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クラウス(ゼノブレイド)の編集履歴

2018-09-20 18:11:44 バージョン

クラウス(ゼノブレイド)

かみにあこがれたおとこ

クラウス(ゼノブレイド)とは、ゼノブレイドに登場するキャラクターである。

存在自体がネタバレのため、『ゼノブレイド』クリア済みの方のみ閲覧をお勧めします。














侵食/ゼノブレイド

CV:浅沼晋太郎

ゼノブレイドの主人公であるシュルクに瓜二つな姿、同じ声の青年。地球が存在するいわゆる「現実世界」の人間で、研究者(おそらくは物理学者)であり創世に関わる重大な研究を行っていた。神に憧れており、人類が神に近付く為として相転移実験を実行。そしてその結果彼は新しく生まれた宇宙で巨神となり、ゼノブレイドの世界を創世することになった(詳細はこちら)。

『ゼノブレイド』に登場するモナド漢字(つまり地球の文字だが、作中では未知の文字とされている)が浮かぶのは、モナド、ひいては世界を創世した彼が地球の出身だからである。もっとも、巨神=ザンザが地球人クラウスの記憶を持っている描写はない。











更に、続編『ゼノブレイド2』にも終盤で登場。たびたび作中で「神」と言及されてきた存在は彼であることが判明する。『1』のクラウスと同一人物であり、『1』と『2』の世界は彼が相転移実験を行って新しく生まれた世界荒廃してしまった元の世界の成れの果て、というパラレルワールドであることが明かされる。相転移実験によってクラウスは左半身を異次元に飛ばされ、右半身しかなく左半身が闇に包まれたような異形の姿をしている。この異次元に飛んだ左半身というのがザンザのことであり、ザンザが「自分が元はクラウスという地球人から分かれ出た分身」とは認識していない一方でクラウスは自分が2つの次元に分裂していることを知覚している。「向こう側の私(=ザンザ)が潰える時が近い」と、ザンザが予期していなかったシュルクへの敗北を未来視できている上、シュルクがザンザに言ったセリフが聞こえていることから、かなりザンザ側の状況も把握できていると思われる(クラウスとザンザの性格・言動はかなり異なるため、ただ知覚しているというだけで、ザンザの言動を操ることまではできないと思しい)。


『1』と同じ相転移実験のシーンが描かれるが『1』よりも拡大されており、実験を強行したのは激しい生存競争で地球・宇宙を焼き尽くす人間達の姿を嘆き、「ゲート」の力を使ってその現状を打破できると信じた結果だと明かされる。が、結局はそれによって望んだ結果を得ることはできず、世界を荒廃させてしまった。


「己のために世界がある」と言わんばかりに独善的思考が強く角が立つ言動が多いザンザとは対照的にクラウスは「世界のため」を思っており、自らのせいで世界を破壊してしまったことへの罪悪感を何千年・何万年というスケールで背負い続けたためかどこか自罰的なところがある。どれだけ時間が経っても人間の本質が結局愚かだった自分達と何も変わらないことに諦観を抱き、世界がどうなろうと成るように成る、と希望を失って世界を放置することにしたが、レックスプネウマの姿に再び希望を見出し、ロゴスによる世界の破壊を阻止しようとする彼らを送り出した。


かなり対照的なクラウスとザンザだが、クラウスによればそれもまた己の心の中の一面であり、誰しもがそういった表と裏を抱えているという。パーティメンバーの心の裏を見せる幻影はそのことを伝えるためとされている。

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