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フジツボの編集履歴2018/08/28 03:14:29 版
編集者:じゅん
編集内容:細部の編集

概要

などの表面に集まって固着する水生動物、かつてはのような外見から軟体動物と思われたが、実はカニエビなどと同じくれっきとした甲殻類である。

「フジツボ」と呼ばれるものは「無柄目・フジツボ亜目」の仲間だけであるが、英語名「Barnacle」だと「鞘甲亜綱」の総称であり、すなわちエボシガイカメノテフクロムシなどをも「Barnacle=フジツボ」であるとされる。

一部の種類は他の海洋生物クジラウミガメカニカブトガニなど)の体表に固着することもある。

漢字表記「藤壺」「富士壺」の示す通り、火山ないし壺から触手が出てくるような姿をしている。この触手は蔓脚という脚であり、それを使って水流のプランクトンを濾過し、中身に運んで食べている。

外からは想像しにくいが、中身の本体は仰向けの姿勢をしており、殻から出している部分は蔓脚とそれに繋げた後半身である。

生活環

フジツボは雌雄同体であるが、繫殖には別の個体との交尾を通じて行う。フジツボの成体は自由に移動できず、代わりに長いペニスで付近の個体と交尾する。このペニスは体長の何倍よりも長く伸ばし、同比例で動物界最長のペニスである。しかもこのペニスは、水流の強さに応じて太さを変化する能力をもつ。

幼生はプランクトンとして自由生活を送り、ある程度まで成長すると触角で合適な表面に付着し、殻を構成する成分を分泌してフジツボの姿になる。

人間との関わり

真ん中の穴(特に死んだ個体は空いている)に加えて高密度で集まることが多く、そこから蓮コラに連想させ、不気味を感じさせることも少なくない。底に付着し、水の抵抗を増えて航速を落とすという害もある。

また、一部の種類は高級食材として食用とすることもある。

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