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サラ・キッド・ジール

さらきっどじーる

サラ・キッド・ジールとは、プレイステーションRPG『クロノクロス』の登場人物。
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概要

クロノクロス』のプレイアブルキャラクターの一人で、本作のヒロイン。通称・キッド
外見は16歳(ただし生まれたのは14年前)の少女。勝ち気で強欲な盗賊で、一人称は「オレ」。口調も性格もガサツで男勝りな人物。大嘘吐きで自己中心的で、真っ当な生き方をしている人間が報われない世界だと考えながらも、自身は他人を見捨てきれないお人好しである。
根は優しくて素直だが、このことは必死に隠している(アルティマニアより)。
盗賊らしく戦闘では敵からアイテムを盗んだりできる。また敵の本拠地に潜入したセルジュたちよりも後から入ったはずなのにいつの間にか追い抜いているなど、盗賊スキルも高い。
本作のヒロイン的存在ではあるものの、一度も仲間に加えることなくゲームクリアすることも可能。ただし、あえて突き放すような選択肢を選ぶことでキッドの心情が垣間見れる。

プロフィール

年齢性別種別出身地身長体重体格利き腕
16無職不明165cm45kg細身両方

使用武器はダガー(二刀流)
名言・口癖「月までブッ飛ばしてやるぜ!

大陸の方で「ラジカル・ドリーマーズ」と名乗って盗みを働いていた。世間的には大盗賊として知られており、その噂は辺境のアルニ村にも届くほど。
盗賊団として世間に恐れられているラジカル・ドリーマーズだが、実は団員はキッド一人。アルティマニアによれば、キッドはラジカル・ドリーマーズを単なる盗賊ではなく、ラジカル(革新的)な夢を見る者たちの総称として捉え、自身もその一人と考えているため。これは作中では語られていないが、ルッカの教えによるもの。

孤児院の思い出


みなし子だったところルッカに拾われ、彼女が経営する孤児院で11歳まで育った。彼女を実の姉のように慕っており、ルッカをさらったヤマネコを憎んでいる。現在はヤマネコを追う一方で秘宝「凍てついた炎」を危険なものと考え、人の手に渡らないようにするために探し求めている。
設定資料にはエルニドに来た理由として「ルッカの蘇生」が記されている。

ラジカル・ドリーマーズのキッド

投稿したラジカルドリーマーズ線画塗ってみた


『RADICAL DREAMERS~盗めない宝石~』とは、SFCサテラビュー専用ソフト。今では入手困難な幻のソフトである。
『クロノ・クロス設定資料集』では「トリガーとクロスの間に挟まれた物語」「クロスへの導入役」として紹介され、『クロノ・クロス アルティマニア』では、「クロスのキャラクターが出るパラレル」として紹介されている。
こちらでもセルジュとキッドは登場しており、セルジュは密かにキッドに思いを寄せているという設定。またキッドには「セルジュに対する好感度」が設定されている。キッドの言葉遣いや性格、一人称などクロスとほぼ同じ。「ルッカに拾われて育てられた」、「ヤマネコと宿敵」、「凍てついた炎を探している」という設定も同一。
ただし選択したシナリオによっては、キッドの恩人がシェアという女性に代わる。

関連イラスト

キッド
キッド
秘宝と少女
髪結いキッド
月までぶっ飛ばしてやるぜ!
キッド
サラ・キッド・ジール
少しは女の子らしくしなさい!



関連タグ

クロノクロス クロノトリガー
サラ(クロノトリガー) キッド ジール
セルジュ ルッカ フェイト(クロノクロス) オパーサの浜
ヤマネコ(クロノクロス) ラジカルドリーマーズ
セルキッド





以下はキッドに関するネタバレが含まれてます






























ネタバレ

正体

時の水面で


その正体は、前作『クロノトリガー』に登場した魔法王国ジールの王女・サラが生み出した分身。グランリオンからは「お姫様」と呼ばれたり、時折見せる自己犠牲的な部分など、前作でのサラを思わせるシーンがある。
画像の二人はどちらも「サラ」だが、女性の方はトリガーでの、幼女の方はクロスでの姿となっている。

ラヴォスの出現により古代王国ジールが滅亡する中、発生した次元の渦に巻き込まれたサラは、ヒョウ鬼に襲われて毒に苦しんでいた幼いセルジュの泣き声を聞く。その声に導かれたサラはこの時代に接触。分身としてキッドを誕生させた。「(自らも含めた)全ての消滅」を願っていたサラは時を喰らうもの(ラヴォスの進化した存在)に取り込まれてしまうが、ルッカはそんな自分とは違った道を歩んでほしいと考えキッドを生み出したと推測している。

前作ではポニーテールの女性だったサラだが、なぜか今作では金髪の幼女になっている。またキッドを誕生させたのが時喰いに取り込まれる前なのか後なのかは不明。

なお、ルッカの仇であるヤマネコがいなくなり、エルニド諸島に留まる理由がなくなったHOME世界のキッドは登場していない。アルティマニアによれば、「エルニドにもラジカル・ドリーマーズの噂は伝わっているので、盗賊として大陸で暴れているのかもしれない」と語られている。
ちなみに物語序盤でセルジュをANOTHER WORLDに呼んだのも(時を駆け、溺れていたセルジュを救った未来の)キッドである。

キッドを加えたままラストダンジョンをクリアすると、時を喰らうものの倒し方のヒントを語る。その際、「違う者同士で殺し合っていては解決にならない」「どう戦うかが問われている」など精神的な成長が見られる台詞が聞ける。実はこれは、ラスボスを倒すための重大なヒントになっている。

真エンディングで判明するキッドのフルネームは「サラ・キッド・ジール」。これはキッドの日記帳に記された名であり、OPとEDの語り部が彼女であることを示唆するものとなっている。

過去

Don`t leave me alone


みなし子(と思っている)のキッドは赤ん坊の頃、森の中でルッカに拾われ孤児院に引き取られた。
ルッカを実の姉同然に慕い、ルッカハウスで平穏なひと時を過ごしていたが、11歳の時、ヤマネコとツクヨミの襲来によって孤児院は燃やされ、ルッカは拉致された。
未来のセルジュに助けられた後の経緯は不明だが、盗賊団ラジカル・ドリーマーズを名乗り盗賊として活動。凍てついた炎を危険なものと考え、ヤマネコの行方を追っていた。
終盤では自らの悪夢に囚われ目が覚めなくなってしまうが、クロノクロス(もしくはグランドリーム)を用いたセルジュによって救出される。この悪夢は過去に実際に起こったものである(グランドリームを使って助けると判明する)。

星色のお守り袋とペンダント

キッドは二つの宝物を持っている。一つはルッカから渡された星色のお守り袋(中には時のたまごの試作品が入っている)。もう一つはルッカに拾われる際に持っていたペンダント。
このペンダントは前作「クロノ・トリガー」で登場したサラのペンダントと同じもの。時間に働きかける作用を持つ。

不死身の理由

The Other Side (of her)


前作でもキーアイテムだった「サラのペンダント」を生まれた時から所有しており、それにルッカの手(時のたまごの試作品)が加えられ、キッド自身の身に危機が訪れると「時間を巻き戻す」力が発動する。キッドが大怪我を負うと、記憶を失って傷のない状態で別の場所で倒れているというケースは、過去にもたびたびあった模様。このため彼女はセルジュ(の姿をしたヤマネコ)に刺された事を全く記憶していなかった。
キッド本人は自身の本体である「サラ」とペンダントに込められた「時間巻き戻し」の力の存在を知らない。ただし、「大怪我しそうになった時、気がついたら知らない場所にいる」など自分に不思議な現象が起こっているという自覚はある。
実は、このペンダントはドリストーン製のもの。即ちラヴォスの欠片である「凍てついた炎(ラヴォスの欠片の総称)」と同種のものである。このためペンダントには時間に干渉する力があると言われている。

もうひとりの人格

クロノクロス


アルティマニアによれば、「キッド」自身も気づいていない「もうひとりの人格」が存在しており、そちらは「生への執着がなく献身的で、無に帰したいという強い衝動」を持つ。二重人格の理由に関しては、「キッド」がこのような側面を抱えていたためか、あるいは「もうひとりの人格」が自分とは異なる道を歩みたいと願い「キッド」を生み出したのかもしれないと語られており、どちらが主人格かは不明となっている。「もうひとりの人格」と言っても言葉遣いや一人称などは基本的に「キッド」と同じ。

物語中盤から終盤にかけてセルジュに刃を向けてくるのは、この「もうひとりの人格」の方であることがツクヨミにより示唆されている(キッドと再会する際にツクヨミを連れていると「セルジュの知っているキッドじゃない」と言う)。
フェイトが倒れた後、タイムクラッシュや龍神の復讐について話したり、ツクヨミから「無に帰したいという衝動を持っている」と言われるキッドも「もうひとりの人格」の方である(アルティマニアより)。なお、この時の口調は明らかに「キッド」とは異なるものになっていた。

ダークセルジュ(フェイト)に付き従い、彼の味方をする一方でヤマネコ(セルジュ)をルッカの仇として執拗に狙っている。少なくともセルジュとヤマネコが入れ替わっていることは知っているらしく、「ヤマネコ」を殺せればそれでいいという態度である。

ゲーム中では二重人格については一切語られず、これらの事情はアルティマニアに記載されている(設定資料には載っていない)。後に「キッド」は仲間としてセルジュのもとへ戻ってきたが、「もうひとりの人格」がどうなったのかは不明。

プロジェクト・キッド

ガッシュが発案した時間制御プロジェクト。
率直に言えば、「セルジュを調停者として覚醒させ、時を喰らうものを浄化させて歴史を救う」ことを指す。
歴史が変わったA.D.2300にてガッシュは、やがて時を喰らうものによって未来が滅ぼされることを知る。遠い未来に存在していた彼は、既にある程度の事象を把握しており、それらの知識とネオシルバードを用いて歴史に干渉し、セルジュの運命をわずかだが意図的に操った。
最終的には時を喰らうものを浄化した後、時を駆けたキッドが海で溺れていたセルジュを救うことになっている。その後、セルジュはオパーサの浜からキッドにANOTHERまで呼ばれることになる。
なお、キッドはこれらの事実を知らない。

セルジュとの関係

「いつか、また会える……?」


10年前、セルジュが溺れていた時に助けたのが「時を駆けた未来のキッド」。作中でたびたび彼女が海岸で振り返るシーンが挿入されるが、これは当時のことを覚えていたセルジュの記憶である。ただし、アルティマニアによればセルジュは「キッドに懐かしい面影を感じている」が、自分を助けてくれたのがキッドだとまでは知らない模様。
ちなみに、ヤマネコとツクヨミによってルッカハウスが焼き払われた際、救出してくれたのが「未来のセルジュ」である。ストーリーを進めると実際にセルジュ(プレイヤー)はキッドを助けに過去へ行くことになるが、このイベントは任意となっている。

助け出されたキッドだが「未来のセルジュ」は現代へと戻ってしまい、独りぼっちになってしまう。
しかし、このことは今でも覚えており、キッドはエルニド諸島でセルジュと再会した時から好意的な様子を見せている。
なお、あえてキッドを突き放すような選択肢を取ることで、セルジュに対する想いなどが垣間見れる。
奇しくもセルジュは海の中、キッドは炎の中から助け出された形となった。
時を喰らうものを浄化した真エンディングでは、「いつの時代、どこにいても必ず会いに行く」とセルジュに誓いの言葉を述べた。エンディングテーマが流れる中、交差点で立つ姿は「歴史の選択」を示したもの。綺麗な女の子になったキッドがオパーサの浜に立つところで幕を引く。
ちなみに設定資料集には婚礼衣装を着た大人のキッドが描かれており、この姿は真エンディングの写真にも描かれている。写真には礼服を着た「誰か」の姿も映っている。顔は不明なので定かではないが、設定資料集には礼服を着たセルジュのラフが掲載されている。

ヤマネコとの関係

星を盗んだ少女【宣伝】


ヤマネコはルッカに協力を求めて幾度も交渉に現れており、その際に出会い、凍てついた炎に関する話も聞いている(アルティマニアより)。しかし交渉は決裂。ヤマネコとツクヨミによって孤児院は焼き討ちされ、生き残ったのはキッドただ一人。ルッカは拉致され生死不明となってしまった。このことから「ヤマネコに凍てついた炎を渡してはいけない」と考えており、ルッカの仇の一人として追いかけるようになった。ヤマネコに対する恨みはとりわけ強い。が、肝心のヤマネコとの決着時にはキッドは眠らされていたため戦闘には参加しておらず、ヤマネコが倒れた後にも特にコメントはない。マルチエンディングでは蛇骨館でヤマネコを倒し、仇討ちを成し遂げるものもある。

ツクヨミとの関係

対


異次元からサラが現代に干渉した事によって磁気嵐が発生し、この時代のフェイトの機能がシステム不良を起こす。
またキッドを誕生させた際に発生したひずみにより、"凍てついた炎"で制御されていた龍神(6体の龍)の時間的封印が弱まり、一瞬だけ力を取り戻した龍神から一部が分離。そうして生み出されたのがツクヨミであった。
シナリオライターの加藤によれば、ツクヨミが人の姿をしているのは「龍と人の子」であり、逆に人は「ラヴォスと星の子」であり、ツクヨミはかけ橋的な立場にあったためだという(アルティマニアより)。また同著では「キッドとツクヨミは対を意識した」と述べており、作中でも様々な点で「」であることが強調されている。

ルッカとの関係

るっか キッド


前述の通り、赤子だったキッドを引き取り育てたのがルッカである。実の姉同然の存在としてキッドに慕われていた。しかしキッドが10歳(アルティマニアでは11歳と表記)の頃、ヤマネコとツクヨミによって拉致されてしまう。設定資料集では、キッドがエルニドにやって来たのは「ルッカの蘇生」が目的であると語られている(104頁)。
なお、劇中で登場する「ルッカ」は上記の画像のように幼い少女の姿をしている。これは「この次元には存在しない(死亡している)」ことの暗示である。しかし、彼女もまた「ルッカ」であることには変わりなく、ラストバトルに向かう直前、キッドを連れて二度話しかけると悲しませたことを謝り、ステキな女の子になったと「妹」に言葉を送る。

サラとの関係

サラ・キッド・ジール


前述の通り、キッドを分身として生み出したのがサラである。ただし、「キッド」自身はこれらの事実を知らない。
終盤、星の塔で凍てついた炎に近づく際にキッドを先頭にしておくとサラとの関係の一端が判明する。
また時の闇の果てに向かう際、幼少のルッカからサラとキッドに関係が明かされる。それを聞いたキッドは「そのサラって娘とオレは違う」と真っ向から否定する。ルッカは「サラは自分とは違う人生を歩んでほしいと願ってキッドを生んだ」と推測しており、上記のキッドの台詞を肯定している。
なお、DS版クロノ・トリガーに追加されたイベントでは、ラヴォスに取り込まれたサラが精神を掌握されつつある(憎しみに支配されていく)ことが語られている。

マルチエンディングでのキッド

二周目からはクリアした時期に応じてキッドの行く末も変化する。

アカシア大帝国誕生」では、アナザーのアル二村で過ごすことを選んだセルジュを遠くから見つめ、別れの言葉を独白して単身ヤマネコを討ち、新たな領主となって大陸と戦争を繰り広げる。

スラッシュステージ」では、マジカル・ドリーマーズの新メンバーとなったセルジュとキッドが冒険を放棄してしまう。ヤマネコはセルジュの肉体を奪えず古龍の砦で待ちぼうけとなる。

ショップでバイト&ズッコケ三人組」では、テルミナの美女コンテストで予選落ちしたことが判明する。セルジュのアルバイト先であるエレメントショップを訪れ、リサから上記のことでコキ下ろされて悔しい想いをしていた。また追加イベントでコルチャからプロポーズの返事を催促されるのもあるが、相手にせずさっさと立ち去ってしまっている。また別のルートでは、ヒドラの毒をイシトに治療してもらい、(勝手に)スパイにされて蛇骨館で潜入調査(皿洗い)するのもある。イシトに恩義を感じているようだが、セルジュたちがどこに行ってしまったのか気にかけていた。

新生マブーレ」では、ダークセルジュ側につき、ラディウスやファルガらに刃を向ける

ヤマネコ討伐」では、ヤマネコになったセルジュとツクヨミの新居に突撃し、ルッカの仇を討つべくヤマネコに勝負を挑んでくる。しかし、「ダークセルジュから離れて行動している」「ツクヨミから言及がない」など、このキッドが「もうひとりの人格」なのかは不明。

蛇骨幼稚園」では、ツクヨミを仲間に加えたダークセルジュと共にテルミナを訪れ、破壊活動に加担しようとする。目の前で堂々と「セルジュの中身はヤマネコ様」とツクヨミが話しているにも関わず気にした様子もないので、入れ替わりについては完全に知っている様子。

黒い運命の書」では、クロノポリスを訪れた際に現れたツクヨミと対峙。自暴自棄の胸中を明かし、激情のままツクヨミに刃を向ける。

余談

クロノクロスの数日前に発売されたプレイステーション版「クロノ・トリガー」ではクロノとマールが結婚式を挙げる新エンディングが追加されており、ラストシーンではルッカがキッドと思しき赤ん坊を拾っている。

更にDS版「クロノ・トリガー」では時を喰らうものの前身と思しき「夢喰い(ゆめくい)」(サラの魂を取り込んだラヴォス)が隠しボスとして追加された。HPを0にしても倒しきれず、クロノたちは夢喰いに敗北。正気を取り戻したサラは、最後の力を使ってクロノたちを逃がした。その後、姉を救えなかった魔王は自身の記憶を消し、どこかの時代を放浪するエンディングを迎える。

クロノクロスはスタッフが共通しているということもあってかゼノギアスやラジカル・ドリーマーズの展開を思わせるものが多い。特にキッドに関してはオマージュ的要素が強いものとなっている。

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