「あなたがそうしたいと思うのなら協力はする」
「それを決めるのは私じゃない あなた達人間よ」
プロフィール
性別 | 女性 |
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好きなジャンル | スイーツ、美術品 |
好きなアイテム | 雲海蟹クリームコロッケ、最後の合唱 |
傭兵団名 | ヒカリと百人の下僕 |
CV | 下地紫野 |
イラストレーター | 齋藤将嗣 |
海外の名前 | Mythra(ミスラ) |
概要
主人公レックスのパートナーとなった天の聖杯と呼ばれる伝説のブレイドホムラのもう1つの姿。ホムラからはヒカリちゃんと呼ばれている。
初登場は第三章終盤。この時は活躍こそしたが顔見せ程度の出番であり、本格的に登場するのは四章中盤から。五章からいつでもホムラとチェンジ可能となる。
その容姿は赤髪短髪のホムラとは対照的に、髪の色は金髪、髪の長さは腰のあたりまで伸びる。それ以外に、瞳の色や衣装のデザインも変わる。コメディ要素の減る中盤からの登場なので、ストーリーではシリアスな表情を浮かべることが多い。またかつての仲間が記憶を失っていたり、敵になっていたりなど哀しい境遇にあることから寂しげな表情もよく見せている。
反面、ギャグ要素の強いキズナトークでは見事なポンコツぶりを披露してくれる。
なお、ヒカリとホムラは互いを認知しており、表に出ていない間の記憶も共有しているため特に不自由はしないという。またテレパシーのような形で会話が可能となっている。
名前の通り光の力を操り、また因果律予測で「数秒先の未来の映像を見る」ことができるなど、並みのブレイドでは太刀打ちできないほどの力を誇る。
更に、強力な起動兵器セイレーン・デバイスを従えており、有事の際はこれを呼び出して戦闘に参加させる。ただしイベントのみの仕様でありバトルでは使用不可。
しかし、シンによると彼女の攻撃の正体は加速させた粒子エネルギーであり、それは重粒子故に攻撃速度は僅かに光速度に及ばないとのこと。そのため、本気を出せば光速度に達するシンの攻撃には因果律予測をもってしても歯が立たなかった(予測できたとしても対処が追い付かないため)。
加えて、デバイスの力も崩落を引き起こす可能性があるため屋内では使用できないという制約もある。
観察力と頭の回転が恐ろしく早く、洞穴内でも威力と位置を計算することで一発だけ大技が使えると見出すシーンがある。
人物像
気が強いように思えるが、トラ親子のイベントでは感動のあまり涙を流すなど涙もろい。これは彼女自身が「仲間」や「絆」を大事に思っているという証左である。
カグツチとのキズナトークでは、彼女の日記に「一度だけヒカリに勝ったことがある」という記述があり、それを知ったヒカリは頭から嘘だと決めつけカグツチを怒らせてしまう。このように負けず嫌いなところがあり、カグツチと再戦するというオチになる(しかもこのやり取りをするのがラストダンジョンである)。
規格外の力を持つ一方で、温泉やスイーツが好きだったりガールズトークに花を咲かせたり、ニアの「かめあたま」発言に赤面するなど、年頃の少女らしい一面を覗かせることもある。
500年前から眠っている間に徘徊する癖(夢遊病)があり、4話ではヒカリが無意識のうちにレックスの隣で眠ってしまい、彼の腕をヒカリの胸に当てている描写が見られた(案の定ヒカリはパニックのあまり、レックスに物を投げつけているシーンがある)。
過去
かつて現アーケディア法王のマルベーニによって世界樹から持ち出された天の聖杯の1つ。しかしある出来事が原因でもう1人の天の聖杯は暴走し、人間を滅ぼそうと殺戮と破壊を繰り返し始める。
そこで、英雄アデルはその脅威に対抗するべく抵抗軍を結成し、500年前にコアだったヒカリと同調した。
アデルのブレイドとしてヒカリはもう1人の天の聖杯と激闘を繰り広げ、そして勝利する(この戦いは後に聖杯大戦と呼ばれ、追加シナリオの『黄金の国イーラ』で描かれる)。ちなみに、スペルビアの宝珠カグツチやイーラの首魁シンとはこの時代の仲間である。
しかし、あまりに強大な力を持つ聖杯同士の戦いによって3つの巨神獣が雲海に沈み、多くの人間が犠牲となった。ヒカリはこの力が二度と使われることがないよう、大戦が終結した後に聖杯の力を封印し古代船の奥底で眠りについた。その際ホムラという姿、人格を作り出し、レックスと出会った後もホムラの中で眠っていた。
本編
前述のようにホムラの中で眠っていたが、イーラとの戦いで窮地に陥ったレックス達を救うために目を覚まし、以後はレックスやホムラ達と共に楽園を目指すことになる。
始めは封印された自分を目覚めさせたレックスに反発していたが、旅の中で成長していく彼を次第に認め、信頼するようになっていく。
だがしかし、かつての仲間たちは死別したり記憶を失っていたり敵になっていたりなど、随所で悲しい現実を突きつけられる。なお、協力を申し出たマルベーニのことは最初から最後まで信用しておらず、終盤ではシンの豹変に関しても見当がついていると述べている。
黄金の国イーラ
有料DLC「エキスパンション・パス」で追加される追加シナリオ「黄金の国イーラ」でも登場。先述の500年前の聖杯大戦の時代のイーラ王国を描く本作でもパーティメンバーとして活躍する。
本編と大きく違うのはホムラの人格が生まれる前であるため、ホムラが登場しないこと。そして、本編でのブレイドの武器を受け渡しながら戦うという戦術が確立されるより前の時代であるため、ヒカリ自身が剣を振るって前衛に立つこともある(これはカグツチやワダツミとも共通)。
暴走し破壊と殺戮を繰り返すもう1人の天の聖杯に対抗するため、アーケディアからイーラ王国にもたらされた。イーラの王子アデルと同調し、王に聖杯の討伐を命じられたアデルに付き合っている。同調して間もないからか力加減がわかっていないようで、聖杯の力を使うことに躊躇がない。カグツチには「単細胞」、アデルの従者のミルトからは「バカの1つ覚え」と注意されている。また人付き合いに関してもシンからは「思いやりに欠ける」と言われるほど、ずけずけとものを言う。そんな彼女をドライバーのアデルはさながら保護者のように暖かく見守っている。
本ストーリーのヒカリの最大の特徴として、凄まじい創作料理を作るという点である。一応本編でもホムラがヒカリは料理下手という旨の発言をしていたが、「諸般の事情により封印」しているとのことで具体的な描写はされなかった。
しかし、この黄金の国イーラで描かれるヒカリの料理の腕前はというと、黒煙が上りモザイクがかかっているという、ギャグとして期待を裏切らない代物を作り出す。
ミルトからは「僕(デバイス)なんてメじゃない」と極端に恐れられており、シンも「切り捨てたくなる」と拒絶、ついでに忍耐力のフィールドスキルが強化される。口には出さないが、ヒカリの行動に寛大なアデルでさえ、ヒカリを調理場からそれとなく遠ざけようとしている。ちなみに本人には一切の自覚なし。
一方で、ユーゴなど、あまり食べ物がおいしくないスペルビア出身の人物にはそれなりの好評を得ることもある。
能力
共通 | |
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属性 | 光 |
ロール | 攻撃 |
武器 | 聖杯の剣(専用) |
物理防御 | 5% |
エーテル防御 | 10% |
バトルスキル |
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アシストコアスロット数 | 2 |
本編 | |
補正 | エーテル力10% |
必殺技 |
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ブレイドアーツ | 会心アップ、リキャストアップ |
フィールドスキル | 光属性の力、集中力、ガールズトーク |
クールタイム | 4 |
黄金の国イーラ | |
補正 | エーテル力15% |
アタッカーアーツ |
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サポーターアーツ |
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必殺技 |
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フィールドスキル | 集中力、光の力、ガールズトーク |
クールタイム | 2 |
数少ない光属性のブレイド。光属性のコモンブレイドは存在せず、レアブレイドも他にはKOS-MOS Re:ぐらいしかおらず、エキスパンション・パスや2周目要素を含めても計5体とかなり希少である。
攻撃のダメージに直接干渉するスキルをあまり持たないので、一撃の重さに特化したホムラと比べると攻撃役としては劣っているようにも見える。
しかし、コアチップやアシストコアでクリティカル率を増強すると、上記のバトルスキル「光速連撃」によるリキャスト回復効果でアーツや必殺技を他のブレイドでは実現できない速度で連発することができる。それによって数少ない光属性でありながら、「超新星(光→光→光)」や「ファイナルウェザーレイン(光→光→水)」といった高難度のブレイドコンボも容易に達成できる。
また、必殺技のレベルは他のブレイドと共有するので、ヒカリで必殺技を溜めてから他のブレイドでコンボ…といった戦略もとれる。ただしヘイト減少の類を持つスキルが一切ないため、アーツや必殺技の連発によるヘイトの稼ぎ過ぎには注意が必要。防御力も皆無なので狙われるとヤバイ。
また、全体の命中と回避を底上げする「因果律予測」も地味ながら強力。特に高レベルのユニークモンスターを相手にする時などは非常に重要な要素となり得る。
総じて、一撃の火力に特化するよりも、戦闘を有利に進めるゲームメイカー的な存在と言えるだろう。
ちなみに、ホムラを戦闘に出している状態でレックスが立て続けにダメージを食らうと強制的にヒカリに切り替わり、暫くの間他のブレイドに切り替えられないので、他のブレイドを絡めた戦いを繰り広げる際は注意が必要。
フィギュア化
ホムラと同様、2019年グッドスマイルカンパニーよりフィギュアが発売された。
ポーズがホムラと逆向きのため、左右に合わせて飾る事が可能。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
発売当初から「スピリット」として登場している。収録された際、大幅なイメチェンが行われていた事で注目を集め、それが原作にも逆輸入された事でさらに話題となった。
詳細は多人数戦闘用衣装のヒカリの記事にて。
また、2021年2月18日に配信されたニンテンドーダイレクトで、有料追加コンテンツ第9弾のファイターとして、ホムラと共に参戦が発表された。
詳細はホムラ/ヒカリ、ヒカリ(ファイター)を参照。
関連イラスト
黄金の国イーラ
着せ替え等
初期デザイン
関連タグ
レックス(ゼノブレイド2) ホムラ(ゼノブレイド2) ヒカリ(ファイター)
ニア(ゼノブレイド2) トラ(ゼノブレイド2) メレフ ジーク・B・極・玄武
ビャッコ(ゼノブレイド2) ハナ(ゼノブレイド2) カグツチ(ゼノブレイド2) サイカ(ゼノブレイド2)
ラウラ(ゼノブレイド2) シン(ゼノブレイド2) カスミ(ゼノブレイド2)
Πνευμα ← 物語中盤~終盤のネタバレあり
ホムヒカ:カップリングタグ。
モードチェンジ:ホムラとの関係性をモノリスソフト取締役の高橋氏はこう例えている。
※以下はゼノブレイド2終盤のネタバレを含みます!
ネタバレ
真の目的
ホムラとヒカリが楽園を目指していたのは、自らの力を危惧し『神』に頼んで自分たちの存在を完全に消滅させてもらうためだった。戦いの中で傷付くレックスを見ている内にその望みは強くなり、ヒカリは「自分の力は皆を苦しめるだけ。消えてしまった方が世界のため」だと思うようになってしまう。
しかしながらホムラがルクスリア王に処刑されかけた際、助かるための道筋を示すなど彼女を破滅の道連れにしたくなかったことが窺える。自害する手段を持ちながらそうしなかったのか、二つの人格だった故に相手を思いやっていたからなのかもしれない。
自己犠牲
第六話最後の戦いにて、突如として現れたシンにレックスたちは敗北を喫する。ヒカリの力を以ってしてもシンには及ばず、追いつめられたレックスは無力化されコアを奪われそうになる。そこでホムラは、僕(デバイス)を操って自分に照準を向けさせ、自らを消し去ると脅すことでシンを引き下がらせた(もしも叶わなかった場合は、レックスにコアを移植して自分だけ消えるつもりだった)。
その後、囚われの身となったホムラはメツによって力と記憶を奪われ、意識を閉ざしてしまう。レックスたちが助けに来た時には、すべてが終わった後だった。
復活と覚醒
だがそんなホムラの姿を前にしてもレックスは決して諦めず、シンに立ち向かって行く。精神のみとなったホムラとヒカリは、自分たちの想いを伝えてレックスを下がらせようとするが、それでもレックスは想いを叫びながらシンと切り結ぶ。「君一人のために楽園に行きたい」と。
その想いを受け入れたホムラとヒカリはレックスの手を取り、再び同調を行う。一つになった想いは奇跡を起こし、消滅したはずの第三の聖杯の剣を復活させ、ホムラとヒカリは天の聖杯として真の力と姿に覚醒するのだった。
二つに別たれた人格と力が一つになったことで「想い描いたすべてを体現する」という能力が行使できるようになり、以降は戦闘中にのみ特定の条件を満たすことで覚醒させることが可能となる。それ以外では今まで通りホムラとヒカリに別れた姿で行動する。
以後の顛末についてはこちらのネタバレを参照。