プロフィール
年齢 | 性別 | 種別 | 出身地 | 身長 | 体重 | 体格 | 利き腕 |
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27歳 | ♂ | 騎士 | エルニド | 181cm | 72kg | がっしり | 右 |
名言・口癖は「男は肉弾戦あるのみだ!」
使用武器はアクス(斧)。
概要
アカシア龍騎士団の四天王の一人。27歳。豪胆な性格で、猪突猛進気味。部下にシュガール&ソルトンを持つ。
自分の名前を「様」を付けて呼ぶ。大好きなリデルの前でも「カーシュ様が助けに来ましたよ」と言ってしまうほどである。
同僚のダリオは幼馴染であり親友兼好敵手でもあった。設定資料によれば、ダリオ亡き後は騎士団を率いる立場になったという。自分はダリオより数段劣ると自覚しているが、それでも親友に代わって前に立つという決意は揺らいでいない。
作中屈指の二枚目ながら、しゃべるととたんに三枚目、というか北斗の拳の三下のような口調に変化するいわゆる残念なイケメン。
占いババからは「ファッションをかえれば新しい恋が花開く」と言われてしまっている。
最序盤で敵側の一番手として登場。その後もたびたび登場するので出番は多め。仲間になった後も固有イベントが発生する。
仲間になるのはANOTHERの方であり、HOMEのカーシュは3年前から行方不明となっている。
少年期は長髪をポニーテールにしており、精悍でありながら幼さを感じさせる容貌だった。
性格
実力は確かであるが怒りっぽく、状況を冷静に分析する知性もあるが挑発に乗りやすい。
怒った時の表現は「むががが」。こちらは主にリデル絡みの感情が原因で起こる。セルジュを「小僧」、キッドを「小娘」と呼ぶ。
ダリオの弟グレンが敵に回った時も一歩も譲らず、手を抜くことなく闘い抜いた。
ただ、常に情にあつく面倒見も良いなど、基本的に善人である。
向上心も高く子供の頃からの鍛錬の成果もあって伊達に四天王の一人は任されていない実力を持つ。
セルジュらに敗北した際は負けを認められずゾアに諫められたものの、蛇骨大佐が大怪我を負った時は呆然とする四天王二人に活を入れ、救助するべく指示を飛ばしている。
メンバーにイシトがいる状態でカーシュと遭遇イベントを起こすと、「パレポリの犬も一緒かよ!?(中略)ついでだ、俺たちの話を聞いとけ!」と言い放つ。敵である(と思っている)イシトの前でリデル救出計画をベラベラ話すのは、果たして器が大きいということなのか?
人間関係
幼馴染であるダリオとその弟のグレン、そしてリデルとは長い間の付き合いであり、時に様々な感情の交錯する関係である。
ダリオとの関係
前述の通り幼馴染でありライバルでもある。少年期に参加した武術大会では優勝をダリオにさらわれたものの、「来年はこうはいかねぇからな。俺が必ず優勝する」と自信満々に突きつけている。
以降もダリオに勝つことはなく、片思いしていたリデルさえもダリオの婚約者となってしまう。カーシュ自身も「ダリオより数段劣る」と自認しているが、ダリオとの仲は至って良好である。
しかし、ダリオはカーシュがリデルに好意を寄せていることに気づいていたらしく、心苦しい様子を見せている。またカーシュがダリオとリデルの婚約を聞いた時は、その場では祝福の言葉をかけたものの、密かに花束を投げ捨てている。幼少からのライバルに武術も恋も破れ、なに一つ勝てなかった事実はカーシュの心に深い爪痕を残したようだ。
グレンとの関係
今でこそグレンから「カーシュ」と呼ばれているが、少年期は「カーシュ兄ぃ」と呼ばれていた。カーシュも武術大会でそれなりの腕を見せたグレンに一目置いたらしく「うかうかしてられない」とコメントしている。
そのグレンがセルジュ側についた際に戦いとなるが、お互いにガンコなところがあるせいか話し合いらしい話し合いもまったくしていない。ある意味似た者同士である。
リデルとの関係
リデルとは幼馴染であり、少年期の頃からすでに恋愛感情を持っていたようだ。その想いは実ることはなかったものの、ダリオが亡くなった後も想いを告げることはなかった。リデル自身もカーシュの想いにはまったく気づいていないようだ。
ピエールとの関係
ザッパの家に居候しているピエールとはなぜか仲が悪く、自称勇者のナルシストと嫌み合戦を繰り広げた後「ダメだ、こいつ」と呆れる。
シュガール&ソルトンとの関係
カーシュは騎士団の落ちこぼれだった凸凹コンビを気にかけており、二人もそれを恩義にと考えていた。しかしカーシュにダリオ殺しの疑惑が掛かると真相を明かすべく刃を向けてくる。戦いを通して二人はカーシュへの疑惑を晴らし、「オレはダリオを殺していない」というカーシュの言葉を信じた。カーシュのLv7固有エレメントを手にするにはこの戦いに勝つ必要がある。
余談
ANOTHER WORLDでは蛇骨館に住まい、ゾアと隣室の模様。
蛇骨館に忍び込んだ際、彼が在室の際に宝箱を調べ続けると根競べが始まる。
20回続けて調べると「そんなに欲しいなら持ってけ」と言い、「龍騎士のこて」が手に入る。
なお、青年のころはテルミナの父ザッパの鍛冶屋で寝起きしていた。
ザッパのかみさん(つまりカーシュの母親)によれば、参考書はベッドの下に隠すタイプとのこと。
(というか隠すタイプの参考書をベッドの下に収めているといったところか。)
ただ無念なことに、これは母親によって適切に処理された様子である。
比較的コミカルな面の目立つ彼であるが、ダリオ関連のイベントとなると途端にカッコいい一面を見せる。
蛇骨館関係者との専用イベントもあるため、ゲーム中では序盤以外にも活躍の場がある。
テイルズオブヴェスペリアの主人公のモデルであるのは有名な話。この他、権力者のヒロインや幼馴染の青年騎士やデコボコ騎士コンビも登場するが関係はまったく異なる。
関連タグ
クロノクロス ダリオ グレン リデル 二枚目半 残念なイケメン
ユーリ・ローウェル:「幼馴染の騎士がいる」「少年期の髪型がポニーテール」「ダークヒーロー要素がある(そうしなければならなかったとはいえ殺人を犯している)」など一部の設定が似通っている。相違点として、カーシュは騎士団の幹部で片思いしている相手がいるが、幼馴染の騎士と死別している。逆にユーリは騎士団を脱退しており恋愛関係になる相手もいないが、幼馴染の騎士とは今でも良好である。
以下はカーシュ様に関するネタバレが含まれています!
ネタバレ
HOME WORLDのカーシュ
HOME WORLDのカーシュは蛇骨大佐たちと死海へ遠征した際に行方不明となっている。すでに龍騎士団の殆どが死亡しており(死因は不明)、死海の止まった時間に取り込まれ「永遠の一部」として亡霊のような状態となって彷徨っていた。
後にセルジュたちが管理者を倒し、凍てついた炎を渡すまいとしたフェイトによって死海は消滅。カーシュたち騎士団の面々も運命を共にした。
ストーリーへの絡み
アカシア龍騎士団の一人として「10年前に亡くなった少年の亡霊(セルジュ)」を連れて来るべくセルジュの前に立ちはだかる。しかしこれは蛇骨大佐に友人として取り入ったヤマネコの命令であり、カーシュ自身は騎士として動いたに過ぎない。
セルジュらが蛇骨館に潜入後、キッドがリデルを人質に取った際は激昂するも蛇骨大佐に諫められ、悔しそうな様子を見せている。
その後、主だった人員たちはヤマネコと共に古龍の砦へ移動を開始。後を追ってきたセルジュたちを始末するべくゾアとマルチェラを率いて3対3の戦いを繰り広げ敗北。前述のように敗北を認められなかったもののゾアから撤退を告げられ、それ以上手を出すことなく引き下がった。
古龍の砦でセルジュ(と精神を入れ替えたヤマネコ)とキッドが姿を消すのを目撃した後、戦闘で重傷を負った蛇骨大佐を救助するべく隠者の小屋へ運び込んだ。
蛇骨大佐が不在の間、蛇骨館は凍てついた炎の情報を求めたパレポリ軍によって占拠されており、リデルは囚われの身となっていた。そこでカーシュはゾアと共に秘密裏にヤマネコ(の姿をしたセルジュ)と接触。二人が入れ替わったことを確信すると「パレポリに顔の利くヤマネコの姿」を利用し、強引にリデル救出左作戦に同行させた。この際、カーシュかゾアのどちらかを仲間にするか選択できる。リデル救出後には仲間にならなかった方もパーティーに加わる。リデルを救出した後は蛇骨のケガも完治し、恩義に報いるべく正式にセルジュの仲間となった。
以降はカーシュ自身がストーリーに絡むことはないが、終盤にはサブイベントが豊富に用意されている。セルジュ専用の最強武器を手に入れるためにはこれらをクリアする必要がある。
更なるネタバレ
ダリオの死の真相
本編開始より3年前、カーシュはダリオ、シュガール、ソルトンと共に亡者の島の亡鬼討伐へと赴く。奥には魔剣グランドリオンがあるかもしれないと先を急ぎ、シュガール&ソルトンを待機させ、ダリオと共に進んだ先で目当ての物を発見。カーシュが魔剣に近づいたところで場面は切り替わり、崖から落下するダリオ、親友を手にかけたことを独白するカーシュの姿が映し出される。
魔剣グランドリオンは手にした者の狂気を表出させ、正気を失わせる特性を持っていた。カーシュは一部始終を見ていたヤマネコから「真実を話したところで誰が信じる? ダリオは亡鬼にやられて死んだのだ」と口止めされる。直後、魔剣はヤマネコによって持ち去られた。
これだけを見ると魔剣を手にして狂ったカーシュがダリオを殺したように見えるが、実は魔剣を手にしたのは魔剣に呼ばれたダリオであり、カーシュは身を守るためにやむなく反撃したというのが真相だった。かすかに正気を取り戻したダリオ自身が「切れ」と口にするもカーシュに親友を切ることはできなかった。しかし、魔剣に支配されたダリオの人格が「カーシュは私以下の人間」「次はリデルを殺す」と言ったことで激怒し、反撃したことで悲劇が起きてしまった。
ANOTHERのダリオは死亡しテルミナにイルランザーと共に葬られたが、HOMEのダリオは生存している。こちらは隠しボスとして終盤に戦うことができ、見事打ち勝てばセルジュのシースワローとグランドリオンが融合し、最強武器グランドリームへと生まれ変わる。
悲劇の元凶はグランドリオンであるが、結果的に言えば「オレはダリオを殺していない」というカーシュの言葉は嘘だったことになる。またダリオが生きている世界ではカーシュが死んでいて、カーシュが生きている世界ではダリオが死んでいるのも皮肉な話である。