ブレイズ・ザ・キャット
ぶれいずざきゃっと
概要
ニンテンドーDSの『ソニックラッシュ』から初登場した、ネコを擬人化したキャラクター。
ソニックのいる世界とは違う世界に住んでいるソルエメラルドの守護者であり、冷静沈着な性格だが心の内には熱い心を持っており、守護者としての役目を重んじるあまり、自分を厳しく律し、縛りすぎるところがある。
男勝りな口調で話すが、自分の体重を言えなかったり、高いところが苦手だったりと意外な一面もある(しかし『新ソニ』では平然と廃墟の高層ビルを颯爽と飛び回っているが)。
初期コンセプトでは白いマントを羽織り、戦闘時に取り払う設定があったが、ボツになったという。
『新ソニ』で未来世界のシルバーとパートナーを組んでいた事から、当初は「異世界=未来世界」と考えるファンも多かったが、公式サイトのプロフィールで「ソルエメラルドの力は、ソニック達のいる世界と行き来する際に時間軸も超えてしまう事もある」と明かされ、異世界は未来世界ではないと否定された。
炎を身にまとって武器や飛行能力を持たせたり、7つのソルエメラルドの力を借りて「バーニングブレイズ」に変身する事もでき、3D作品では壁走りが出来る。
『ソニックラッシュ』では
ソルエメラルドを奪ったエッグマンを追ってソニックの世界に来訪し、ソニックと初対面した際もかなりそっけない対応をしていた。
しかし感情が爆発し、エッグマンに対して「コロス!」と言ってしまったことも。
「自分は常に一人である」と思っていたが、クリームと出会い、さらにソニックたちにふれ合うことで仲間、友の意味を教えられ、クリームにはすっかり懐かれてしまう。
その関係はソニックとエミーの仲を穏便にしたような状態とも言え、ブレイズ編のラストで瓦礫の中から必死にクリームを探し、再開するシーンは微笑ましい。
続編の『ソニックラッシュアドベンチャー』でも登場し、ソニック達が嵐に飲み込まれて再び異世界へ来訪した事で再会し、アライグマの少女「マリーン」と一緒に行動している。
前作と打って変わってかなりお茶目なシーンが多くなっている。
『新ソニ』では
直接的な描写はないが、ソルエメラルドの力でソニック達の世界の未来に来た事でシルバーと出会って一緒に行動しており、イブリースの対処に追われる日々を過ごしていて、メフィレスにシルバーとともに現在世界へ飛ばされた。
時系列的には『ソニックラッシュ』よりも前の物語であるためにソニックの事を知らず、ソニックにも直接的に会うことはなかった。
シルバー編のラストで未来を救うために消滅するが、新ソニの話はストーリーの展開で全て抹消され、無かったことにされた為、『ソニックラッシュ』でソニックと初めて出会うことになる。
アメコミ版では
『ソニックラッシュ』の発売記念に、2話も続く特別エピソードで初登場した。
ソニックの世界に飛び散ったと思われるソルエメラルドを探すためにソニックの世界に訪れるが、何らかの誤解によってソニックと対決。
しかし誤解が解けた後は互いを信頼し合えるようになり、ブレイズ自身も一旦自分の世界に戻る事にした。
『ソニックラッシュアドベンチャー』発売にも記念として1話のみコミカライズされたが、ストーリーが省略され、その同時に本人も登場しなかったが、連載開始された『ソニックユニバース』の第1話では回想の中で登場した。
カオスコントロールの力でブレイズの世界に飛ばされたシャドウとメタルソニックと出会い、サザン島で暴れるメタルソニックを阻止するためにシャドウと協力し、メタルソニックを破壊した後、お礼としてなぜか彼女の世界に落ちていたカオスエメラルドをシャドウに渡し、カオスコントロールでシャドウを元の世界に戻させた。
その後、彼女は引き続きソルエメラルドを探すためにソニックの世界に戻るが、そこでエミーとクリームと供に『チームタンゴ』として結成し、同じくソルエメラルドを狙うシャドウ・ルージュ・オメガの『チームダーク』、ジェット・ウェーブ・ストームのバビロン盗賊団、そしてファング・ビーン・バークの『チームフーリガン』によるソルエメラルド争奪戦を繰り広げた。
しかし以前助けてくれた事もあるシャドウには、借りを返すつもりでソルエメラルドをブレイズに授け、一旦自分の世界に帰還する。
この件でブレイズはクリームとエミーと仲良くなれたが、逆に彼女の炎の力に魅了されたオメガに好かれる事となったが、アメコミ版では新ソニのストーリーが一切登場しなかったため、シルバーとの接点は一切存在しない。