クラーヴィス、テネブラリウス、クアドルペス、レギウスジュペーレ
テネブラーテネブラスインウォカト
概要
魔獣と心を通わせることができる「巫覡の末裔」の一人で、作中のプレイアブルキャラであるエマの叔父。ただしエマと違い魔幻獣の鍵ではないため、魔幻獣の本格的な覚醒は行えず一時的な事しかできないため、後述する目的のためにエマを利用しようとしている。
また、考古学の博士及び元軍師であり、その論文や研究はロイド登場以降たびたび触れられる。
性格は非常に目的意識が強く激情的、目的のためならば手段を選ばず、その徹底ぶりから来る非情さは学者たちの間で有名となっている。
作中での行動
蒼き炎のテンペスト
初登場。飛行島の一向に「魔幻獣の破壊」を依頼し、魔幻獣の危険性や飛行島が闇の兵器であることを自分は知っている等の話をする。が、20年前にロイドの姉が原因で起きた魔幻獣による大虐殺を知らないエマ(母が魔幻獣を起動させたというデマのせいで孤独な彼女は魔幻獣以外に友達がいない)からは破壊を猛反対され、エマを無視して話を続けた。
そして魔幻獣を破壊するために一時的に起動させその場にいる全員に危険性を伝え、ウルドに対して敵軍をけしかけて戦争を勃発させる(本来ウルドと敵軍が魔幻獣の危険性を認知して共に戦うという算段だったが敵軍が魔幻獣を無視したため失敗した)。
が、戦争のさなか魔幻獣はついに手が付けられなくなるレベルで暴れだし、周囲の魔物をも凶暴化させてリンツ島を危機に陥れる。
ロイドは最終的にブルーフレア(ウルドで作られているソウルで爆発する焼夷弾)を用いた自爆で魔幻獣を破壊し、跡形もなく消えた。
なお、自爆前にエマに「魔幻獣を覚醒させたのは私だ」という衝撃のカミングアウトを行い、エマからは「私は許せないけど貴方をずっと心配してきた母なら貴方は許すだろう」「本当に勝手な人」と言われた。
はずだった(この先さらなるネタバレ注意!)
カオスエンブリオ
「やあ、エマ」
4体目の魔幻獣を御神体として信仰するカルト教団を破壊するために主人公達に同行したマージンが、魔幻獣の残骸から魔力のようなものを手に持っている黒い球から回収し、正体を現した。
そもそもロイドは自爆などしておらず、2匹のロックガルーダを巫覡の力で操作し、1匹に「自爆」、もう1匹に「逃走」を命じて死んだと見せかけてはるか彼方に姿をくらましていたのである。
ロイドは正体を現すや否や教主を殺害(そのうえこのカルト教団の教主の上に当たる大教主がこのロイドであり、魔幻獣復活のために教主に魔幻獣の生贄を捧げるように仕向けていた)、死んだフリをしていたのは一向を魔幻獣討伐に駆り立てるためと説明した。
魔幻獣の力を取り込んだロイドは闇の王と同様の圧倒的な力を振るうが、闇の勢力に関しては知り合いから情報を貰うという形で利用しているだけであり、作中最悪の外道である闇の王をも「意味がない」と嘲笑。本人曰く「無を望む虚無の王」を名乗る。
テンペストの時点で人の心が理解できないような行動が目立ったが、変身している最中に起こった出来事にも無関心な様子を見せた。
全てを話し終えた後に自分以外を皆殺しにしようとするが、割り込んできたエレノアが持っている大いなるルーンによって失敗に終わる。が、次の瞬間、彼はエレノアを見て動揺しながらありえないセリフを叫ぶ。
「わかるぞ、この感覚。嫌というほどわかる。実に興味深い。だが、ありえない!絶対にあってはならない!!なぜ光の王が二人もいる!?」
嘘幻のルーン
ロイドが持つルーンで、ソウルを流し込めば自分や指定したものに関する嘘の認識をあたえるというもの。これによりカルト教団の内部にいても信者だと狂信者達に一時的に思わせたり、ロイドの姿そのものをまったく別のものにすることも可能。しかし燃費が悪いという弱点がある(本人談)。
変身時の名前はすべて自分の名前の英語表記のアナグラムである。
ドーリー
とらぶるトラベラーで登場した考古学者の女。トラップ大好きな冒険家フィオナの持つ剣が魔神像復活に必要なため彼女を古代遺跡に誘導するが、すすんで遺跡のトラップに引っかかるフィオナと同行者たちに振り回されて凄まじい巻き添えを喰らい続けて一度は激怒するとかなりの不遇。
ドーリーに変身中は魔神像が魔幻獣であることを知らないふりをし、水や氷で暴れて遺跡を片っ端から破壊して回る魔幻獣の姿をフィオナに見せ、破壊するように懇願する。
マグリン
亡国のツバサで登場した謎の女。魔幻獣に乗ってきたアレス3兄弟に「アレスを滅ぼした犯人を教える」と唆したり、変態次男のヴィシャスに色仕掛けをして気絶させた後魔幻獣を起動、3兄弟に破壊するように頼むといった行動で3兄弟や主人公達を振り回す。
なお、彼女(正確には彼)が知るアレスを滅ぼした犯人というのはアレスとそもそも戦争スレスレの状態だったハルモニアという国がかかわっているというものだった。なお、元騎士団長にして熱血長男であるディランが捨て子だということを何故か知っており「もしかしたら出身はハルモニアじゃないのか」と言い残し、魔幻獣の魔力を回収して去っていった。マグリンが一連の行動を終えた後メインシナリオのワールドマップの空が黒くなる。
マージン
カオスエンブリオに登場した無精髭の男。魔幻獣を信仰するカルト教団を破壊するために主人公一行と魔幻獣復活の最後の鍵である「アゴニア」の少女シェリルに同行。ここで初めて嘘幻のルーンという名前が明らかになる。
魔幻獣破壊までは完全に味方に徹しており、教団内部に潜入する際に頭の弱いシェリルに世話を焼きながら嘘幻のルーンでサポートを行ってきた。
が、シェリルとルーファスによって魔幻獣が破壊されたと同時に前述の行動にでた。
と、様々な姿に変身して過去のイベントでは魔幻獣の復活→破壊→吸収という流れを4度繰り返し、ロイドは圧倒的な力を手に入れたのであった。