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2018年のプロ野球の馬鹿試合の編集履歴

2018-08-23 23:06:06 バージョン

2018年のプロ野球の馬鹿試合

にせぇんじゅうはちねんどのばかじあい

本記事は親記事にあたる「馬鹿試合(プロ野球)」で2018年度の馬鹿試合数があまりにも多すぎたため記載がまかないきれなくなってしまったため分わりする形でこちらに記載する形で立ち上げる事となった。現在2018年度の馬鹿試合総数は歴史上ありえない数となっている。

この年はやけにうるさい年となる.....なにより新井パニックなどという伝説まで生まれた年でもある。2018年8月現在では1年間の平均馬鹿試合をすでに軽く超えており日本プロ野球界でも歴史至上ありえない数となっておりすでに50試合を超えてしまった(平年では2、3試合ぐらい)


2018年の馬鹿試合一覧

4月25日 巨人×中日5回戦(前橋)

  • 巨人20-4中日

場所は前橋。当時は下位球団での最下位争いを繰り広げる2球団。その中で何故か起きた珍事。巨人は打線が爆発し、17安打20得点で圧勝。初回にアレックス・ゲレーロのタイムリーで先制すると、3回にはゲレーロ、亀井善行のタイムリーで2点を加点。4回にゲレーロの3打席連続となる2点二塁打でリードを広げると歯切れが止まらなくなり岡本和真にも5号2ランが飛び出し、打者一巡の猛攻で8点。6回にも打者一巡の猛攻で7点を加えた。その後も日ごろの鬱憤を晴らすかのごとく打撃が止まらなくなり20点を得点し正に現代にあるまじき馬鹿試合となってしまった。しかし彼らがこのような試合をしているうちに横浜スタジアムでも珍事が起きていた。


4月25日 DeNA×広島5回戦(横浜スタジアム)

  • DeNA 5-11広島

巨人が前橋で珍事を起した同じ日に起きた、まさしく現代版馬鹿試合とも言うべき試合。初回、広島の松山竜平が適時二塁打で先制するとDeNAがホセ・ロペスの6号2ランで逆転。しかしここからがまさにどんでん返しの始まりとなる広島は2回に6点を追加。当時高卒2年目のDeNAの投手、京山将弥は2回途中で降板した。広島は4回1死一、二塁、田中広輔の適時右前打でさらに1点を追加。DeNAは4回1死二塁、梶谷隆幸の適時中前打で1点を返すと、広島の投手、岡田明丈が何故か打席で覚醒し、続いて松山も打席で衝撃的な打撃か連発、前半から凄まじい攻撃するカープになんとか反撃するDeNAだが、とき遅し…敗北となった。岡田…何があった?

この試合を見ればわかるとおり、年々馬鹿試合という意味合いも変わりつつあるのかもしれない事を印象付けさせた。


4月29日 西武×楽天5回戦(メットライフドーム)

  • 西武16-4楽天

2018年度初のパ・リーグで起きた馬鹿試合、西武は同点で迎えた5回裏、秋山省吾の適時打が爆発した後に立て続けにと山川の2ランで勝ち越しに成功すると続く6回に打者一巡の猛攻により6点を加えるなど、終わってみれば15安打で16得点。しかし彼らがこのような試合をしているうちに他の球場でも珍事が起きていた。


…………あれ?前にもこんな事あったような?


4月29日 巨人×ヤクルト5回戦(東京ドーム)

  • 巨人11-8ヤクルト

一方こちらはセ・リーグ。1回表ヤクルト側の攻撃でウラディミール・バレンティンがレフトスタンドへの先制3ランを放ち3点先制。しかしその後3回裏、坂本勇人が仕返しの如くスタンド上段に飛び込むホームランを放ち1点返すと今度はケーシー・マギーが爽快なタイムリーヒットで更に1点を返すと5回表、荒木貴裕がタイムリーヒットで勝ち越しに成功その後、山田哲人がライトスタンドへの3ランホームランを放ちこれがとどめとなるかと思われた。


誰しもがこれで決まったと思っていた劇場が馬鹿試合が起きるはずがないと……


……しかし起きてしまったものは仕方ない!!


ヤクルトが逆転したその後の5回裏、アレックス・ゲレーロがまたしてもやってくれた!!レフトスタンドへのホームランをふっ飛ばしその後、え?またマギー!!?彼がスタンド中段に飛び込むホームランをぶっ放し1点を返上に成功、この日のゲレーロとマギーはやけに忙しい日になったであろうか?その後7回裏...やけにうるさい回となった。阿部慎之助がランナーフルベースからのタイムリーヒットで同点!試合を振り出しに戻すと、亀井善行がランナー2,3塁からセンターへのタイムリーツーベースとなり勝ち越しに成功。そして坂本勇のタイムリーでさらに1点を追加....さすがにこれでもう終わりかと思われた..


しかしやはりこれでは終わらなかった今日はやけに忙しい日だった


その同じ7回裏に事件が起きた


.......


ゲレーロがからレフトへのタイムリーヒットによりさらに1点追加しこの時点で11-7とその後投手アルキメデス・カミネロが暴投を引き起こし11-8。やけに忙しい日となりまちがいなく正真正銘の馬鹿試合というべきか。しかし問題はそれだけではなかった。前回、数日前に馬鹿試合を起こした巨人はぶっちぎりの最下位争いを繰り広げていた。今回の騒動の時点で巨人はいつのまにか3位にのぼりつめていた。この数日で一体何が起きていたのだ?......何が起きた?巨人?


5月5日 ヤクルト×広島8回戦(神宮球場)

  • ヤクルト1-10広島

広島は初回、鈴木誠也の適時打で幸先良く先制する。その後は2回表にブラット・エルドレッドのソロ、8回には菊池涼介の2ランが飛び出すなど、終わってみれば12安打で10得点を挙げた。見た目は綺麗な馬鹿試合だが1年前の同時期に悪名高き9点差の呪いがあるためカープはこの呪いを打ち滅ぼしたことになる


5月11日 広島×阪神7回戦(マツダスタジアム)

  • 広島14-1阪神

この日は新井貴浩が1軍に復帰。クリス・ジョンソンが1回から快調に投げ出すと1回の攻撃で菊池涼介がカウント1-0から先制ホームランを放ち、続いてサビエル・バティスタがフルカウントから左中間へのホームラン、安部智裕がセンターへのタイムリースリーベースと続き、阪神タイガースの先発投手能見篤史が暴投しそしてトドメの石原慶之によるランナー2塁からの左中間への2ランホームランでたったの1回数球で試合は決まってしまった。しかしカープはもはや試合は決まっているにもかかわらず容赦はしなかった。その次の回も容赦なく攻撃が続いた。タナキクバティーが容赦なくヒットを打ち続け復帰直後の新井にまで安打を打たれ、今まで凡打に悩まされた石原が覚醒しなんと5打席3安打、そして7回にはまたしても菊池が3ランを放ちバティーにソロホームランを放たれこの日は合計14得点という滅茶苦茶な結果をだしてしまった。この日は広島カープのスーパースター新井貴浩が復帰した初戦ともあり、マツダスタジアムの観客だけでなく選手側ベンチも大いに盛り上がり。3連敗の阪神は3時間もの間投手陣がサンドバッグ状態となり、打線も6回に江越大賀のホームランで1点を返すのがやっと、14失点、13点差負け、被本塁打5といずれもこの時点で2018シーズンワースト記録を更新した。この日歴代の馬鹿試合の1ページにまた一つ伝説が名前と共に刻み込まれた。その名は「新井パニック」


しかもこの日は金曜日。れい&ゆいの文化放送ホームランラジオ!の放送日(生放送)であり、その上OPの入れ込み情報の担当が渡部優衣だったこともあり相当にへこんでいた(入れ込み情報は推し球団〈相方の松嵜麗ヤクルト、渡部優衣が阪神〉の試合結果を言うのだが放送日の試合結果が上記の通りのひどい試合内容だったため椅子に座らず床にへたり込んでカメラに映らず相方の松嵜が声をかけていた)。


5月12日 西武×ロッテ8回戦(メットライフドーム)

  • 西武2-11ロッテ

同時期、セ・リーグで壮絶な馬鹿試合を引き起こしたカープとはうって変わって、こちらは影に潜みがちだがそれでもりっぱな馬鹿試合である。ロッテは2回表、鈴木大地、加藤翔平、中村奨吾の適時打で一挙5点を先制。この時点ですでにゲームは成立しているがやはりプロの世界は情け容赦なく鉄槌を下す。その後も攻撃の手を緩めず、終わってみれば16安打で11得点を挙げた。投げては、先発・マイク・ボルシンガーが6回1失点の好投。2018年度は非常に馬鹿試合が多い年である。


5月16日 ヤクルト×巨人8回戦(鹿児島)

  • ヤクルト4-12巨人

場所は鹿児島市鴨池野球場。巨人は3回表、坂本勇人のソロで先制する。その後同点を許して迎えた4回には、亀井善行と長野久義の連続適時打などで7点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・吉川光夫が6回1失点の好投で今季3勝目。敗れたヤクルトは、先発・原樹里が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。


5月31日 広島×西武3回戦(マツダスタジアム)

  • 広島7-12西武

西武は2回表、久方ぶりの先発だった広島の薮田を徹底的に攻め立て、打者一巡どころか打者全員がホームに生還して(しかもその間アウトは1つ足りとも取られていない)10得点を挙げ、今期の打撃力の凄まじさを象徴するような試合を展開する。

広島もその後ヒットを細かく積み重ねて7点取るも時既に遅し。交流戦の緒戦を負け越しで終える事となった。


6月12日 日本ハム×阪神1回戦(札幌ドーム)

  • 日本ハム5-10阪神

日本ハムの先発は斎藤佑樹、「ハンカチ王子」と呼ばれた彼も近年は投げるたびに打たれる不振にあえいでいることから日ハムファンのみならず、あらゆる野球ファンに不安視されることとなったが、案の定、5四死球を乱発したあげく、4回表、こちらも不振にあえぐ高山俊中谷将大にそれぞれ3点、2点本塁打を浴びてあっという間に5点を失い計7失点KO、8回表にもリリーフした西村天裕が3点を失い1-10、これで試合は終わったかと思いきや、8回裏、今度は阪神先発・ランディ・メッセンジャーが突如崩れて4失点、なおも無死3塁のピンチにリリーフした尾仲佑哉が後続を断ち、阪神がなんとか日本ハムを振り切ることに成功した。


6月13日 オリックス×広島2回戦(京セラドーム大阪)

オリックス12-5広島

オリックスは4-5で迎えた5回裏、大城滉二、ステフェン・ロメロ、吉田正尚、西野真弘の4者連続適時打で逆転に成功する。その後は6回に小田裕也のソロが飛び出すなど、終わってみれば12安打で12得点を挙げた。投げては、2番手・近藤大亮が今季2勝目。敗れた広島は、先発・岡田明丈が誤算だった。


6月17日 ソフトバンク×広島3回戦(福岡ヤフオク!ドーム)

ソフトバンク4-13広島

交流戦に悪戦苦闘する広島カープ、カープにとってはこの日は交流戦最終日、この日は勝利し連敗を5で止めた。広島は初回、松山竜平の適時打とサビエル・バティスタの3ランで4点を先制する。6回表には、野間峻祥の適時打や鈴木誠也の2ランなど、打者一巡の猛攻で8点を加えた。投げては、先発・九里亜蓮が4失点完投で、今季2勝目。敗れたソフトバンクは、投手陣が崩壊した。この日を境にカープは交流戦の悪戦苦闘を帳消しにするかのごとく快進撃が始まった。


6月23日 阪神×広島10回戦(阪神甲子園球場)

  • 阪神3-11広島

交流戦が終了してから調子を取り戻し首位を独走するカープがまたしてもやらかしてくれた。

雨のため1時間13分遅れて始まった試合で、広島が一発攻勢で連勝。広島は初回に丸佳浩の2ランで先制すると、5回表には丸が今度はソロを放ち、リードを広げる。その後は西川龍馬と下水流昂にも本塁打が飛び出すなど、終わってみれば13安打で11得点を挙げた。投げては、先発・野村祐輔が2018シーズン3勝目。前日の試合と合わせて16点を失い4連敗を喫した阪神は、岩貞祐太ら投手陣が崩壊、ヤクルトと並んで最下位の5位タイに転落した。5回には広島を追い詰めるものの不振の打線に大量失点を跳ね返す力はなく、反撃は7回、陽川尚将と原口文仁の適時打による3点のみだった。


6月24日 阪神×広島11回戦(阪神甲子園球場)

  • 阪神6-11広島

なんと2018シーズン2回目の連続馬鹿試合を成立させてしまった広島カープ。

広島は1-1の6回表、鈴木誠也が阪神先発の小野泰己からレフト前へ適時打を放つと、2番手の岩崎優を攻め、松山竜平と野間峻祥の連続適時打、會澤翼のライトへの犠飛で、この回一挙5点を奪った。阪神はその裏、2アウト満塁から代打・原口文仁がセンター前への適時打で2試合連続の2打点を挙げ、さらに7回、広島4番手の今村猛を攻め、満塁のチャンスを作ると、陽川尚将と中谷将大の適時打で6-6の同点に追いついた。阪神が5点ビハインドから追いついたのは2018シーズンでこれが初めて。8回にも阪神は広島5番手のアドゥワ誠を攻め、1アウト満塁のチャンスを掴むも、福留孝介がサードファウルフライ、糸井嘉男もピッチャーゴロに倒れ、勝ち越せなかった。9回に高熱から復帰したラファエル・ドリスが阪神5番手として登板したが、救援に失敗した。広島は西川龍馬の2塁打でチャンスを作ると、堂林翔太のバントをドリスが一塁へ悪送球する間に勝ち越し、1アウト満塁から鈴木がレフトポール直撃グランドスラムを放ち試合を決めた。

3連勝の広島は貯金を9に増やし(37勝28敗1分け)、巨人に5.5ゲーム差をつけた。アドゥワは2018シーズン2勝目。投手陣が精彩を欠き(防御率3.51→3.60)、この3連戦で合わせて27点を失った阪神は、2018シーズン3度目の同一カード3連敗(すべて甲子園)で、2018シーズンワーストの5連敗(1分けをはさむ)と借金6(29勝35敗1分け)、甲子園5連敗(こちらも1分けをはさむ)となり、2年ぶりにセ・リーグ単独最下位に転落、甲子園に来てくれた4万人もの阪神ファンを失望させてしまった。そして翌日、読売テレビで放送された「朝生ワイドす・またん!」のスポーツコーナーは、「ハイハイ敗!!」をBGMに司会の森たけしが2018シーズン最も重い借金苦ん6を背負う、もの悲しいものとなった。

過去に連続した馬鹿試合を成立させたチームは今のとこは無く憶測ながら広島カープが有史以来初である。はたしてカープはこの記録をどこまで伸ばすのか?もはや彼らの快進撃は誰にも止められない状況である。

ちなみに阪神は26日、陽川が全4打点を挙げ、横浜DeNAベイスターズを完封、連敗とセ・リーグ最下位から脱出した。ドリスは9回に登板し1安打無失点、ランディ・メッセンジャーに2018シーズン9勝目をプレゼントした。


6月26日 広島×巨人8回戦(マツダスタジアム)

  • 広島14-5巨人

前回フラグを立てたとおりまさかの3連続馬鹿試合記録をたててしまった広島カープ。

広島先発・クリス・ジョンソン、巨人先発・鍬原拓也がともに乱調、1回の表裏、そろって4点を失い、早くも乱打戦の兆候を見せていく。3回表、ジョンソンが巨人・岡本和真にソロホームランを浴びると、その裏、鍬原も丸佳浩に同点ホームランを浴び、四球を出した直後にヒットを打たれノックアウト、リリーフした森福充彦も火に油を注ぐ結果となり鍬原と合わせて6失点、試合はこの回で終わりこの後も失点を重ねた巨人投手陣は大敗を喫することとなった。この時点で巨人は防御率が3.70から3.86に下がった。

3連続馬鹿試合という記録は過去には全く無く前代未聞の事態である。


6月27日 広島×巨人9回戦(マツダスタジアム)

  • 広島8-6巨人

巨人先発・田口麗斗が初回から崩れる。いきなり無死満塁のピンチを招くと4番・鈴木誠也、5番・新井貴浩に連続タイムリーを浴びるなどまたたく間に4失点。しかし、勝利投手になったものの広島先発・九里亜蓮もピリッとしない。3回、マギーに3点本塁打、6回にも陽岱鋼にもソロホームランを浴び4点を失い、この回限りで降板。両チームとも投手陣がピリッとしないまま失点を重ね、何とか広島が逃げ切った。何気に2018年度4連続馬鹿試合を達成させてしまった広島カープだがこの日は冷ややかな展開となった


6月27日 DeNA×阪神9回戦(横浜スタジアム)

  • DeNA6-16阪神

こちらもDeNA先発・飯塚悟史が初回から崩れ、1回から3点を失ってしまう。チームは不安定な投球を見せる阪神先発・藤浪晋太郎を攻め3回に一度は逆転するものの、4回表、阪神・福留孝介に3点本塁打を浴びて再逆転を許してしまう。8回裏3点差にも追いすがる粘りを見せたが、9回表に登板した平田真吾がめった打ちにあい7点を失う悲惨なゲームとなってしまった。DeNAは2018シーズンワーストの16失点でうち自責点は15、防御率が3.61から3.79に下がった。阪神の16得点は2018シーズン最多。


6月28日 西武×オリックス11回戦(メットライフドーム)

  • 西武14-11オリックス

オリックス先発は山岡泰輔、初回から崩れ3回まで計8失点。対するオリックスも反撃して6回までに5点を取るが、西武打線も攻撃の手を緩めず6回5点、8回1点と追加点をとり14-5と大量リード、これだけでも「馬鹿試合」の名に恥じないが、9回にマウンドに立った西武・ニール・ワグナーが乱調、ランナーをためてT-岡田に満塁ホームランを浴びてたちまち3点差になり、あわてて平井克典を投入するドタバタの試合を演じてしまった。しかもヤクルトが18年度の馬鹿試合数20を制したほんの数分後に起きた出来事でありこれにより記録は一瞬にして21にカウントされることとなった。


6月29日 西武×楽天10回戦(メットライフドーム)

  • 西武1-15楽天

西武先発は菊池雄星、楽天先発は塩見貴洋、リーグを代表する左腕投手による緊迫した投げ合いが期待された。菊池は3回までは毎回ランナーは出すものの初回の1点に抑えていたのだが、4回表、ピンチを招いた菊池はついに耐え切れず、田中和基に2点本塁打を浴びるなど5点を失い5回6失点KO、エースが降板した西武投手陣は雪崩を打つように崩れ、6回に1点を失ったのを皮切りに、8回5点、9回3点とそれぞれ大量失点、首位にあるまじき大敗を喫した。


6月29日 ヤクルト×阪神7回戦(神宮球場)

  • ヤクルト10-9阪神

試合前はヤクルト4連勝、阪神3連勝。2チームが2018シーズン初めて神宮球場で対戦し(ヤクルト主催の阪神戦は4月25日に松山の坊っちゃんスタジアムで開催)、逆転に次ぐ逆転の馬鹿試合となった。

1回裏、ヤクルトは1アウトから青木宣親、山田哲人、ウラディミール・バレンティンの連打で先制。2回には阪神も応戦。ノーアウト1塁から俊介が逆転2ラン、3回には陽川尚将が3ランを放った。3回裏にヤクルトが1点を返した後、4回に阪神は原口文仁、ヤクルトは坂口智隆がソロを放ち、3-6となった。5回にヤクルトは青木、山田哲人、バレンティン、雄平、坂口、川端慎吾の6連打で逆転に成功した。6回、阪神は2アウト2、3塁から代打・伊藤隼太のレフト線へのタイムリー二塁打で再び逆転、ヤクルトも2アウト1、2塁から雄平のタイムリーで同点とし、お互い譲らず。7回裏、1アウト2塁の場面で、ヤクルトの代打・荒木貴裕の打球を阪神のサード・北條史也が処理し、ヤクルトの2塁走者・藤井亮太にタッチを行うが、藤井は北條のタッチを避けて3塁へ走った。3フィートオーバーだからアウトだろうと思われたが判定は「北條のタッグ行為がなかった」とされセーフ。阪神の金本知憲監督が抗議をするも聞き入れられず、走者1、3塁で再開。記録は野選。不可解な判定に泣かされた阪神は、荒木の盗塁により2、3塁となったところで、西浦直亨に2点タイムリーを浴び、4連勝を逃した。それでも9回表、ヤクルトの石山泰稚と相対した阪神は、鳥谷敬が二塁打で出塁、1アウト後に代打・エフレン・ナバーロが日本に来てから初めての打席に立ち、ライトオーバーのタイムリーを放ち1点差とした。ヤクルトが連勝を5に伸ばし、勝率5割復帰に成功した。両チームとも2桁安打(ヤクルト15本。阪神10本)。

阪神は30日、7回の判定について意見書をNPBに提出した。NPBは7月4日、「走者アウトが適切だった」と誤審を認め、阪神は回答を了承した。


6月30日 ヤクルト×阪神8回戦(神宮球場)

  • ヤクルト7-15阪神

ヤクルト先発・デビッド・ハフが初回から崩れ、阪神がいきなり打者一巡の猛攻で6点を先取、2回にも3点をとる一方、阪神先発・岩貞祐太が初回、ヤクルトの青木宣親に頭部死球を与え危険球退場、神宮球場に不穏な空気が流れるが、急遽マウンドに立った阪神・才木浩人が好投、試合は落ち着いたかに思えた。しかし、5回にリリーフしたヤクルト・山中浩史が4点、8回から登板した風張蓮も9回に2点を失う一方、阪神も7回裏にマルコス・マテオが山田哲人に2点本塁打、9回裏に伊藤和雄が畠山和洋に満塁本塁打を浴び計6点を失う、両チームにとって落ち着きのない大味な試合になってしまった。


7月1日 DeNA×広島10回戦(横浜スタジアム)

  • DeNA 1-15広島

1対1で迎えた3回、DeNA先発の濱口遥大が先頭の田中広輔への死球をきっかけに崩れた。濱口は1アウト2、3塁から鈴木誠也の2塁打で勝ち越され、さらに4連続押し出し四球で、この回5点を失い途中降板した。7回も4番手の加賀繁が丸佳浩の3ランなど広島打線の餌食となり6失点。DeNAは2018シーズンワースト2の15失点、打線も3安打しか出ず、打率最下位の阪神に迫られた。2018シーズン最多の19安打と15得点で、連敗を2で止めたカープはどこまで強さを見せるのか?


7月3日 阪神×中日12回戦(阪神甲子園球場)

  • 阪神5-10中日

右足腓骨骨折で糸井嘉男を欠いた阪神が、7月最初の甲子園で2桁失点。初回、2018シーズン10勝目をかけて先発登板したランディ・メッセンジャーが、2アウトから平田良介とダヤン・ビシエドの連打を機に崩れた。ソイロ・アルモンテに死球を与えると、髙橋周平と福田永将の連打で4点を失った。阪神はその裏陽川直将のタイムリーで1点、4回には糸原健斗の2塁打でさらに1点を返すも、5回にエラーで1点を失い、6回にまたメッセンジャーがつかまった。中日は2アウト満塁から京田陽太と平田の連打で3点をもぎ取り、メッセンジャーはここでマウンドを降りた。代わったマルコス・マテオからもビシエドが左中間へのタイムリー2塁打を放ち2点を追加した。打線が得点に結びつかない阪神は、その裏相手のエラーの間に1点を取り、9回には1アウト1、2塁からエフレン・ナバーロが甲子園初安打を機に満塁とし、鳥谷敬が犠飛で1点、続く北條史也もタイムリーを放ちさらに1点を取るも及ばず、甲子園6連敗でセ・リーグ4位に転落した。メッセンジャーは5回2/3を投げ11安打10失点(うち自責点9)で2018シーズン5敗目。


7月9日 西武×千葉ロッテ13回戦 (メットライフドーム)

  • 西武11-5千葉ロッテ

西武期待の若手・今井達也が立ち上がりから失敗し、1回に3点、2回に2点を失い2回途中5失点KO、しかし、プロ入り初勝利を目指した千葉ロッテ先発・渡邊啓太も3回に西武打線につかまり5点を失ってしまう。試合は両チームの中継ぎ投手が踏ん張り膠着するが、5回からマウンドに上がった千葉ロッテ・南昌輝が6回裏につかまり4失点、7回裏にリリーフしたベテラン・大谷智久も火に油を注ぐ形となり2失点、試合を壊してしまうこととなった。


7月10日 ソフトバンク×日本ハム13回戦 (東京ドーム)

  • ソフトバンク0-12日本ハム

ソフトバンクの恒例イベント「鷹の祭典」第2戦。ソフトバンク先発は速球派の武田翔太、日本ハム先発は軟投派の上沢直之、当初は異なった特徴の好投手による投げ合いが期待されたが、毎回ランナーを出しつつも無得点に抑えていたソフトバンク・武田が5回に1点を失うと、6回から投手陣が崩れてサンドバッグ状態となり6回2点、7回3点、8回4点、9回2点と点を失う一方、打線は手も足も出ずに上沢に抑えられ、一方的な大敗を喫することとなった。


7月10日 DeNA×中日13回戦 (横浜スタジアム)

  • DeNA8-13中日

DeNA・ジョー・ウィーランド、中日・山井大介の先発で始まった試合は初回のダヤン・ビシエドの2点本塁打を皮切りに打撃戦となる。1-4とリードされたDeNAは、4回裏、打者・ウィーランド、1番・桑原将志の本塁打で同点に追いつくが、投手・ウィーランドの乱調は収まらず、5回表、2点を勝ち越され6回途中まで投げ7失点KO、代わった国吉祐樹もピンチを広げてビシエドに満塁本塁打を浴び、この回計5点、7回にも代わった須田孝太が2点を失う惨状となった。一方、中日も期待の若手・藤嶋健人が6回に4点を失う乱れた試合となってしまった。


7月16日 ソフトバンク×西武10回戦 (福岡ヤフオク!ドーム)

  • ソフトバンク16-4西武

後半戦の最初の試合は、ソフトバンクの恒例イベント「鷹の祭典」第3戦。ソフトバンクは千賀滉大、西武は多和田真三郎とリーグを代表する速球派右腕が先発したが、西武・山川穂高の先制2点本塁打を皮切りに本塁打が乱れ飛ぶ試合になってしまった。1回裏、2点を先取されたソフトバンクは上林誠知の先頭打者本塁打で反撃の烽火を上げると、同点に追いついた直後に松田宣浩の逆転2点本塁打と甲斐拓也の本塁打が続き計6点、2回裏にも中村晃のホームランなどで2点をあげ、3回で西武・多和田をマウンドから引きずり下ろした。対する西武も4回表に中村剛也がソロ本塁打を放つものの、投手陣が柳田悠岐に2本、内川聖一、牧原大成にそれぞれ1本の本塁打を配給、計8本塁打を喫する赤っ恥の試合になってしまった。


7月18日 ソフトバンク×西武12回戦 (北九州市民球場)

  • ソフトバンク5-12西武

ソフトバンクの恒例イベント「鷹の祭典」第5戦。ソフトバンク先発・武田翔太が乱調。初回からランナーをためては打たれる最悪のパターンをくりかえし1回3点、2回4点の計7失点KO。試合はソフトバンク投手陣が6回に1点を失い、打線も2,5回に1点ずつ取り返す落ち着いた動きを見せていたが、8回表に登板したソフトバンク・五十嵐亮太が西武・浅村栄斗に3点本塁打を浴びると両チームとも失点をくりかえす大味な試合になってしまった。なお、2日前にヤフオク!ドームで行われた10回戦ほどではないが、この試合でも西武の秋山省吾、浅村栄斗、中村剛也、ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ、福田将平、内川聖一、松田宣浩の計7人、計7本の本塁打が飛び出している。


7月20日 DeNA×阪神12回戦(横浜スタジアム)

  • DeNA10-3阪神

DeNA先発の東克樹が5回と1/3を投げ、初回の北條史也のソロによる1点に抑え2018シーズン7勝目を挙げる一方、阪神先発の秋山拓己がDeNA打線に襲われた。立ち上がりで桑原将志のソロで同点とされ、2回には伊藤光に死球を与えると東に送りバントを決められ、柴田竜拓と桑原の連打で2点、2アウト後宮崎敏郎と筒香嘉智の連打でさらに2点、4回にもネフタリ・ソトの犠飛でさらに1点を失い、5回に代打・大山悠輔を送られた。5回から登板した阪神2番手の望月惇志も6回に味方のまずい守備で2点を失い、7回に登板した岩崎優も伊藤に2ランを浴びた。阪神は8回にDeNA4番手の中後悠平からウィリン・ロサリオと代打・原口文仁の連打で2点を取るも、後続が続かず5連敗を喫し、ヤクルトに抜かれセ・リーグ5位に転落、借金が2018シーズンワーストの7に膨れた。4回6失点の秋山は早くも2018シーズン8敗目。


7月20日 広島×巨人14回戦 (マツダスタジアム)

  • 広島10x-9巨人

巨人先発・山口俊が初回から崩れる。1回裏、ランナーを出し2点先取された直後に安部友裕に2点本塁打を浴びいきなり4失点、2回裏も同じパターンで3点を失う最悪のパターン、山口はこの回でマウンドから降ろされた。一方の広島先発・野村祐輔も4回に陽岱鋼、5回にはケーシー・マギーにそれぞれ3点本塁打を浴びたちまち1点差にされてしまう。その後も点を取りあう両チーム、8-8で迎えた10回表、巨人は岡本和真のソロ本塁打で勝ち越すが、クローザー・スコット・マシソンが大乱調、伏兵・下水流昂に逆転サヨナラ2点本塁打を浴びる痛恨の1敗を喫してしまった。


7月22日 DeNA×阪神14回戦 (横浜スタジアム)

  • DeNA7-11阪神

1対1の同点で迎えた2回表、DeNA先発・今永昇太が、阪神6番・エフレン・ナバーロの来日初本塁打で勝ち越されると、梅野隆太郎の安打、阪神先発・ランディ・メッセンジャーの送りバントから糸原健斗の2塁打でさらに1点を失い、3回にも糸井嘉男に安打、ウィリン・ロサリオに2ランを浴び、力尽きた。メッセンジャーの好投に応えるように勢いづく阪神打線の前に、後を継いだDeNA投手陣が総崩れした。阪神リリーフ陣も8回に登板した高橋聡文が梶谷孝幸の本塁打で1点、9回に登板した谷川昌希がネフタリ・ソトへの四球を機に4点を失ったが、逃げ切った阪神は借金を5に減らした。7回2失点のメッセンジャーはこの試合でようやく2018シーズン10勝目を挙げた。この3連戦に負け越したDeNAはセ・リーグ3位から5位に転落した。


7月24日 中日×DeNA15回戦 (浜松球場)

  • 中日11-4DeNA

3-1でリードする3回裏、DeNAはショート・倉本寿彦のエラーをきっかけに先発・井納翔一が崩れる。死球と不運なあたりが内野安打となって一死満塁のピンチを招くと藤井淳志にヒットを打たれ1点差、福田永将のヒットをセンター・桑原将志がファンブルし逆転、松井雅人にも打たれて2点を追加されこの回5失点、4回にも2点を失い、この回でマウンドを降りることになった。DeNAは6回にも須田幸太が3点を失い計11失点となる一方、打線は2回の梶谷隆幸の3点本塁打と8回の筒香嘉智のソロ本塁打の4得点に終わる攻守とも精彩を欠く淡白な試合になってしまった。


7月24日 楽天×日本ハム12回戦 (楽天生命パーク宮城)

  • 楽天10×―8日本ハム

楽天先発は右肘故障に苦しむ則本昂大、日本ハム先発はシーズン初めから不振にあえぐ有原航平、本来ならエースであるべき両投手が早くもつかまり、則本は6回6点、有原は6回途中5点を失い、マウンドから引きずり降ろされる。両チーム投手陣はその後も失点を重ね、7-7で迎えた10回表、楽天・青山浩二が1点を勝ち越されると、その裏、登板した日本ハム・玉井大翔も同点に追いつかれてしまう。延長戦はその後も続き、11回、楽天・山下斐紹が玉井からサヨナラ2点本塁打を放ち終わりを告げた。


7月24日 ソフトバンク×ロッテ11回戦 (京セラドーム大阪)

  • ソフトバンク10-10ロッテ

1-2とリードされたロッテ先発・石川歩が右肩の不調により2回で緊急降板、西野勇士がリリーフするも3回2点、4回1点と点を失ってしまう。一方のソフトバンク先発・千賀滉大もピリッとしない。4回に2点を失うと5回まで投げ、勝利投手の権利をもったまま降板。6回にリリーフしたリバン・モイネロ、二保旭がロッテに4点を献上すると、7回裏には牧原大成の2点本塁打で同点に追いつき、延長戦に突入。11回に2点ずつ、12回に1点ずつ取りあう痛み分けの試合になった。


7月27日 日本ハム×オリックス15回戦 (札幌ドーム)

  • 日本ハム13-2オリックス

オリックス先発・西勇輝が崩れる。0-2で迎えた4回裏、打者一巡の猛攻を受け5点、5回裏も1点を失うなど計8失点、代わったK-鈴木も捕手・伏見寅威の拙守が重なり5点を失う一方、打線は日本ハム先発・上沢直之の粘りの投球を崩せずに7,8回に1点ずつを取り返すのみに終わった。8回を投げた日本ハム・上沢はプロ入り初の二けた勝利を達成し、負けたオリックスは7連敗を喫し最下位・楽天とはゲーム差が4.5に縮まった。


7月27日 広島×DeNA11回戦 (マツダスタジアム)

  • 広島10-1DeNA

背信投球が続くDeNA先発ジョー・ウィーランドは今回も試合を作れなかった。0-1で迎えた3回裏、リードする広島はウィーランドを攻め一死満塁からサビエル・バティスタが本塁打を放ちまず4点、7回裏にも武藤祐太が投手のへロニモ・フランスアに押し出し四球を与えたのち田中広輔に満塁本塁打を浴び計5失点、DeNAは2本の満塁本塁打を含めて10点を失った投手陣とともに打線も広島投手陣を攻めきれず7回の1点のみに終わり、なすすべなく首位・広島に敗れた。


7月29日 ヤクルト×阪神11回戦 (神宮球場)

  • ヤクルト4-10阪神

4-4で迎えた8回表、阪神は風張漣を攻め1点を勝ち越す。ゲームが動いたのは9回表、ヤクルト・ジェイソン・ウルキデスの乱調につけこみ、5点を追加、好調ヤクルトを振り切った。


7月31日 日本ハム×ロッテ16回戦 (釧路市民球場)

  • 日本ハム14-1ロッテ

日本ハムが2017年完封負けを喫した釧路で初回からとんでもない記録を打ち立てた。ロッテ先発・石川歩が不調、1回裏1死1,2塁、日本ハム4番・中田翔のタイムリーから1巡し10点を献上、この間アウトは近藤健介の第1打席のみであり、2つ目は5番・ブランドン・レアードの第2打席であった。結果、石川がこの日とったアウトはこの2つのみであり、この後すぐに西野勇士に代わった。その西野も3回に3点取られ、8回には大谷智久がレアードにとどめの一発を食らった。この惨状にロッテはなすすべがなく9回の1点のみに終わり、石川は右肩の不調により二軍降格が決まった。日本ハムの14得点は2018シーズン最多得点である。


8月1日 西武×ソフトバンク14回戦 (メットライフドーム)

  • 西武6-14ソフトバンク

試合は西武・山川穂高、ソフトバンク・長谷川勇也の2点本塁打で動き出す。4回表、ソフトバンクは西武先発・高木隼人をとらえ6点を追加、本田圭佑に代わった5回にはアルフレド・デスパイネのソロ本塁打を口火に3点、6回には長谷川が再び本塁打を放ち3点を追加、試合を決定的なものとし、8回2失点に抑えた育成ドラフト4位新人・大竹耕太郎が初登板・初勝利を飾るも、2番手・二保旭が9回に5点を失い、画竜点睛を欠く結果となった。


8月1日 ヤクルト×広島16回戦 (神宮球場)

  • ヤクルト7-13広島

デビッド・ブキャナンをはじめとするヤクルト投手陣が広島の一発攻勢に沈んだ。1回表、鈴木誠也の3点本塁打に始まり、2回の丸佳浩のソロ本塁打が加わりこの回3点、3回表は2番手・星知弥が田中広輔と菊池涼介に本塁打を浴びさらに2点、その後も6回にサビエル・バティスタのソロ本塁打、7回に再び鈴木誠也の2点本塁打が飛び出し、1-13で広島が大量にリードをした。しかし、それまで好投していた広島先発・九里亜蓮が突如崩れこの回5失点、8回にはリリーフしたアドゥワ誠も1点を失い、広島は冷や汗の勝利を手にすることとなった。


8月4日 阪神×ヤクルト12回戦 (京セラドーム大阪)

  • 阪神10x-9ヤクルト

7月31日、8月1日とナゴヤドームで中日に連敗を喫し、セ・リーグ最下位に転落した阪神と、8月2日に神宮球場でセ・リーグ首位広島を下し、優勝マジック点灯を阻止したヤクルトが、京セラドーム大阪でぶつかった。

阪神先発のランディ・メッセンジャー、ヤクルト先発のマット・カラシティーともにふるわず。阪神が初回に福留孝介の2ランで先制するも、4回に山田哲人がソロを放ち12試合連続打点をマークするなど、ヤクルトがメッセンジャーから6点を奪い、5回にも雄平のソロで1点を取った (神2-7ヤ)。それでも阪神はその裏、ウィリン・ロサリオの適時2塁打で2点、6回に北條史也の適時打で1点を取りカラシティーを引きずり下ろし、その後さらに2点を取って同点とした (神7-7ヤ)。ヤクルトは7回に4番手の中尾輝が制球を乱し勝ち越されるも、9回にウラディミール・バレンティンが阪神のクローザー・ラファエル・ドリスからレフト前適時打を放ち同点とした (神8-8ヤ)。延長11回、ヤクルトは阪神6番手の桑原謙太朗を攻め、畠山和洋の2塁打から坂口智隆の送りバントと続き、上田剛が勝ち越し適時打を放った。このままだと2018シーズンワーストの借金9となってしまう阪神はその裏、ヤクルトのクローザー・石山泰稚を攻め、1アウトから代打・原口文仁の安打、糸原健斗の適時3塁打で9-9の同点とすると、北條のサヨナラ犠牲フライで10-9、5時間11分の接戦を制し、セ・リーグ最下位から脱出した。


8月9日ヤクルト×DeNA18回戦 (神宮球場)

  • ヤクルト11-3DeNA

0-2、DeNAリードで迎えた3回裏、ヤクルトは山田哲人の3点本塁打と雄平の2点本塁打により一瞬で逆転、5回裏にも西浦直亭のタイムリーとウラディミール・バレンティンの2点本塁打で3点を加え勝負を決める。DeNAは投手陣が崩壊し失点を重ね、5回途中で7点を失い8敗目を喫したジョー・ウィーランドは2軍落ちが決まった。


8月11日 楽天×西武19回戦 (楽天生命パーク宮城)

  • 楽天0-10西武

浅村栄斗に3点本塁打を浴びた楽天先発・岸孝之が1回で降板、2回からは新人・近藤弘樹が登板したが2,5回に3点ずつを失い試合が決まってしまう。6回にも1点を失った楽天はブライアン・ウルフ、相内誠の投手リレーになすすべなく完封負けを喫した。


8月12日 ソフトバンク×日本ハム19回戦 (福岡ヤフオク!ドーム)

  • ソフトバンク11-5日本ハム

日本ハム先発・高梨裕稔が1点の援護をもらった直後、ソフトバンク3番の柳田悠岐に逆転2ランを浴びると、3回には上林誠知のソロと中村晃の3ランで合わせて4点を失った。高梨は2018シーズンにおける被本塁打数が21に達し、7敗目を喫した。代わった加藤貴之も3本塁打を浴び5点を失い、日本ハムは2018シーズンワーストタイの11失点で敗れた。


8月12日 DeNA×阪神17回戦 (横浜スタジアム)

  • DeNA12-5阪神

8月4日から11日まで6勝1敗でセ・リーグ最下位から3位まで上り詰めた阪神だったが、この日は初回に2点の援護をもらったルーキー・馬場皐輔が2回途中から制球を乱し、3回途中で降板、初勝利を逃した。代わった岡本洋介が適時打を許したため、馬場は4失点となった。岡本が5回に2点を失うと、2018シーズン調子が上がらない岩崎優もランナーをためては本塁打を打たれる最悪のパターンをくりかえし、4点を失った。8回途中まで投げたDeNA先発・今永昇太を打ち崩し、5点を取った阪神はそれ以上に失点が多く、8回裏にも望月惇志が2点を失い、2018シーズンワースト2の12失点で敗れ4位に転落した。しかし首位の広島も2位の巨人に敗れたため、優勝マジックは点灯せず。阪神は15日に広島に敗れ、優勝マジック32の点灯を許した。


8月16日 中日×DeNA20回戦 (ナゴヤドーム)

  • 中日11-5DeNA

京山将弥をはじめとするDeNA投手陣が総崩れ。中日1番・平田良介に先頭打者ソロを含む5安打3打点を許し、4回にはエドウィン・エスコバーが中日打線の猛攻を受け4点を失うなど、DeNAはこの試合11失点で連敗を喫した。


8月18日 巨人×中日19回戦 (東京ドーム)

  • 巨人10-0中日

巨人は3回裏にマギー、阿部、長野がホームランを放ち、更にこの回2打席目となる重信がタイムリーツーベースを打って一挙6点を奪うと、その後も6回裏には岡本、8回裏には陽がホームランを放ち、終わってみれば先発全員安打の15安打10得点を挙げる快勝となった。一方の中日は菅野の前に2安打無得点の完投勝利を与える事となり、今期の馬鹿試合には珍しい完封試合となった。


8月23日 広島×ヤクルト18回戦 (マツダスタジアム)

  • 広島9×-8ヤクルト

広島先発・岡田明丈が初回から崩れた。1回表、岡田は無死満塁のピンチを招き2失点、2回表にもヤクルト・山田哲人に満塁本塁打を浴びて計6点を失う。序盤から大量点を追う広島は5回裏2点、6回裏1点を取り返すが、7回表にも2番手・高橋樹也が1点を失い、広島の反撃もここまでかと思われたが、しかし、7回裏、広島がヤクルト先発・原樹里を攻めて2点を返すと敗戦ムードが押せ押せムードへと変わった。9回裏、丸佳浩がヤクルトのクローザー・石山泰雅から3点本塁打を放ち同点に追いつくと、鈴木誠也がサヨナラ本塁打を放ち乱戦にケリをつけた。


※元記事である馬鹿試合(プロ野球)のコメント欄において、2018年の記載量・記載方法について議論されています。編集者の方は編集前に一読願います。

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