概要
NTTドコモが所有する自社ビル「NTTドコモ代々木ビル」の通称。2000年竣工。
高さは240mにも及び、新宿駅南口からでもあたかも新宿の一部であるかのごとくハッキリとその存在が確認できるほど巨大な超高層ビルである。
同じくらいの高さを持つ都庁とは異なり、ビル周辺が隣のタカシマヤタイムズスクエアを除き比較的高さが低めの建築物が立ち並んでいるのもあって、その存在感は尚更際立っている。
(この一帯はかつて国鉄時代に存在した新宿貨物駅の跡地である)
これだけ巨大な規模を持ちながらもNTTドコモの本社ではない。(本社は千代田区にある)
外観
アメリカ・ニューヨークにあるエンパイアステートビルと酷似した意匠を持つが、さすがにあちらと比べると大きさは二分の一ほどしかない(あちらは443mもあるため当然ではあるが…)。
ビルの北面に設置されている巨大な時計はCITIZEN製。
天辺の細い棒状の部分(エンパイアステートビルならアンテナになっている部分)は、クレーンである。
建物内部
建物内の概要としては完全にビジネス特化型の施設で観光要素やエンタテインメント要素はこれっぽっちもない。
あまりに派手なデザインやその規模の大きさから観光用施設と誤解される事も多いらしく、施設の入口や施設内には関係者以外立ち入り禁止の張り紙が貼られている。
また相当な高さを持っているが実際に使われているのは時計台より下の部分まで。
見た目に反して階層も25階と少なく、1〜14階までがオフィス、15〜25階までが機械室で構成されている。
簡単に言うと建物の上半分は携帯電話用電波アンテナの巨大な台座である。
アクセス
JR山手線と中央・総武緩行線代々木駅東口を出てすぐの場所に位置する。
ただし、上述したように観光要素は皆無のため実際にその場所に行く価値は皆無に等しい。隣のタカシマヤタイムズスクエアについても新宿駅南口から行った方が早い。
2016年4月にバスタ新宿に移転するまでは当ビルと代々木駅との間に新宿駅JR高速バスターミナルが存在した。