試験車であり、現在採用されているドアチャイムより低音で鳴る。現在は更新されて消滅。8両全車がボルスタレス台車の試験車でもある。しかし、2009年の検査でクーラーキセが更新されたり台車が5200系の廃車発生品に交換された。後期リニューアル&VVVF更新車で、このリニューアルで小窓の設置もされた。7112のみ補助電源装置にSIV(静止型インバーター)を採用されている。
  • 7013F : 後期リニューアル車。外見が7303Fなどのリニューアル内容とほぼ一緒で、制御装置も1000系に準じたVVVFインバータとなった。また、案内装置は、1000系および7300系7303F以降に準じた32インチハーフサイズのフルハイビジョン対応の大型液晶ディスプレイとなっている。2016年5月24日より運用に復帰している。7013Fの他、7012Fや7019Fも改造の際に前照灯がLEDのものに更新されており、2009年以降に更新を受けた7007F-7010F,7020Fの前照灯も2015年ごろより順次、LEDのものに更新された。また、リニューアル未施工車の一部も2018年よりLEDのものに更新されている。元ドアチャイム試験車。
  • 7015F : 後期リニューアル&VVVF更新車。2017年5月に更新工事を施工された。2018年4月現在、宝塚線で唯一の7000系のリニューアル車である。7013Fと同様ドアチャイム試験車でもあった(既に更新済)
  • 7018F : 宝塚線を中心に走ってる車両。そのため、宝塚方面に電連が付いている。未更新車。7118のみ補助電源装置がSIVである。また、7000系の宝塚線専用車でこの車両のみ神戸線用の方向幕が付いている。

阪急7300系

1982年から1989年までに製造された阪急京都線の電車。83両製造。製造時の制御方式は界磁チョッパ制御となった。神宝線7000系と性能が同等。8両固定か6+2の8両編成を組み、10両編成の増結2両も7300系を使用している。因みに本系列が堺筋線への直通を開始したのは1989年11月からである。当初から堺筋線への直通運転も考慮して製造されたが、当時の堺筋線でのMT比規定により、MT比1:1の本系列は堺筋線に乗り入れができない状態が続いていたためである。なお、この時期に規定が見直されたのは、堺筋線側で66系が導入されることになったのが直接の要因である。さらに7300系はワンハンドル車であり操作体系がツーハンドル車と異なるため(すでに堺筋線に乗り入れていた3300系と5300系は60系と同じツーハンドル車であり操作体系上問題なかった)大阪市交通局は運転士に対して習熟訓練を実施させる必要があったが、導入当時「運転士が、異なる二種類の操作方法を習熟しなければならないのはややこしくて面倒である」という理由で導入当時すぐに習熟訓練を実施させなかったことも遠因となっている。7320・7321・7322は7450・7451・7452と組む1M方式の2連であったがそれぞれ7300・7301・7302と交換されている。梅田寄りに増結2両を連結する際相互に密着連結器・電気連結器が必要となるため組替えされた。

1998年より、7301Fを皮切りに、検査の再塗装の際に6300系・8300系列と同様に屋根肩部分のアイボリー色の塗り分けがされるようになった。現在は全車完了している。

車両紹介

  • 7300F・7301F・7302Fは増結車両である。ただ、普通の7300系とは異なり梅田側には電連がない。
  • 7303F : リニューアル車。7322Fと同じ時期に更新された。7013Fと同じ内容のリニューアル車。詳しくはリニューアルを参照。

リニューアル

7000系

1998年から7001Fを皮切りに同社正雀工場と車両車体修繕更新事業者で更新工事が施工されている。施工時期の違いから編成によって工事の内容に差が見られる。初期(1998~2000年)に施工された7001F・7003F・7006Fは、従来の車体更新に準じたメニューで、化粧板は新造時と同じく明るい色調を維持。車椅子スペースは各編成に4箇所設置。1999年の7003Fからは扉開閉予告チャイムが、2000年の7006Fでは車内にLED案内装置も設置された。

7000Fのリニューアルは7006Fの内容の他、5000系風の内装にリニューアルされた。

側面のドアの窓の拡大や、開閉予告ランプの設置客室扉・妻面の化粧板を濃い色の木目調に変更、日除けを上昇式のロールカーテンに変更、冷房機の更新などをした。此方は2000年に更新。

7300系

7320Fは2007年11月から2008年8月まで更新工事が施工され、2008年8月28日に出場、9月8日に営業運転を開始した。この編成はほとんど新車同様に改造されている。

2014年7月に7303Fが主制御装置をVVVFインバータ制御に更新する工事がリニューアルと同時に行われたが、貫通窓以外は7000系7010F以降と同様の外観となっている。機器の共通性を確保することを目的として、1300系車用VVVFインバータ装置を搭載している。また、7304Fは近畿車輛で更新工事を受けている。

関連記事

阪急7000系の編集履歴

2018/07/02 18:06:46 版

編集者:伊丹十三

編集内容:リニューアルと7300系の紹介を一部追加。今後も加筆します