「俺の運命は、俺が変える」
『マイティノベル 俺の言う通り！ マイティノベル 俺のストーリーX！』
概要(ネタバレ注意！)
『小説 仮面ライダーエグゼイド～マイティノベルX～』に登場する新たなエグゼイドの形態。
宝生永夢がゲーマドライバーにマイティノベルXガシャットを装填して変身する。
レベル10なのかレベルエックスなのかはルビがふられていないため不明だが、後述する能力の意味を考慮すればおそらくエックスだろう。
作中終盤、檀黎斗Ⅱが変身したゲンムとの戦闘中にハイパームテキガシャットが奪われてしまい、またムテキゲーマーではゴッドマキシマムゲーマー相手に負けはしないものの攻略に相当な時間がかかると判断した永夢が、本来レベルアップの力を持たないマイティノベルXガシャットにブランクガシャットを通常のガシャットにする方法と同じ行為を行うことで変身可能なガシャットに書き換え、変身を遂げた。
挿絵のない小説のためにその姿は不明であるが、純白を基調にした全身に黒いラインでデザインされたライダーであるとのこと(マイティノベルXガシャットにあるマイティと近いデザインだと思われる)。
能力
マイティノベルXが永夢の人生を過去から描きその未来をエンディングとするゲームであることを拡大解釈し、「変えられない過去ではなく白紙の未来を切り開いていく」という永夢の信念がそのまま能力となった。
一言で言えば未来を決める力であり、永夢の言葉が現実になるというとてつもなく強力なものである。
檀黎斗Ⅱは「未来を予言する力」とも称し、この力でレベル十億もあるゴッドマキシマムゲーマーを完全に手玉に取った。
必殺技
必殺技の発動時の音声は「キメワザ！」
- ノベルクリティカルデスティニー
天高く跳躍し、右足を突き出すライダーキック。作中ではあの仮面ライダーゲンムゴッドマキシマムゲーマーレベルビリオンを撃破した。この時、「お前(ゲンム)はそこに立っていろ」という運命と「フィニッシュは必殺技で決まり」という運命を現実にしたうえで使用している。
余談
映像作品ではなく玩具版も登場していないため、変身音声のリズムは不明だが、語感からマイティブラザーズXXガシャットのレベルXへの変身音声と同じリズムだと推測されている。
強力な能力を持っており、エグゼイド作中最強とも言えるゴッドマキシマムゲーマーを圧倒した所から、真のエグゼイド最強フォーム……と思いきや、ファンの間では「ムテキゲーマーとは逆に、仮面ライダークロノス相手には不利なのでは？」と言われている。
というのも、ノベルゲーマーの能力は「永夢が声を発する事によって、それを現実とする」もの、つまり「永夢が声を発する事が出来なければ、能力を発動させる事が出来ない」。よって、クロノスがポーズを発動すると、ムテキのような受動的能力がないノベルゲーマーは、そのまま撃破されてしまうのではないか……と言う考察が成り立つ為。ゲーム的にもポーズ中はノベルゲームを進めることは困難である。
もちろん先にノベルゲーマーの能力を発動出来れば問題ないだろうが、ボタンを押すだけで発動出来るポーズと、文章を考えて最後まで口にしなければならないノベルゲーマーでは、普通に考えれば前者の方が発動が早い。
また同様に、不意打ちなどの認識出来ない攻撃を受けた場合も、ムテキゲーマーなら問題なく防げるが、ノベルゲーマーではそうはいかない。
変身者が同じ永夢であるため実現はしないだろうが、ムテキゲーマーと戦った場合も、勝利出来るかどうかは不明。ゴッドマキシマムの神の力すら通用しないムテキゲーマーなので、ノベルゲーマーの未来定義能力もやはり通用しない可能性が高い。
こちらも「どんな攻撃も通用しない」とでも言えばムテキゲーマーの攻撃を防ぐ事は可能だろうが、千日手となって勝敗つかずとなると思われる。
こうして見ると、「攻撃最強」のノベルゲーマーと「防御最強」のムテキゲーマー、と言う棲み分けになっているように見える。
おそらく「双方のガシャットを所持した上で、通常時はムテキゲーマー。ムテキで攻略出来ない相手や状況では、能力発動できる隙を作ってノベルゲーマーに変身」と言う運用が最強なのではないだろうか。
また、マイティノベルXガシャットは端子が一つで、かつレベルアップ用ではなくそれ単独で変身出来るガシャットである。
よって、『１つ目のスロットにマイティノベルX、２つ目のスロットにハイパームテキ』と言う形で使用し『ノベルゲーマーの状態で無敵モードを発動する』ことによって、ノベルゲーマーの未来定義能力とハイパームテキの無敵防御を兼ね備えた、最強のエグゼイドとなる事が出来るかもしれない。
ただしこの形態が実現可能かどうかは不明。特にマキシマムマイティXガシャット無しの10秒以上の無敵モード使用は、流石の永夢でも負担が大きい可能性がある。
