概要
1957(昭和32)年4月1日に開園した。南海電鉄(とその関連会社)が運営している。南海電鉄の創業70周年記念事業として開園したものである。
名前こそ「公園」だが、その実態は、遊園地あり、動物園あり、イルカショーステージ、ペンギンの展示場あり、イベントステージあり、さらに夏には大型プールも営業したり、果てには鉄道体験施設に南海電車のカットモデルがある、カオスな空間である。
毎年正月明けから2月10日頃までは、メンテナンスなどのため「冬眠」する。
施設
遊園地
設置してあるジェットコースターは、1957年の開園以来、修理だけで使い続けている。西日本では最も古く、日本全国では東京の浅草花やしきに次いで2番目に古い。1980年代設置された宙づりコースターなどの絶叫系マシーンが撤去され、子供向けの遊園地に徹している。
動物園
日本で初めて地理学展示による無柵放養式展示を採用した。キリンの繁殖展示で著名な実績を残し、「キリンのみさき公園」の異名を取った。カンガルーの飼育数日本一も誇っていた。日本で初めてツキノワグマの行動展示を行っている。
ぷ~るらんどRiO
1987年6月28日にみさき公園開園30周年記念事業として開設された大型プール。海の見える高台に流水プール、ループスライダー、川下り「ジャングルリバー」などを備えている。1997年7月8日にスプラッシュスライダー、2000年7月8日にウォータージャングルを設置している。
シャイニースタジアム
2009年3月1日に開館。ここでイルカショーが行われる。スタジアムに付帯する形でアシカ舎・ペンギン舎も新築移転された。
もともとは2000年に閉館した自然水族館。
わくわく電車らんど
子供向けの鉄道体験施設として2014年9月27日開業。南海10000系電車(10905号車)、7000系電車新旧塗装(新塗装7041号車・旧塗装7033号車)のカットモデル3点を用いての運転士・車掌体験や、50000系電車の実物大モックアップを使った運転士体験ができるほか、プラレールで遊べる広場があり、南海電車関連のグッズが販売されている。
追記
南海電鉄は、このみさき公園の他にも、1938年から(休園期間はあれど)2000年4月1日まで、大阪狭山市にさやま遊園という遊園地を運営していた。
関連項目
ひらかたパーク(鉄道会社運営、という点で共通、つか商売敵)
USJ(不倶戴天の敵。なお、正式名称はユニバーサルスタジオジャパン)