存在
HOME WORLD(以下HOME)ANOTHER WORLD(以下ANOTHER)ともにその存在があるが、
本編の10年前を境に、それぞれの運命は大きく変化している。
組織概要
エルニド諸島における自警組織。エルニド諸島は名目上、軍事国家パレポリの統治にある。そのため戦争が始まれば友軍として駆けつける義務がある。ちなみにエルニド諸島はパレポリをはじめとする様々な勢力に目をつけられているが、アカシア龍騎士団の存在があるためうかつに侵略はできないとされている。
関連年表
ゲーム開始時点における「現在」は、A.D.1020である。
年表(HOME・ANOTHER共通)
年代(A.D.) | 騎士団に関連する出来事 |
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900 | 大陸からの入植者がエルニドの原住民を退ける。入植者の中でも頭角を現した蛇骨一族が集落テルミナの長に就任。その後、自警団としてアカシア龍騎士団が結成される |
1003 | アカシア龍騎士団の蛇骨大佐、ラディウス、ガライ、ザッパらが大陸に着任(パレポリの軍人として戦争に参戦) |
1007 | ガライ、大陸の調査任務中に死亡 |
1010 | 蛇骨大佐、ラディウス、ザッパら退役、帰郷 |
年表(HOME)
年代(A.D.) | 騎士団に関連する出来事 |
---|---|
1011 | ファルガ、蛇骨大佐の元からの逃亡を試みる マルチェラ誕生 ファルガ、海上歓楽街ゼルベス設営開始 |
1016 | ヤマネコ、蛇骨大佐に接触 ラディウス、ダリオにイルランザーを継承 ラディウス引退 |
1017 | ダリオとリデル、婚約する ダリオ、カーシュら、亡鬼討伐のため亡者の島へ出発。この調査中にダリオ死亡(?) 団長以下四天王他蛇骨館の面々、死海に遠征、以後消息不明 |
年表(ANOTHER)
年代(A.D.) | 騎士団に関連する出来事 | |
---|---|---|
1011 | ファルガ、蛇骨大佐の元からの逃亡を試みる マルチェラ誕生 ファルガ、蛇骨配下に対する海賊行為を開始 | |
1016 | ヤマネコ、蛇骨大佐に接触 ラディウス、ダリオにイルランザーを継承 ラディウス引退 | |
1017 | ダリオとリデル、婚約する ダリオ、カーシュら、亡鬼討伐のため亡者の島へ出発。この調査中にダリオ死亡 | |
1020 | カーシュ、「幽霊」調査のため風鳴きの岬へ出発 |
組織について
構成(HOME)
A.D.1020現在、主たる構成員が行方不明であり、機能していない。
元団員としてラディウス、ザッパ、シュガール、ソルトンらが存命している。
拠点であった蛇骨館も現在はパレポリ軍に制圧されており、地上部分は崩壊している。
劇中で説明はないが、これはパレポリの内偵か落雷による火事が原因とのこと。
構成(ANOTHER)
団員(A.D.1020現在)
団長 | 蛇骨大佐 |
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四天王 | カーシュ ゾア マルチェラ (ダリオ死亡のため、一名分空席) |
団員 | グレン シュガール ソルトン 他多数 |
元構成員
元四天王 | ラディウス ザッパ ガライ(死亡) |
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元協力者 | ファルガ |
その他関係者
領主の一人娘 | リデル |
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領主お抱えの科学者 | ルチアナ |
領主の友人 | ヤマネコ |
団旗
青をベースに黄金色で縁取りされ、左向きの黄金色の龍の骨が描かれたもの。
ANOTHERの港町テルミナなどではためいているのを見ることができる他、
蛇骨大佐の固有エレメント「蛇骨団旗」使用時にはその全体像を大きく見ることができる。
本拠地
エルニド本島・蛇骨館。
周囲が断崖や森に囲まれており、要塞としての機能もある。
また正門は屈強な騎士ルートヴィッヒが警護についている。
戦闘様式
剣や槍、ハルバート様の武器を用いた白兵戦術とエレメントによる魔法攻撃を併用した、
エルニド諸島の自警組織ならではの戦闘様式を持つ。
また龍騎士団の名の通り、「竜」(馬程のサイズ)に跨っての機動戦も得意とする。
四天王では、カーシュ、ゾアらがエレメントを通してこの戦術をとることもある。
ただし竜は飼育・調教ともに難しく、実際に龍を与えられるのは少数であるともされている。
一方で、竜とそれを駆る騎士による人竜一体とも言うべき連携攻撃は大国パレポリ他の侵略軍にも恐れられており、小さな諸島であるエルニドがパレポリの領地下とは言え本格的な支配下に置かれないのは、龍騎士団の軍事的能力の高さも一因である。
またANOTHERでは、警備などにルチアナによる機械兵器・生物兵器なども試験的に用いられる。
ただ昨今ではその蛇骨館の警備などにヤマネコが持ち込んだ怪物も使用されており、リデルなどはこれに不快感を示していた。
なお作中では蛇骨館(ANOTHER)にて、竜のエサやりを体験することができる。
この「竜」が龍族や龍人と関係があるのかどうかは不明。
アカシア龍騎士団とイルランザー
イルランザーとは
古代の「龍人(龍の民)」が製造した白色の剣。HOME、ANOTHERともにその存在がある。
邪気を払うとされ、「聖剣イルランザー」と呼ばれる。
元ネタはクロノクロスの前身となった「ラジカルドリーマーズ」から。龍人に関する設定を除けば、その他の設定は本作と同一。
イルランザーの継承
イルランザーはアカシア龍騎士団が保有しており、卓越した団員(四天王など)が継承してきた。
しかしHOMEではダリオと共に行方不明となっており、ANOTHERではダリオ以後の継承者が現れておらず、港町テルミナにあるダリオの墓に墓標として捧げられている。なお、ダリオの死体を見つけたのはラディウスであり、イルランザーを墓標としたのも彼である。
マルチエンディングにおける龍騎士団
本作「クロノクロス」では前作の「クロノトリガー」同様マルチエンディングが採用されており、
物語の推移、経過によって龍騎士団がたどる運命も変化する。
ラジカル・ドリーマーズにおける組織
前身となるノベルゲーム『ラジカル・ドリーマーズ』に登場する組織の表記は「アカシア竜騎士団」である。
こちらでは以前に組織の長を務めた蛇骨大佐は故人で、リデルはその後継者の養女として登場する。
白き聖剣イルランザーも登場しており、こちらでは赤き魔剣グランドリオンと共に遥か古代の賢者によって鍛えられたとされ、かつてはアカシア竜騎士団一の剣の使い手「ゾランダ」が持ち主だったとされる。
関連イラスト
関連リンク
関係者
前作
以下はアカシア龍騎士団に関する重大なネタバレを含みます
ネタバレ
Homeのアカシア龍騎士団は、ヤマネコから「死海に凍てついた炎がある」と話を持ち掛けられ、死海へと赴く。しかし団員の殆どは死亡し、その魂は死海の「停止した時間」に囚われてしまっていた。亡霊のような状態となって死海を彷徨い、主人公たちを前にしてもその姿を認識することができていない(主人公たちからは姿は見えるが、触れることも話すこともできない)。
その後、セルジュたちが死海の管理者ミゲルを倒す。凍てついた炎を敵に渡すくらいならばとフェイトの手によって死海は消滅。アカシア龍騎士団も運命を共にした。