「私の命を 半分あげます」
「私を 楽園に連れていって」
プロフィール
※英語で「炎の~」という意味
概要
主人公レックスのパートナーとなるブレイドの少女。
アルストの中心にそびえたつ世界樹の上にあるという「楽園」を故郷と呼び、楽園に帰ることを切望している。
ホムラの名の通り炎の力を行使するブレイド。赤い髪に赤い瞳、赤メインの衣装が印象的。体に走る翠のエーテルラインは左右非対称で、背中のマントにも切り欠きが有るなどその装いは「不完全」を示している。
胸に目が行きがちだが、ホットパンツの面積が小さいので後ろから見ると結構な露出だったりする。
雲海の底に沈んでいた古代船の中で眠っている状態で、サルベージの仕事で来ていたレックスに発見された。その際レックスは、ホムラと同調しかけた所を仕事の依頼者だったシンに殺害されてしまう。
夢の中でレックスに自身の命を分け与えることを条件に、自分を楽園へ連れていくよう依頼する。元々楽園に興味を持っていたレックスはこれを快諾し、ホムラはレックスのパートナーとして共に楽園を目指すこととなる。
「天の聖杯」と呼ばれる伝説のブレイドであり、翠玉色のコアクリスタルがその象徴である(他のブレイドのコアクリスタルは基本的に水色)。
その力は他のブレイドと比べて圧倒的なものであり、本編より500年前に起こった「聖杯大戦」と呼ばれる戦争ではその力で3つの巨神獣を雲海の底に沈めたという。
秘密結社イーラやアヴァリティア商会会長バーンなどその力を求めてホムラを狙う者たちが多くいる一方で、スペルビア帝国の特別執権官メレフなどは当初その力を危険視していた。
しかし、レックスがドライバーとして未熟だったこともあり、当初は聖杯としての力を完全に発揮できていなかった。また、命を分けた代償なのかレックスと感覚や傷を共有しており、ブレイドは本来傷を負ってもすぐに回復するがホムラは生身の人間と同じようにダメージを受けてしまうという弱点もある。
そもそもホムラ自身が天の聖杯の力を恐れ、それをフル活用することを避けている節がある。
本来ブレイドはドライバーが死ぬとコアクリスタルに戻り記憶を失ってしまうが、彼女の場合は例外となり記憶と存在を保ったままでいられる(ホムラ曰く「天の聖杯だから」とのこと)。同じ理由で傍にドライバーがいなくても100%能力を行使することが可能。序盤ではホムラがレックスに代わって戦うシーンがある。
人物像
誰に対しても丁寧語で話す温厚で礼儀正しい性格であり、未熟なレックスを包み込む母性に溢れつつ仲間のために我が身を犠牲にすることも厭わない芯の強さを併せ持つ。
当初こそは暗い雰囲気を漂わせていたが、レックスや仲間たちの触れ合いにより明るさを見せるようになっていく。
一見押しの弱いおっとりとした大人しい女性に見えるが、実際の所は負けず嫌いで物事に動じず冷静沈着かつ大胆。選ぶ手段が自己犠牲に偏重しているので、ヒカリとの対比で誤解されやすい。キズナトークでは選択肢次第で萌えを理解するべく萌えっ子メイドさんな振る舞いを見せる。
第2話ではハナの開発資金が足りないことからお金が必要となり、困ったレックスを見て自分がお金を稼ぐことを申し出る。それを聞いたじっちゃんには「体を売るつもりか!?」と勘違いをされた(実際はアクセサリーを売ってお金に換えるつもりだった)。
炎の力を行使する事から火の扱いは思いのまま。指先から火を灯すポーズをよく見せる。これの派生で料理が得意であり、実際にゲーム中ではコレクションアイテムを消費して料理アイテムを作ることができる(ただし冷製料理は少し困る)。
レックスという個人を好いているようで、レックスの人柄や過去に関わるイベントではたいがい前のめり。
意外なところではネーミングセンスが独特である。プロフィールの傭兵団名からもある程度察することができるが、そのセンスは「ジークと意気投合できる」と書けばどれほどのものか想像できるだろう。
ヒカリというもう一つの人格が存在し、天の聖杯の本来の力を使う時はこちらに切り替わる。ヒカリに切り替わると人格だけでなく見た目も大きく変化し、髪の長さや色、衣装のデザインまでもが変わる。
ホムラとヒカリは互いを認知しており、表に出ていない間の記憶も共有しているため特に不自由はしていないのだという。
人間関係
レックスとニアは呼び捨て。レックスから両親の墓前で「オレの大切な人」と紹介された時は、頬を赤らめまんざらでもない様子だった。
ニアには素直に好意を向けられており、それだけにホムラへのボディタッチも遠慮がなく暖を取るためということで抱き着かれて困っていた。
トラとハナは「くん」「ちゃん」付け。トラの趣味(性癖)に関しては寛容で、温かな目で見守っている。トラやジークのネーミングセンスも素直に「格好いい」と言うなど気の合う部分がある。
ハナのことは大事に思っており、ハナが「ブレイドだから服装は気にしない。裸でも構わない」と発言した時は、自分を棚に上げて「ハナちゃんは慎み深くないといけないんです!」と全力で否定していた。そのハナからは「ホムラの格好も大概」と言われている。
メレフを始めに大人には敬語敬称で接する。ただし敵対者には敬語も敬称も使わない。
カグツチには当初、監視されるような態度を取られていたが、それだけにホムラの「自己犠牲」の危うさに気づいたのか気に掛けられるようになる。後に友人同士となり、ホムラが呼び捨てにする数少ない人物となった。
主人格はヒカリだが、ホムラの方が中身が大人なのでヒカリの非礼を詫びるなど完全に保護者のそれである(宿屋の夢遊病イベントなど)。またヒカリには気恥ずかしさから役割を押し付けられる(表に出される)ことがあり、ホムラも「ずるい」と発言するなど手を焼かされている。
ヒバナからは「強くて優しくて家庭的」ということからホムラ先輩と呼び慕われている。ホムラにしては珍しくヒバナの体育会系なノリには引いた態度を見せている。ブレイドクエストでは人助けに奔走するヒバナから「ホムラ先輩に近づけたでしょうか?」と問われ、「半歩くらい近づいたかな?」とちょっと意地悪な返しをしている。
リンネとのキズナトークでは、いずれ「あいじん」に迎える旨を告げられる。トラの趣味(性癖)に寛容なホムラもこれには閉口していた。そっち方面には耐性がないのかもしれない。
能力
属性 | 火 |
---|---|
ロール | 攻撃 |
武器 | 聖杯の剣(専用) |
物理防御 | 5% |
エーテル防御 | 10% |
補正 | 筋力10% |
クールタイム | 4 |
必殺技 |
|
ブレイドアーツ | 命中アップ、アーツ強化 |
バトルスキル |
|
フィールドスキル | 火属性の力、集中力、料理(専用) |
アシストコアスロット数 | 2 |
穏やかな見た目とは裏腹に、スキルの多くがダメージアップの効果を持つゴリゴリの攻撃役である。穏やかじゃないですね。
特に「聖杯の片鱗」によるブレイドコンボのダメージは驚異的。ビャッコやカグツチ、サイカなどのメインキャラのブレイドともコンボを組みやすいのも、アタッカーとして追い風となっている。ビャッコを間に挟んでの「スチームエクスプロード(火→水→火)」は序盤から終盤まで役に立つ鉄板コンボである。
このように攻撃役として十分なスペックを持つが、ダメージを出し過ぎて相手のヘイトを稼ぎがちであり、それが仇となってピンチに陥ってしまわないように注意が必要。ヘイト減少のアシストコアを積んだり、回復ロールのブレイドと組ませるなどしてうまく調整したい。
ちなみにヒバナは火属性のレアブレイドでは唯一の回復ロールである。
バーニングソードはムービーシーンとバトル中でなぜか描写が異なる。
ムービーでは二人で大ジャンプしてから剣を振り下ろし、着地と同時に爆炎を発生させるというもの。
バトル中では着地してから剣を振り上げて火柱を発生させるものであり、ムービーとは描写が異なっている。
正体
第4話にて素性がホムラの口から語られる。
500年前、ヒカリとメツは天の聖杯としてコアクリスタルとして世界樹の頂にいた。そこへ一人の男がそれを持ち帰り、メツを生み出して世界を滅ぼしかけた。ヒカリもまたイーラの英雄アデルによって目覚めさせられ、メツと死闘を演じ勝利。そしてアデルによって船に収められ、雲海の底深くに秘匿された。ヒカリ自身もこの力が二度と振るわれることのないように自らを封印し、もう一つの人格を生み出すことで肉体の支配権を譲った。生み出されたもう一つの人格がホムラである。
劇中でメツやセイリュウが「姿が違う」と言っていたのはこのためである。
ヒカリとは肉体を共有しているため対面することはできないが、レックスによって目覚めさせられるまでは夢の中の楽園で交流していたという。なお、彼女が使うブレイドとしての炎の力は、ヒカリが持つ力の余剰エネルギーに過ぎない。
ちなみにホムラは封印される直前にアデルと出会っており、わずかだが交流している。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
発売当初から「スピリット」として登場。星4のサポーターでアシストフィギュアで呼ばれたキャラに対して特効のを持つ「アシストキラー」。憑依しているファイターはルキナ。アンナ商店でも売られている場合があるので、時々覗いてみるのも良いだろう。
ここまでは鑑賞用キャラとして扱われたが…2021年のある日ホムラがいなくなった。
突然何も告げずにレックスの前から姿を消したホムラ。レックスはニアに後押しをされる事もあって、ホムラ捜索の旅に出た。旅の仲間や初めて出会った場所等を訪れるが、どこにもホムラの姿は無かった。
まるで、この世界から、消えてしまったかのように…
レックス「…どこ行っちゃったんだよ…必ず見つけ出す…」
最後まで諦めず捜索するレックスは、とある場所にたどり着き、ホムラを発見する。
レックス「やっと見つけた…ホムラ!」
しかし…ホムラは(レックスにとって)驚きの言葉を発する。
「ごめんなさい、レックス。何も言えなくて…。だって…
大乱闘に招待されたんですもの!」
ホムラ参戦!
フィギュア化
グッドスマイルカンパニーより、ゼノブレイド2では初となるフィギュアが2018年に発売されている。
関連イラスト
着せ替え(未実装含む)
衣装アレンジ等
構想初期のホムラ
関連タグ
赤髪巨乳 レックス(ゼノブレイド2) ヒカリ(ゼノブレイド2)
ニア(ゼノブレイド2) トラ(ゼノブレイド2) ヴァンダム メレフ ジーク・B・極・玄武
ビャッコ(ゼノブレイド2) ハナ(ゼノブレイド2) スザク(ゼノブレイド2) カグツチ(ゼノブレイド2) サイカ(ゼノブレイド2)
Πνευμα ← 物語中盤~終盤のネタバレあり
ホムヒカ:カップリングタグ。
以下はゼノブレイド2終盤のネタバレが含まれます!
ネタバレ
真の目的
ホムラとヒカリが楽園に向かおうとしていたのは、自らの力を危惧し、『神』に頼んで自分達の存在を消してもらうためだった。戦いの中で傷付くレックスを見ている内にその望みは強くなり、「私のせいでレックスを苦しめている。もう関わらない方がいい」とまで思うようになってしまう。
ルクスリアでの処刑イベント
マルベーニと敵対していた国王ゼーリッヒらの罠によってレックスたちは囚われの身となり、ホムラは十字架に磔にされ存在を消滅させられそうになる。
このまま処刑されれば望みは叶うことになるが……。
間一髪のところでレックスたちに救出され、処刑の失敗でルクスリアで異変が起こったためゼーリッヒらとは一時休戦となる。
自己犠牲
第六話最後の戦いにて、突如として現れたシンにレックスたちは敗北を喫する。ヒカリの力を以ってしてもシンには及ばず、追いつめられたレックスは無力化されコアを奪われそうになる。そこでホムラは、僕(セイレーン・デバイス)を操って自分に照準を向けさせ、自らを消し去ると脅しつけることでシンを引き下がらせた(もしも叶わなかった場合は、レックスにコアを移植して自分だけ消えるつもりだった)。
その後、囚われの身となったホムラはメツによって力と記憶を奪われ、意識を閉ざしてしまう。レックスたちが助けに来た時には、すべてが終わった後だった。
セイレーン・デバイスを操れば自害は可能なようだが、ホムラとヒカリは互いに思い合っており道連れにすることは拒んでいる描写がある(ルクスリアでの処刑イベント)。どちらの人格も自殺願望を抱いているのに、互いの存在が抑止力になっているのはある種の皮肉である。
復活と覚醒
だがそんなホムラの姿を前にしてもレックスは決して諦めず、シンに立ち向かって行く。精神のみとなったホムラとヒカリは、自分たちの想いを伝えてレックスを下がらせようとするが、それでもレックスは想いを叫びながらシンと切り結ぶ。「君一人のために楽園に行きたい」と。
その想いを受け入れたホムラとヒカリはレックスの手を取り、再び同調を行う。一つになった想いは奇跡を起こし、消滅したはずの第三の聖杯の剣を復活させ、ホムラとヒカリは天の聖杯として真の力と姿に覚醒するのだった。
二つに別たれた人格と力が合一したことで「想い描いたすべてを体現する」という能力が行使できるようになり、以降は戦闘中にのみ特定の条件を満たすことで覚醒させることが可能となる。それ以外では今まで通りホムラとヒカリに別れた姿で行動する。
以後の顛末についてはこちらのネタバレを参照。
もう一つの関連タグ
サラ・キッド・ジール:クロノクロスのヒロイン。ゼノギアスとスタッフが共通していることもありエリィやイドのオマージュに当たる。金髪、ポニーテール、赤い服という格好は、ホムラ、ヒカリ、プネウマに通じるものがある。また炎属性でもある。更に多重人格者であり、片方の人格は献身的だがすべての消滅を願う狂気性を秘めていた。