「空を裂き大地を割るその力――二度と世界を灼かせるわけにはいかない」
プロフィール
概要
CV:斎賀みつき
フルネームは「メレフ・ラハット」。アルスト屈指の軍事国家スペルビア帝国の特別執権官。そして、「炎の輝公子」と呼ばれる帝国最強のドライバーでもある。
帝国と皇帝ネフェルに忠誠を誓っており、ネフェルからの信頼は篤く民衆からの人気も高い。
パートナーのブレイドはカグツチ。スペルビアに代々使える「帝国の宝珠」と呼ばれる帝国最強のブレイドであり、メレフの秘書も務めている。
かつて3体の巨神獣を雲海に沈めたという天の聖杯の力を危険視し、当初はそのドライバーであるレックスたちの前に度々立ちふさがる。しかし、天の聖杯の力を御すレックスやその人柄に興味を持ち、スペルビアで起こった人工ブレイドの一件で彼らと共闘。以後もネフェルの命を受けて同行する。
身に纏う士官服や口調から一見すると男性のように見えるが、れっきとした女性である。
かなり序盤にて女狐と陰口を叩かれるシーンがあり、この手のキャラクターにしては珍しく、女性であること自体は設定的にもゲーム的にもそれほど隠されてはいない(リンネにも「あいじん」としてハーレムに迎えられる予定にされている)。
また、皇帝ネフェルとは主従の関係だけでなく従姉弟でもある。代々スペルビアの皇統は男子が継ぐのが慣例だったが、先代皇帝はネフェルが生まれるまで男子に恵まれず、皇弟の娘であったメレフを男として育てた。しかしその後ネフェルが生まれたことでメレフは皇帝になることはなく、皇宮に招ぜられ現在の特別執権官の地位に就いている。
もっとも、メレフ自身はこの生い立ちのおかげでカグツチやレックス達に出会えたと感謝さえしており、彼らとの旅を楽しんでいる。当初は職務や忠誠心に縛られていたが、メレフの本心を見抜いたネフェルによって「天の聖杯の護衛」という名目を与えられ、自分に素直になってほしいと諭されたことでレックスたちの仲間となった。
ネフェルのことは特別執権官として以上に従姉として心配しているが、それを上手く表現できないでいる。
メインストーリーでは一貫して真面目なキャラクターだが、サブイベントなどではそうでもなかったりする(後述)。
戦闘では敵のヘイトを稼いでレックスやニアに敵が向かないようにする壁役として活躍する。同じく壁役のトラが敵の攻撃を「受ける」ラインタイプの壁役だとすると、こちらは敵の攻撃を「避ける」ダンバンタイプの壁役である。
ちなみに、料理はあまり得意ではない模様。アヴァリティアのキズナトークでは、ホムラからアンコウの調理を頼まれた際に(選択肢次第で)逃げ出すか木っ端微塵に消し飛ばしてしまうレベル。後者を選んだ場合は、魚を捌くように言われると「え?」と真顔で返す。しかもアンコウの不気味さに怖がって上手く捌けず、カグツチに協力を要請するも彼女まで嫌がったため収拾がつかなくなった。結局、アンコウが生きていると思い込んだ二人によって木っ端微塵にされてしまい、ホムラから叱られてしまうのだった。
かといって全く出来ないというわけではないようで、スイーツが好きなブレイドのクエストでは共にスイーツ作りを手伝う一面が見られる。
一人で料理させたらダメなタイプなのかもしれない。
所謂「男装の麗人」キャラではあるが、女であることは捨ててはおらず、DLC追加イベントでトラから「メレフは男の中の男」と言われた時は無言になってしまったり、キズナトークでジークやサイカに「メレフは男みたいなもんやろ」と言われた際には(当然といえば当然だが)普段の冷静な口調が崩れるほど盛大にブチぎれる(別のキズナトークでもジークに言われた時は、不気味な笑みを浮かべながら迫っていた)。これまた、メレフを男だと思い込んでいるトラに温泉に誘われた際は(選択肢によるが)「私は服を着たまま入る!」とよくわからない返答をすることも。
また、カグツチと共に美容には気を使っており、化粧水やハンドクリームを個人輸入(おそらくスペルビアの仮想敵国であるインヴィディアから)して愛用しているらしい。
軍帽の下の髪は意外と長髪で、普段は結って纏めている。キャラクターデザインを務めた齊藤将嗣氏が早い段階からTwitterで髪を下ろした姿を公開していたほか、後に追加された着せ替え要素「式典用礼装のメレフ」「仕方なく水着のメレフ」でその様子がよく観察できる。
ストーリー終盤で一度だけ帽子が外れるシーンがあり、その時の髪型はちょんまげ。
自他ともに認める負けず嫌いで、ジークやトラのボケた会話に変な対抗心を燃やして、妙に見栄を張った回答をし、盛大に滑るということをたびたびやらかしている。前述の料理イベントの悲劇も素直に「できない」と言い出せなかったから起こった節がある。
余談
劇中でジークとの絡みが多いためpixivにはカップリングイラストが散見される。
ゼノギアスに登場する人物カーラン・ラムサスとは似て非なる立ち位置。
「育ての親の都合で自分を否定(廃棄)される」「その理由が上位互換が見つかったため」「登場間もなく少女を尋問する」「目を閉ざした女性を従えている」「主人公に執着心(憎悪)を抱く」「かつて一国を破壊した悪魔を警戒している」などが共通している。上記にある通り「コンプレックスを刺激される(『塵』呼ばわりされる)と第一印象が覆るほど豹変する(ブチギレる)」もある。
関連イラスト
関連タグ
カグツチ(ゼノブレイド2) ネフェル(ゼノブレイド2) ワダツミ(ゼノブレイド2)
レックス(ゼノブレイド2) ニア(ゼノブレイド2) トラ(ゼノブレイド2) ジーク・B・極・玄武
ホムラ(ゼノブレイド2) ヒカリ(ゼノブレイド2) ビャッコ(ゼノブレイド2) ハナ(ゼノブレイド2) サイカ(ゼノブレイド2)
カーラン・ラムサス:上述の通りメレフのオマージュ元。
ネタバレ
ゼノブレイド3
エンディングにて、天空の砦に保管されているニアの写真にてかつての仲間と共に写っている。
本編の戦闘用服ではなく、帽子も被っていないのでちょんまげが見える。
すぐ隣にカグツチがいるため、彼女のドライバーという関係は続いている。
バトルにおいても、メレフが使用していたアーツの名前が幾らか流用されている。
※逆浪(戦術士)、不知火(戦略士)、無相刀(戦略士)、地獄車(ローンエグザイル)など