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ワープロの編集履歴2018/08/27 18:51:26 版
編集内容:細かい部分を追記

ワードプロセッサの略。コンピュータ上で文章の作成、編集印刷ができるシステムのこと。

上記をハード的に実現したワープロ専用機と、他のOS上で動作するソフトウェアとして実現したワープロソフトがあるが、日本では単に「ワープロ」というと前者を指す場合が多い。

ワープロ専用機

欧米では先にタイプライターが普及していたが、「日本語で文章入力をする」ためには漢字仮名交じり文に対応する→漢字かな変換機能を備える必要があった。

海外では1964年には既に開発されたもののタイプライターで十分対応できたためほとんど需要がなかった。一方日本では先述のように需要はあったものの日本語を印刷できるシステムの構築が難しく開発は難航した。

シャープは1977年に試作品を開発したものの製品化は遅れ、先を越すように1978年に東芝が日本初のワープロ専用機「JW-10」を発売。それから1年後にシャープも「書院WD-3000」を発売した。

以後、1980年代には電機メーカー各社から多種にわたる専用機が発売された。

印刷は熱転写方式を採用していており、インクリボンという消耗部品を使って行うが、その原理上インクリボンなしで印刷できる感熱紙が使用可能だった。

1990年代以降はWindowsパソコンとワープロソフトの低価格化と普及に押されワープロ専用機の市場は縮小していき、2001年までに各社とも製造終了した。

しかし、年配の人には「ワープロ専用機の方がいい」という人も少なくはなく、現在でもワープロの買取、修理、販売を手掛ける企業が存在し、たまに新聞広告を出したりしている。

また、富士通の「OASYS」はワープロソフトとなって現在まで続いており、シャープの「書院」もスマートフォンの日本語入力システム「S-Shoin」として形を変えて活用され続けている。

ワープロソフト

1980年代以降、パソコン上で動作するソフトとしてのワープロソフトが市場に出回り始めた。この中で一太郎とワープロソフト版OASYSは上述のワープロ専用機から移行する利用客を取り込む事を考え、ワープロ専用機の操作性を元に設計されたと言われている。

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